α200での3種類のCFテストで、高速タイプでもそうでなくても、カメラ撮影時の書き込み時間の差は実感できない事を掲載したが、それでは、α200つまり1眼レフデジカメではなく他もデジカメや記録メディアに付いても試したくなった。
ところで、現在何種類の記録メディア(メモリーカード)があるかと言うと下記の様になる(スマートメディアは現行機での採用機が無い為、除外)。
※下記M:メガ、b/s:ビット/秒、B:バイトを表す。
1 | SDカード |
SDカード、miniSDカード、microSDカード、SDHCカード |
デジカメだけでなく携帯や音楽プレーヤーで多く採用。実質標準となっており、値段も安い。2GMで1千円以下も販売されている。 |
2 | CFカード |
・昔の標準タイプ ・×133タイプ ・×300タイプ(リード45Mb/s、ライト35Mb/s) |
・×は倍速ですが、何を基準にしているかと言うとCD速度換算で150Kb/sを一倍速として換算。 つまり ×133なら150kB×133=20Mb/s ×300なら150kB×300=45Mb/s |
3 | xDピクチャーカード |
・標準カード ・typeM、typeM+(標準互換で大容量版) ・typeH(高速版) |
・オリンパスと富士フイルムが採用。 |
4 | メモリースティック |
・メモリースティックプロ(15~160MB/秒転送速度) ※容量が128MBまであり、256MB以上はPROが付く。 ・メモリースティックPROデュオ、メモリースティックマイクロ(M2) ※サイズの違いのみ ・メモリースティックPRO-HGデュオ(120~480Mb/sの転送速度) |
・主にソニー製品で採用されており、主流はディオになっている。 |
と言う事で、上記4を除き試して見たが、高速版と言われるタイプのメリットは体感速度では全く感じられなかった。つまり、コンパクトデジカメでは、ハイスピート版を使用しても、私が持っているカメラでは、全く活かされず、書き込みが大変遅いと言う、α00の逆の結果が出た。
※α200で1010万画素のノーマルで撮影すると3MBから4MBになる為、最大32Mb/s以上の書き込み速度があれば、1秒以内で書き込めるはずであるが、上記2のCFの速度はあくまで、読み込み速度である為、推定するに一眼レフ内でのバッファリング処理をしているのだろうと思われる。
これからすると、高速版の意味は余りなく、かえって、弊害の方、つまり互換性がなくなり、デジカメが対応できていないとか一番大きいのはカードリーダーが、対応できていない場合、最悪せっかくとった写真がお釈迦になってしまう事等の問題が大きい。実際、xDピクチャカードのtypeHでこれが発生した。またデジカメ側での対応も課題だが、OSの対応も課題で、古いカードリーダではWindows Vistaに対応されていない物も多く存在する。
※毎回思う事だが、メーカーの技術者の先読みが不足しているのか、進歩が激しいのかわからないが、既にこれらの商品が一般の消費者の製品になっている以上、もう少しまじめに考えて欲しいと思う。
※メーカーがPRしている機能が実際発揮できるのか、検証がされていない気がする。
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