社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

2009年6月20日be on Aaturdayその1「家計診断 こんなときどうする?」

2009-06-20 21:51:13 | 日記

本文の記事の質問は「夫が退職、妻と暮らしにコツコツためた金融資産運用・管理はどうすればよいのか」だった。朝日新聞の本件の記事のタイトルだけを読むと、皆さんは最初に、何をイメージされるだろうか?私は、ほぼ平均的な金融資産か、或いはそれよりかなり低い金融資産しか持っていない方の相談をイメージした。

以前朝日新聞「貯蓄平均1700万円割れ 08年 100万円未満も一割」よりでも掲載したが、お年寄りの実態は私自身未だよく捉えていないが、少なくとも若者より裕福であると考えている。

大卒の退職金の平均額は2,300万円、退職までの平均貯蓄額は1,000万円、ローンを退職金で返して、その時点で、平均金融資産として2,000万円~2,500万円平均年金は約20万円(65歳)弱と言うイメージである。※かなり、勝手に解釈している所もある為、金額にはぶれが有るとは思うが、それほど違いはないと思っている。

さて、本記事での例では下記の質問が掲載されていた。

『今年、夫(65)が退職、後は立て替えたばかりの自宅で妻(62)と悠々自適の生活を送るつもりです。コツコツためた金融資産は退職金を含めて4千万円。悩みはこの資産をどう管理すれば良いかということです。いまは3つの金融機関で普通預金とと定期預金にし、僅かな利子が付いているだけす。でも株価暴落を急激な円高を目の当たりにして、素人は手を出すべきではないと思いました。利子が少なくても元本が安全な良しとすべきなのでしょうか。収入は年金が夫婦合わせて付き32万円支出は生活費等月平均45万円ほど。年間160万円ほどを資産から取り崩すことになりそうです。今後20年間で合計3200万円なので、心配ないと思うのですが、専門家の意見も聞いて見たいです。』

 との事だが、実際の記事アドバイスの部分はばかばかしくて、掲載しない。

理由を述べる必要はないと思うが、あえて述べるとする。

もう少し豊かに暮らしたいその為には、平均年金から10万円程不足すると言うのが総務省等が調査した結果でもある(家計の消費支出31万680円(13ヶ月連続減少)参照)。その為に、年金で我慢するか、退職までの金融資産を食い潰しているというのがごく平均的であり、実際現在の若い方の実情を考えるとこれでも十分裕福と思うが、この相談者の方は、既に平均からしても十分豊かな年金を得ており、更に上を目指されている(つまり裕福を求めている)と言う事になる。

要は言いたかったのは、このようなどうでもよい(失礼とは思うが)方の質問に対してその意見を取り上げて掲載する朝日新聞にも疑問が残ると言う事である。新聞さえ取れない方もいる中で、こんな裕福な方を例題にしなくても、いくらでもこの様な方の資産運用に付いては、銀行や証券会社がVIP扱いで行なっている為、新聞で取り上げる必要はないと思うが・・・。

しかし、個人的にはこういう贅沢な方が少なくとも極一部にいらっしゃると言う事が分かっただけでも、日本の現状を知る上で助かるが・・・。

つまりバブル崩壊後の格差社会から、昨年のリーマンブラザーズの世界同時恐慌の中で、極端な格差社会が更に始まっているのかも知れないと思う。


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