四條畷吹奏楽団の第30回目の定期演奏会が開催された。招待状が来た事もあり、奥様と出かけた。その目的の一つが今回のテーマだ。昨年末、富士フイルムFinePix HS10を購入したが、この機種のコンサートホールでの撮影能力(機能)を試したかったからだ。購入後ではこの環境で試す機会はなかった。観客席からの高倍率で且つ高感度撮影で、演奏者が動くつまり被写体ブレが発生する状況をどこまで撮影できるか?
![]() | +/-の右のボタンが連写ボタンだ。このボタンを押して、連写やズームアップ3枚撮りなどの機能を試す事にした。このボタンと後ろ側のクロスキーを右手だけで操作して機能を切り替えるが、慣れないとスムーズには設定できない。この辺はまだこなれていない印象だ。 |
実はこれはある程度予測できていた。2010年にほんご教室「国際交流わくわくパーティ」や社会福祉法人の特別養護老人ホームの慰問でHS10を使用して撮影したからだ。そう高感度撮影と30倍の光学ズームの威力は既に私のカメラの中では一眼レフをも超えて最強となっていた。マアー色合いが綺麗かどうかは別だが・・・。一方コンパクトで同じ様な高倍率機では、Panasonic LUMIX FZ18も高感度と手ぶれ補正が強力で、特にズーム倍率が凄い(再びお月さまの撮影その2(Panasonic Lumix FZ18))。
さて、実は何でも知っている様に、デジカメの機能の話をするが、最近デジカメの操作説明書をあまり詳しく読んでいない。別にデジカメだけでもないが・・・。そうつまり本来その製品が持っている機能をはたして活かしているのだろうか?それより以前にデジカメの基本的性能も含めて、はたして使いこなしているのだろうか?と言う疑問がある。
これに対する答えは、NOだ。実は全く使いこなしていない。
しかしそれはユーザーの責任ではないだろうと思っている。それを各デジタルカメラのメーカーに期待するので、デジカメのオートでどこまで撮れるか?これが今までのスタンスだった。従って自動(オート)で撮影できる能力がデジカメの能力として評価して来た。もちろんこのオートの中でストロボのON/OFFやマクロのON/OFFの設定等は仕方がないと思っている。そしてWBや露出補正等も同様に・・・。そして再びお月さまの撮影(FUJIFILM FinePix HS10)で、スピード優先露出を使ったがフルオートで撮影できない物が多いのも確かだ。
今回はFUJIFILMのFinePix HS10のカタログでPRされている機能を試して見た。実は取説でこの機能を知ると言う事はあまりない。実際はカタログの方がよくその機能を説明しており、カタログから知る事の方が多い。
そして今回は、たまたま操作したボタンで、カタログに掲載されていた機能が頭に浮かんだ。これを、実地で試したと言う事だ。CMOSの特徴である高速性を利用した機能、連写だ。今回は取り説を読まなかった為、操作が予測できた連写(本来はシャッターボタンを押している間連続撮影するが、これを知らなくて、適当にシャッターを切っている)とズームアップ3枚撮りを試した。
高倍率の方で行けばズームアップで光学30倍×2倍=60倍となる。しかしどちらかと言うと高倍率より、連写の機能を改めて認識する事になった。被写体が動く場合(通常はそうだ)、ベストショットだと思ってシャッターをきっても(撮影しても)、どんなに高価な一眼レフで撮影しても、ベストショットとはならない(と思う。私の腕が未熟なのかは知らないが)。それを補うのがこの連写機能だ。これはデジタルカメラだからこそ実現できる機能と思う。これを活用しない手はない。
と言う事で、今回試した。その効果は絶大だったと思うが、ズームアップはトリムによる拡大とあまり大差ない。やはり連写だ。これは明らかに有効と思われる。特にこのカメラの高倍率が意味を持つ。特に被写体が人間ならそうだと思う。微妙な表現のずれは、これは高倍率ズームだけの問題でもない。連続する瞬間の動きがあり、それを自分の意のままに撮影する事は限りなく難しい。それをある意味補完してくれる。
そう決定的瞬間は、なかなかとれない。しかもそれがコンマ何秒の世界なら・・・。連続した写真を撮影してその中でベストな一枚を選択できる機能?膨大な無駄を生む機能?フイルム時代にはできなかった贅沢な機能の一番最たる物がこの連写機能だと思う。自分の反射神経とデジカメの能力を補完する機能だと思うが・・・。
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