社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 上下』

2015-11-04 10:50:40 | 趣味(読書)

アニメにもなっており、今更とは思いながら宮部みゆき氏の『ブレイブ・ストーリー』を読んだ。おなじような氏の作品としては『悲嘆の門』『英雄の書』があるが、これもまったく同様な作品だ。と言うかこれら二つの作品のむしろ原点となる作品だ。初刊発行が平成15年3月10日なっているので、氏の作品としてはかなり古い。

そして上記2つの作品と同様に長編だ。本当に長い。上巻で630ページもある。下巻の659ページと合わせると、1289ページもの長編となる。しかし、途中であきらめることもなく、あっという間に読破した。それほど、どんどん読み進められる読みやすい作品だった。

ストーリーも非常に分かりやすい。今更私が、ここで説明する必要が全くない。

そして読み進める内に、主人公ワタル(亘)が最期に何を望むか?これも予測できてしまうほどの分かりやすさだ。

そして最期にヒトからただ一人、半身のヒト柱に選ばれたのは、予想もしなかった方だったが、これもなるほどと思える程の人選だった。最初から決まっていた人選でそのストーリーと性格づけができていたのでこれも納得した。

 

いずれにしても大変素晴らしい作品だ。しかし長い。

ブレイブ・ストーリー上

書 籍:『ブレイブ・ストーリー 上』
著 者:宮部みゆき
発行日:平成15年3月10日初版
発行所:株式会社角川書店
価 格:1,800円(税別)

         縦1段組み630ページ

運命に
挑んだ
少年の
壮大なる
旅を描いた
波乱万丈の
冒険ファンタジー!
勇気と
感動の
涙を
もたらす
記念碑的
大傑作!!
僕は運命を変えて見せるー。
東京下町の大きな団地に住み、新設校に通う小学5年生の亘は、幽霊が出ると噂される建設途中のビルの扉から、剣と魔法と物語の神が君臨する広大な異世界ー”幻界”へと旅立った!

時代の暗雲を吹き飛ばし、
真の勇気を呼び覚ます渾身の大長編。

 

ブレイブ・ストーリー下

書 籍:『ブレイブ・ストーリー 下』
著 者:宮部みゆき
発行日:平成15年3月10日初版
発行所:株式会社角川書店
価 格:1,800円(税別)

         縦1段組み659ページ

尽きせぬ
感動の波が
押し寄せる、
和製
ファンタジーの
大傑作!

立ちはだかる
数々の
困難を前に、
ワタルの願いは
叶えられるのか?


さまざまな怪物、呪い、厳しい自然、旅人に課せられた過酷な運命が待ちうける”幻界”。
勇者の剣の鍔に収めるべき五つの宝玉を獲得しながら、ミーナ、キ・キーマらとともに「運命の塔」をめざすワタル。先を行くライバル・ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる”幻界”の未来は?
そして現実世界で亘の願いは叶えられるのかー。

息を呑み、胸躍る数々の場面、恐ろしくも愛らしい登場人物たちー。物語の醍醐味がすべて詰まった2,300枚!

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