社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

格差社会の拡大は身分制度へ逆行するのではないだろうか?

2014-11-16 20:16:55 | 日記

現代ビジネスこの国は金持ちと貧乏人に分断された第2部 新・富裕層はこんな人たち、新・貧困層はこんな人たち 日本人の6人に一人が貧乏で71人に一人が大金持ち
を読んだ。

'11年の日本で100万ドル(約7800万円)以上の投資可能資産を保有する富裕層は約182万2000人。日本人の約71人に一人
・・・・
「5億円以上の金融資産を持っている富裕層を『ビリオネア』と呼んでいますが、'09年に2万6326人だったのが、'11年は3万4879人と増えています。その多くは医療法人や弁護士事務所を経営している。
・・・・
彼らのほぼ9割が何かしらの不動産を保有していると考えられます。そのうち約10%がマンションオーナー。マンションといっても一棟丸々保有していて収益性が高いため、富が富を生み出すのです

が富裕層の方の話だ。金持ちの定義は難しいが、少なくとも、11年時点で182万人つまり日本人の約1.4%が、この金持ちとなるようだ。投資可能資産と言う定義がどこまでを指すかは疑問だが、当然自宅は含まないだろうし、生活費として必要な所得も入らないだろうから、実際の保有資産と言う意味ではこれより遥かに多くの資産を持っている事になる。

単純に株などに投資している資産が100万ドルと言えばなんとなくなく分かるような気がする。そう株や不動産等の投資につかっている金額がいくらかと?

確かに不動産への投資で言えば、上記の記事にあるように、マンションを一つ所有しているイメージでないのは確かだ・・・。

まあいずれにしても、金持ちの数は増加しており、且つ更に金が金を生み出している状況と言う事らしい。

そしてもう一方の貧困層の方はというと

相対的貧困率(所得が所得分布の中央値の半分に満たない世帯員の割合)は、'03年の14・9%から'09年には16%に上昇した。日本人の約6人に一人が平均所得の半分以下の収入で暮らしていることになる。

・・・・

生活保護受給者は増加の一途で、'12年3月現在、その数は約211万人(約153万世帯)。これに必要となる予算は約3兆7000億円と膨大なものになっている。

・・・・

現在、40代を中心とする中高年フリーターが問題となっています。非正規労働者のまま、若者ではなくなった人たちで、多くは無年金と言われています。

・・・・

高度成長期には、貧しくとも、将来はよりましな生活ができると期待できたから、低賃金でも不満を募らせることはなかった。

しかし、今やひとたび貧困層に転落してしまえば、職どころか、満足な食さえ手にすることができない。将来が良くなる見通しもない。真面目に働いても報われない、という絶望と諦めが新・貧困層にはある。

・・・・

年収200万円以下の両親の下で育った子どもの4年制大学進学率は28・2%

・・・・

こちらは更に貧困層が拡大していると言う事らしい。そしてその貧困層の年収は更に下がっており、且つその子ども達の将来も期待できないと言う。

富裕層がより資産を拡大するのは、別にかまわないが、問題は貧困層が更に拡大するのは、日本の将来に取って大変な事になる気がする。若い人たちのヤル気が損なわれ事なく、仕事に一生懸命取り組める社会の形成が必要だ。

アルバイトや派遣社員と言う制度は必要だと思うが、これがどうも最大の問題になっている気がする。日本では正社員を解雇するのが難いため、このようなシステムが発達したのだろうが、米国並に正社員を解雇できるようになれば、改善するのだろうか?そう正社員をもっと簡単に採用できるように!

アルバイトや派遣社員への制限が必要なのではないだろうか?昔はアルバイトは、大学生や奥様の一時的な仕事だったではないか?派遣社員は専門的な仕事だけだったではないか?

このまま日本の社会が進むとまるで、昔の士農工商の時代の様に、身分や将来が生まれた家で決まってしまいかねないと言う気がするが・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿