社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

松岡圭祐の世界その19『千里眼 ファントム・クォーター』

2008-07-23 09:40:54 | 趣味(読書)


千里眼ファントム・クォーターA.jpg松岡圭祐の世界その18『千里眼 The Start』から始まる千里眼新シリーズ第二弾の紹介です。

前回で次の犯罪の予感が込められた、ステルスミサイルが、現実の物となって、日本を襲う計画が発覚する。世界中で日本の全企業の株が売られ、大暴落となるが、誰が何の為にしかけたのか?日本の企業が一度になくなる事はないはずだが・・・。

日本人が開発したフレキシブル・ベリスコープを更に小型化し、トマホークを覆う事で、完全に目にも見えない形にする。それを完璧にする為に、世界中の透視者や預言者等と呼ばれる人間をファントム・クォーターと呼ぶロシアの孤島にロシアンマフィアが集め、ゲームもどきのテストを行なう。

岬美由紀もボランティの名の下に、このファントム・クォーターに拉致される。このゲームはスティルスを見抜けるかどうかのテストであった。

美由紀を含む3名が合格したが、一人は金で買収して合格していた。残る一人と岬は、存在してはならない事から抹殺されそうになるが、危機を脱出する。

今回の事件はメフィスト・コンサルティング・グループのマインドシーク・コーポレーションがロシアンマフィアを利用して、実行させた計画であった。

台風が接近する中、危機管理が薄れる時期に、岬はロシアンマフィアの一発必中の言葉を思い出し、ターゲットが日本の中心でもあり、静岡の浜岡原発だと気づく。ここをトマホークで破壊されたら広島の3千倍以上の核爆発が起きる事になる。つまりほぼ日本列島が消滅する。

岬は携帯式地対空ミサイルを自衛隊から、持ち出し、一人スティルス・トマフォークが向かってくる海岸に向かう。そして遂に、その目に捉えて迎撃する。

と言うのが主な概要ですが、この間に、親友や、岬を頼ってくる患者との葛藤とうそつきの占い師等との人間模様も描かれています。

書 籍:「千里眼 ファントム・クォーター」
発行年:2007年1月25日初版発行
発行所:株式会社角川書店
価 格:514円+税
縦一段組み270ページ+解説




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