社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

Webの文字フォントその3(16ドットの世界に違いが存在するか?)

2008-05-22 10:22:51 | ITについて

Web(HP)の構築(フォントの指定)についての続きです。先週から、WEBでのフォント関して、色々調べながら、当社のWEBとその実現方法について試行錯誤していたが、ある程度結論が見えてきた。と言うか、最初から無理な推奨で有る事がわかっただけの事である。

要は、当社のWEBのガイドラインに印刷用のモリサワの書体『新ゴシック』の使用が推奨されていたが、その理由は私的推定ながら、Web(HP)の構築(フォントの指定)についてで述べた通り、印刷物に出来るだけ、合わせたいと言う事になる。もっとも推奨であって、会社の顔となるロゴ等や会社名の書体等は厳しく定義してあるが、この辺の運用に付いては、かなりフレキシブルに対応されている。

さて、もともとモリサワ、写研、モトヤ等のプロ用の書体は、あくまで印刷を目的として開発されたアウトラインフォントであり、画面に表示するのを考慮してはいない。というか画面表示は別問題である

つまり、画面の解像度はおおよそ72dpi(ドットパーインチ)に対して今時のLPB(レーザービームプリンター)でも1,000dpi以上あり、印画紙出力上は1,000dpi~4,000dpi(?)できれいに出力されるように設計されている

つまり、印刷のレベルでは、その書体の美しさや個性が出ても、画面ではその書体の特徴を生かすことが出来ないと言う事になる。クライアント環境を考慮すると、フォントとビットマップに埋め込まざるを得なくなるが、指定されている例で16ピクセルのメニュー文字をビットマップエディター等の画像加工ソフトでの文字入力で、16ピクセルでそのまま入力使用ものなら、マトモな文字にならない

従って、ある程度画面でも綺麗に認識できる大きさに拡大表示(例:24或いは26ポイント以上)し、それをビットマップに変換してから、縦横の倍率を変えないで、縦を16ドットにあわせるようにリサイズする事で、かなり綺麗な文字を作成する事ができる。

しかし、所詮画面の世界で縦横16ドットの世界で、多くの人がその書体を判別できるかは、はっきり行って疑問である。印刷用のアウトラインフォントは画面用には、設計されていないし、昔はその為に、16ドットや24ドットのアウトラインフォントではなく、画面用に最適化されたドットフォントを使用していた。

とは言っても、どういう事かわからない方も多いと予想されるので、以下にその実験結果と共に私の意見を述べる事にする。

下記の1~6は、どれも異なる書体ですが、太ゴシック系です。実際は、チョット修正しています。ならべて表示している為、その違いはある程度識別できると思いますが、個別で表示されたら、おそらく認識できないと思います。7~11も異なる書体ですが、これも上記同様と思われます。7がチョット薄く表示されていますが・・・。
※濃い薄いだけなら、イメージ処理でどうにでもなり為、問題は16ドットに圧縮された時の各文字の太さかなと思われる。

更に、バックが白色ではない場合を考慮すると、殆ど書体の識別が困難になってきます。下記には実は某メーカーのフォントもモットもよく使用されるマイクロソフトのMSPゴシックも入っていますが、それを認識できるでしょうか?

私の結論は、16ドットの世界では所詮、文字フォントを認識できない為、印刷用のプロフォントである必要はなく、モットも見やすいフォント、或いは誰でも見れる・編集できるフォントであれば十分ではないかと言うのが結論です。

この落ちは、私の見た限り、以前述べた写植機メーカーのオープンフォントに上記やり方で使用した場合には、実は一番近いのはASIXのフォントが一番似ており、次が何とMS Pゴシックとなりました。!!!
これらの違いを見分けられるでしょうか?

MSPゴ16.jpg

新ゴR16A.jpg

AXIS.gif

新ゴM16A.jpg

新ゴDB16A.jpg

MSPゴB16.jpg

新ゴEL16A.jpg

新ゴL16A.jpg

アニトーL.gif

10

VLPG.gif
11 アニトーM.gif

※さて、上記はいずれもWindows XPの環境で試していますが、Windows Vistaではまた、話がややこしい。オープンフォントのインストールがそもそもできない。
かつ、フォントの扱いかた、特に画面の表示方法をXPから変更しているようで、ビットマップエディターに文字入力を行なうと、XPとは異なる表示になります。
その為、あえてその画像を載せていません。このブログに投稿しているPCがVistaである為、XP上の画面を再現できない為です。



 


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