先日の朝日新聞の記事に総務省の発表した記事が掲載されていた。4月1日時点の推計によると、14歳までの子供の数は1,714万人で人口に占める割合は13.4%であり、35年連続で、減少したとの事。子供の都道府県別のデータ(08年10月1日現在)では、最も高かったのが沖縄(17.9%)、滋賀(15.1%)で悪いのが秋田(11.5%)、東京(11.8%)。最も東京は07年まで連続28年で最下位だったとの事。
さて、考えるに超高齢化社会と少子化とのダブルパンチは急速に進んでいると考えられる。この減少の意味する所は、日本の人口の減少を意味し、今現在約1億2、800万人ぐらいになっていると思うが、厚生省が予想するより早く、1億人を切りそうで、日本の将来がたまらなく不安でもある。年金システムの崩壊もしかり、老人介護の問題もしかり。アジアからの介護士の受け入れの記事やニュースが最近流れているが、国自身が、このままでは危ない。
周りを見渡しても、結婚していない男性と言うより、女性の数が多い。結婚しても、子供を産まない若い夫婦も多いと聞いている。一番は金の問題でもあるし、意識の問題でもあるのだろう。
実家から通う男性や女性が増えると、結果結婚しない、或いは晩婚化するのが恐ろしく進んでいる気がする。私の時代は男は30歳まで、女性は25歳までなどと暗黙の社会のプレッシャーがあったが、現在はどうもそうではないらしい。
東京都の女性1人が生涯で生む子供の平均数は1.05で、全国最小。つまり単純な計算であるが、生涯出生率が2.0でなければ人口はおのずと減少することになる。今はお年寄りが長生きしているだけの話であり、それも限界がある。皆が100歳まで生きれるわけでもない。従って、急激に日本の人口は減少する事になる。
何とかして、若い人が、結婚する意欲を持つような社会になって欲しいと願うばかりである。年寄りから見た目では、今の若い人の考えが分からない為、なぜ結婚しないのかが分からない。
人が生きる為の目標には、愛する奥様と出会い、結婚し、子供を授かって、育て、その家族の為に必死に働いて来た私の経緯があるが、一人で暮らすのであれば、その生きる目的は何だろうと思ってしまうのだが・・・。価値観の違いと言われてしまえば、そうなのだが・・・。
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