社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

定年退職後の再雇用を希望しない理由「妻の仕事を手伝いながら、ボランティア活動に取り組みたい」

2015-02-15 22:49:52 | 定年

定年退職への実感が日々増している。今年の4月末で定年退職となるが、それを強く認識したのは、定年退職6か月前説明会の案内が社長経由で私に送られて来た時だ(4月末定年退職で6月支給の夏の賞与はどうなるか?)。年明けのつい先月の事だった。会社も私が4月末で定年退職となるのを確かに認識していると・・・。

そして今月の頭に、また社長経由で、定年退職後の再雇用申請の書類が送られて来た。提出期限は今月末。つまり定年まで残りは2カ月しかない。

定年退職6か月前説明会で、大半の方は初めて退職金や再雇用後の収入等の事を知った。

それからまだ2カ月も経っていない。しかし私の場合は、すでに再雇用は希望しない事を決めていたので、即この書類にその旨を記入して提出した。これでもう引き戻しはできない。よほどの事がない限り、4月末での定年退職が確定した・・・・。

 

ところで、この再雇用申請の書類に面白い項目があった。

再雇用の希望あり、なしで、ありの場合には具体的にその勤務内容となっているが、なしの場合にはその理由を書くようになっていた。普通はありの方が理由が必要ではないだろうかと思いつつ、無難な理由を一応記載した。

妻の仕事を手伝いながら、ボランティア活動に取り組みたい」と。

この理由を書くに当たり、ネットで調べて見た。すると『高年齢者雇用安定法改正? 再雇用を希望しない人達の動向が変わる [★ 高年齢者雇用安定法改正]』にまさにその理由の調査結果が記載されていた。

男性は、「継続雇用後の賃金が安すぎるから」 28.5%、「他の会社に転職したかったから」 24.2%が高いとの事。

・再雇用・勤務延長後にやりたい仕事ができなかった
余剰扱いされたから
・職場の雰囲気や人間関係がよくなかったから
・再雇用・勤務延長後の賃金が安すぎるから
・再雇用・勤務延長後の身分・役職に納得がいかなかった
・再雇用・勤務延長後の就業時間に納得がいかなかった
後進のポストや仕事を奪うことになるから
・会社の業績が悪く、会社に迷惑をかけてしまうと思った
健康上の理由から
家族などの介護のため
家業を継ぐ予定だったから
・他の会社に転職したかったから
独立開業したかったから
趣味やボランティア活動に打ち込みたかったから
年金などの仕事以外の収入で十分に生活できたから
・その他

ネットで理由を調べたのはその無難な理由を書くためだったが、理由その物にも興味があった。

そしてなるほどと思った。

 

が、さて、それでは私は、なぜ再雇用を希望しないのか?改めて自問自答した。

 

そして、その答えは、定年退職がその一番の理由だ。つまり今まで十分に仕事した。すでに後悔する事はない。それぐらい真剣に仕事した。そして、家のローンはない。子供は卒業した。家族の為に、お金を稼ぐ必要はない。やりたい事もある。そして健康上もしんどいし・・・

しかし、再雇用を希望しない理由に「定年」という理由はなかった。

とう事でその理由を上記の調査結果と合わせて考えると

・再雇用・勤務延長後にやりたい仕事ができなかった
余剰扱いされたから
・職場の雰囲気や人間関係がよくなかったから
・再雇用・勤務延長後の賃金が安すぎるから
・再雇用・勤務延長後の身分・役職に納得がいかなかった
・再雇用・勤務延長後の就業時間に納得がいかなかった
後進のポストや仕事を奪うことになるから
・会社の業績が悪く、会社に迷惑をかけてしまうと思った
健康上の理由から
家族などの介護のため
家業を継ぐ予定だったから
・他の会社に転職したかったから
独立開業したかったから
趣味やボランティア活動に打ち込みたかったから
年金などの仕事以外の収入で十分に生活できたから
-> 現役ではないのだから当たり前!
-> 当然でしょ!
-> 再雇用とは関係はない
-> 当然でしょ!
-> 当然でしょ!
-> 当然でしょ!
-> 当然でしょ!
-> 当然でしょ!
私の場合は老眼と難聴が進み、仕事がしんどい
-> 再雇用とは関係ない
-> 本来は、再雇用とは関係ない
-> 本来は、再雇用とは関係ない
-> 本来は、再雇用とは関係ない
私の場合は、これが一つの理由だった
私の場合は、これが一つの理由だった。

結論で言えば、

1)定年退職後、働かなくても何とか食っていける。と言うのが一番の理由となるが、これを会社への再雇用を希望しない理由に書くと、何とも反発を買いそうだ。
本当はどうでもよいのだが・・・

2)健康上の理由(老眼と難聴が進み仕事がしんどい)を挙げると、それぐらいみんなそうでしょ!となり、これも反発を買いそうだ。
実はこれが一番のしんどい理由の一つでもあるが・・・

3)趣味やボランティア活動に打ち込みたいと言うのは、事実だが、それは実は理由ではない

仕事にどこまでプライドを持ってかつ責任感を持って仕事をするかによるが・・・

何とも言い難いが、私の目から見ると周りには、仕事が趣味な方が多い。あるいはボランティアを仕事にしている方も多い。いや仕事がボランティアと言う方も多い。

そして、改めて、趣味はなんですか?と聞くと「仕事」いや「仕事」しかないと言う方も多い。

 

私がここで言う趣味は、本当に趣味だ。フルートやギターを自分で演奏する。写真を撮る。旅行・・・・

私がここで言うボランティアは本当のボランティアだ。もう10年以上続けている日本語の講師や地域の清掃、そして今年は里山ボランティアだ。

 

これは、仕事以外で何をしますか?定年で退職した時に、何をするのですか?と言う問いへの答えだ。

従って、何もする事がないから「仕事をする」のも確かにその理由ではあるが・・・

 

趣味をその理由に挙げるとやはり反発を買いそうだ。しかしボランティアならある程度は理解されるだろう

 

4)家族の介護と家業を継ぐと言う理由があるが、確かにほんの少しは私の理由だ。
私の奥様は、家業を継いで個人事業主となっている。不動産業だ。奥様のお母さんから継いだ。
一方、奥様のお母さんは、病気の為、施設に入っているが、最近病気が少し進み、毎週奥様が、施設に行く。突然の対応も必要になってきている。

私が、少しでも奥様の仕事を手伝えば、奥様が楽になるのは確かだ。

そして、孫の為にも・・・。

が、これも事実を書くと何となく反発を買いそうだ。しかし事実だ。

 

と言う事で、再雇用を希望しない理由には、「妻の仕事を手伝いながら、ボランティア活動に取り組みたい」と記載した。


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