社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

NHKのニュース報道について?

2008-02-24 20:19:29 | 日記

最近のNHK(NHKだけではないが・・・)の放送(特に報道特集)に関して、何か視点がずれているか、掘り下げが足りないような気がする。何を言いたいのかはわかるのだか・・・

今日のNHKの18:10分からの海外ネットでコソボ”独立”と小麦等高騰続く途上国苦悩の報道番組があった。後者の食料高騰の報道の概要をまとめると

 開発途上国へWFPが食料支援してきたが、最近の食料品の高等により、調達が困難に困難になってきており、このまま高騰が続くと、食糧支援の維持が困難になる。食料高騰の主な原因は

  1. 中国・インドの需要拡大
  2. 主な生産国オーストラリア等の不作
  3. バイオ燃料

 結果、大豆、小麦、トウモロコシが高騰していると言うことだが、高騰しているのは事実だと思うがが、私がおかしいと思うのは、上記高騰の原因である。確かに原因の一因ではあると思うが、それなら原油がなぜ高騰しているのかの説明がつくかというとつかないと思うからである。何が言いたいかと言うと、ガソリンもそうだが上記も含めて、需要と供給で価格が決まっていない事が最大の原因ではないかと思う。

上記1~3は、あくまで需要と供給で値段が決まる時の要因を言っているだけである。つまり1で需要が拡大し、一方で2と3の理由で供給が減っているから値段が高くなっている事を言っている。

実際は原油もそうだが、今まで株や債権へ流れていた投機マネーが先物市場(金や銀と同じ)へ流れ込んでいる為であり、それを生産者もコントロールできないからであると考えている。またこれを言っても手の打ちようがない為、上記の問題提議の形でしか放映できなかったのかもしれないが・・・(勝手な解釈です)。

投機マネーが次にどの方向に向かうかによって、また状況は変わると思うが・・・。トウモロコシや小麦は既に2倍以上も上がっている為、これ以上投機が長い間続くとも考えられないが・・・。つい前に鉄・アルミ等が高騰したが、ズット続いたわけでもない。

日本にとっては、むしろ、上記1~3の問題よりは、原油高騰、高すぎる海外食料依存率と中国餃子問題等から、殆どの食材が値上がりする方が問題と思う。

一方で3.の元となる原油高の影響を考えた場合、全てに影響するのが、輸送費と電気である。環境問題との裏返しではあるが、車と電気を使わない生活を、今更日本を含めた先進国ができるかというとできないと思う。ならどうするか、化石燃料を使用した化学製品を別にすれば、車と電気は課題はあるが、解決する基礎的な技術は既に日本にはあるのだろうと思う。

簡単に言えば、太陽光発電や、原子力発電であり、燃料電池の技術である。もし、日本がどんどん技術を突き進んで行った場合に困るのは、産油国になる為、今度は別の問題が発生するはずであるが・・・。
電気の使用を世界規模(BRICSの次の途上国まで発展)で考えた場合、現在の技術では原子力発電しかないと考える。そしてその技術を持っているのも日本である。


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