
寒い12月10日、お昼頃庭の餌場にえさやりに出た。台所で林檎を刻んでいたら
ピーピー啼き声がしていたが、案の定「ひよ鳥」が庭の隅のほうからひょろ
ひょろと出てきた。
今年の夏過ぎごろから庭の木陰に潜むように動き回っていたのがこの鳥だった。
次第に人なれしてきて、私が雀にエサを播いても逃げずに、逆に近寄ってくる
ようになった。地面に播いた果物のくずを好んで食べるのがわかった。
庭の柿の実を食べつくしたこの頃は、私が刻んで出す林檎が待ちきれなくなっている
らしく、まな板の響きで喜びの声をあげているように聞こえた。
今日も雀に「ご飯だよー」の拍手をしたのだが、ひよ鳥のほうが寄ってきた。
しんぼう強く手を叩いていたら、3メートルそばのエサ台に上ってきた。
私は嬉しかった。人を恐れる性質が強いといわれる「ひよ鳥」が手の届くところ
まで近寄ってくれたんだもの。
私はこの鳥に「陽洋子」と名をつけた。どうもメスのような気がするのでこうした。
鳥から信頼をうるには、静かにうごき、優しく声や音を立てることが大事ではないか
とおもう。
6年ほどのエサやりできょうは、とっても幸せな日だった。
ひき続きビデオ撮影を試みるつもりでいる。もしも撮影に成功したら、発表したいと
思っている。
エサの準備の音や手をたたく音への反応がとても賢いなぁと思いました。
また、ひよ鳥の内容がアップされることを楽しみにしています。