高齢者は脳の働きが加齢にしたがって、次第に鈍っていきます。
ですが、身体を動かすことで脳に刺激をあたえ、頭脳の働きの能力低下を
抑えることができます。
身体のあらゆる部分を使って、脳機能の老化を抑えることが大切だということを
このブログ前号に書きました。これに関連する記事、毎日新聞2月12日
安味伸一記者の記事を以下に紹介します。
『筑波大征矢(そや)英昭教授の研究チームが、大学の院生とつくば市在住の高齢者の
グループに、短時間の自転車こぎ運動の前後の脳の働き(判断力)をテストしました。
テストは文字の色と意味が一致しているかどうかを判断させ、正答率や判断にかかる
時間を集計するもの。
短時間運動のビフォー・アフター比較と脳のどの部分が活発化するかの研究。
学生班は運動後のテストでは、判断速度が平均50%速くなり、左脳の一部が
活発化していたのに対し、高齢者班は、右脳にある「右前頭極」が運動前に
比べて活発化し、速度は平均16%向上した。人間の判断力は、ふつう
左脳の一部が担うことから、研究チームは「高齢者では加齢による脳の
機能低下を別の場所が働くことで補っている」と結論付けた。
習慣的運動が認知機能を高めることは知られているが、一過性の運動が
直接脳に作用するメカニズムはよくわかっていなかった。
こんどの研究結果は米国科学誌「ニューロバイオロジー・オブ・エイジング」に掲載された。』
高齢者は頭脳機能の老化を抑えるために、短時間の運動を毎日繰り返しましょう。
貧乏ゆすりでもなんでもいいです。私はパソコンの入力を続けることにしています。
ちっともタッチスピードが上がらず、誤入力が多いのに、半ばあきれながら
毎日パソコンに向っています。「自分のお守りは自分でする」と言い聞かせながら。