やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

カモの 秘密

2017-01-23 21:19:00 | 今日のやれこら
北風の吹く,寒い冷たい一日ですが
閉じこもってばかりでも,暇を持て余します。

“カモに遊んでもらうか”
日の傾きかけた午後,馴染みのカモがいる
河口湖までと,散歩に出かけたんです。

“居たぞ 居たぞ”
目当てのカモは,いつもの岸辺にいたんですが

“あっ 餌を 撒いてる”
カモの前には,何やら餌らしき物を撒いている
おばあさんが,立っています。

「餌をやっているんですか?」
おばさんの後ろから,声を掛けます。

『あっ! そ,そうです』
ビックリしたように,おばあさんは振り向き答えます。

そして
カモを見つめながら
「あれやこれや」,カモの話を語ってくれました。


『このカモはなぁー 親子なんでぇ』

「えっ ペアじゃないんですか?」
「てっきり,二組のペアかと思ってたんですよ」

『違うでぇ あの緑色の頭のが 親で 
         後はみな 子供でぇ』
(先日撮影)


おばあさんの話によると

 ・8年前に 今にも死にそうな雄の雛を見つけ
 ・余りにかわいそうなので 
 ・「河口湖管理事務所」の許可を取って,餌をやることにし
 ・無事に育った雄は,冬やって来た「雌」と恋に陥り
 ・雄1羽,雌二羽の子供もできて
 ・『順風満帆』のカモ人生? だったんですが
 ・ある日突然 愛しい「雌」が居なくなり
 ・以来 子供3人と・・・

と,いう事らしいんです。


そして
『毎日じゃあ 無いけどなぁ 餌を持って来てやるんでぇ
 遠くにおってもなぁ うちの声 聴いて 寄って来るんでぇ
 おーい おーい ゆうて 大きい声をだしゃあ なぁ』