おくすり ちょうだい

タムのお腹の赤みは、少し引いたんだけど、やっぱり噛んでいる。

お薬、飲めてないしなぁ。。。



で、妹（人間）が、病院に相談に行った。



妹『先生、だめなんです。お薬を口に入れたら、泡を吹いてよだれが、だぁー・・・・って』

先生『ああ、いますね。繊細な子で唾液を出しちゃう子、そうですか、だめですか。』

　先生は薬を見ながら、

先生『ああ、苦いからですね、きっと。』

妹『そうみたいです。吐き出したあと、つばがだぁ～って。。。で、１回しか、飲ませられなくて。。。』

先生『じゃあ、これ、試してみましょうか？』

妹『なんですか？』


先生『おくすりちょうだいって言うんですけど、、、』




と、試供品でお試し！ということで、妹（人間）が白いケースに青いキャップの、塗り薬のようなものをもらってきた。




妹『なあなあ、これ、試供品でくれはってんけど、ネットで調べてみたらけっこう絶賛されてるから、うまくいくかもしれへん。試してみよう。』

姉やん『？？？それ、何なん？』


妹いわく、薬をうまく飲めない犬猫用で、油脂分で薬をくるんで、上あごにくっつけちゃうものらしい。

当然ニャンコは、『何か、違和感～！！！』

ってなって、必死で取ろうとするけど、舌の奥のほうに落ちた薬は、自然と飲み込まれる。。。

で、後味は、犬猫の大好きなチーズ風味らしい。



　いけるかも。




ということで、妹（人間）が、お薬を指先に乗っけて、塗り薬みたいな油分でまぶしてみる。

そして、じゃっかん警戒している風なタムの口をあけて、横からすばやく薬を上あごの奥に貼り付けた！！


　ナイス！


タムはビックリして、必死で口を動かして異物を取ろうとしているが。。。


しているが。。。。




いつの間にか、なんだか、【美味しい口】になって、ぺろぺろしていた。





　　大成功！！






先生～、こんなにいいもんがあるんやったら、最初から出してくださいよぉ。。。。。



たまには、だめな子もいるそうだが、うちの子は大丈夫だった。



よだれは出ていない。



それほど、不機嫌でもない。

だって、バスタオルでぐるぐる巻きにされることもないし、唾液がだぁ～ってなることも無い。
美味しいのかどうかは、分からないが、

　『まぁまぁの味かな？』

くらいの顔はしていた。




ということで、必殺【おくすりちょうだい】のお陰で、２日間、無事に薬を飲んでいます。


早く治るといいね～。




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