猫十和先生、ご無沙汰しております。
-いやぁ、ひさしぶだねぇ。元気にしてたかい?
はい、ありがとうございます。先生は、いかがお過ごしでしたか?
-わしゃ、各地の芸術作品の発掘のために、旅に出ておったのだよ。
そうですか。では、またすばらしい作品を、お見せいただけるんですね。楽しみです。
-はははっ、だが、それほどの作品には、出会えなかったのじゃ。
ああ、残念ですね。では、この時間はどのような方法で・・・。
-なぁに、心配は無用じゃ。
といいますと?
-旅になど、出る必要は無かったってことさ。
???
-だから、旅先ではなく、地元にすばらしい作家を発見したのじゃ。
うわぁ、楽しみですね。
-まずは、こちらの写真をご覧いただこう。どうだね、巨匠の作業現場の様子なんて、そうそう見られるものではないんだがのぉ。
まさに、製作中なんですね。
-そう、こちらのアップもどうかね。この、牙の跡の生々しいこと。素晴らしいじゃないか。
ええ、本当に。
-ハンター様でもあられる巨匠が、武器の手入れと芸術作品の製作をいっぺんに行っている、それは貴重な瞬間なんじゃ。
ありがとうございます。こんな姿を拝見できるなんて、めったに無い機会だと思います。
-どうだね、このダンボールの、芸術的なフォルムは。
-巨匠も満足そうだ。
ホントですね。
あっ、これは出来栄えを確認されてるんですよね、きっと。
-そのとおりじゃ。ちゃんとバランスや比率を考えておられるのじゃ。
この写真は、あっ、すっ、すごいですね、武器がこんなにもはっきりと!!
-あっ、いかんいかん、これは軍事機密じゃったわぃ。見なかったことにしてくれんかのぉ。
ぐ、軍事機密。。。そうですよね、かなり危険ですから。
-なんといっても、芸術家が作品を生み出す瞬間というのは、神聖なものなのだから、俗世の我々がどうこう言えるようなものではないのじゃ。
これは、完成しているのでしょうか、猫十和先生。
-君は、スペインの巨匠、ガウディを知っておるか?彼の設計したサグラダ・ファミリアは、今も建設中じゃないか。
ええ、もちろん存じ上げております。
-この巨匠の武器を使った作品が、いったい何時完成するのかは、歴史が知るのみじゃよ。
・・・そうですか。ものすごく奥の深い作品なんですね。
-そうじゃ、わしはこれからも、巨匠の作品の進行具合を見守るつもりじゃ。
では、ぜひまた、作品の様子を教えてください。
-よかろう、美しいものは皆で共有すべきだからな。
よろしくお願いします。
-では、最後にこの写真をお見せしよう。
作品の出来栄えを、遠くからチェックしておられる巨匠の姿だ。
ああ、こうした努力が素晴らしい作品につながっていくのですね。
ありがとうございました。
ここまで、猫十和先生に、最新の猫芸術についてお話いただきました。
先生、どうもありがとうございました。
-では、みなさん、ごきげんよう。
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