そもそも知的障害とは何なのか?
支援をしていく中で、そんな基本さえ
おぼろげにしか把握できていないことに気付き 買ってみた本。
定義から発症の理由、対応の仕方、療育、相談機関、将来の事など
掘り下げた内容では有りませんが
子どもの生涯にわたるケアに関してを網羅した本です。
発達障害や対応が難しい子どもの支援については
他に詳しい本が出ていますので、そちらの方が参考になるでしょう。
ただし知的障害の定義に関しては、この本が一番良く理解出来ました。
■知能とは
人が自立していくために必要な能力。
生活に必要な知的能力と適応能力の2つの面があります。
■知的障害を判断する基準は
1.知的能力が低いこと
2.適応能力が低いこと
3.発達期に現れていること
※知的障害の度合いは概ねの基準でIQが70以下となっていますが
たとえIQが70以下であっても適応能力があれば
知的障害者ではありません。
定義の他にも苦手なこと、伸ばして上げられる能力
同じ脳の障害がもたらす他の障害などの記述もあります。
全般的で大まかなイメージを掴むためには
読んでおいた方が良い本と言えるかもしれません。