「看取りセミナー」の視聴を希望して
今それを全て見終えた
様々な内容があり今施設で抱えている問題の
解決策の選択肢が増えたと思う
とても難しい問題
人生の最後を本人らしく過ごせるか?
より良い人生の最後をどう迎えられるか?
本人にとって、またサービスを提供する側からも
目を背けられない課題である
施設として「看取りは出来ない」旨を表明していても
実際の保護者は「終の棲家」としての認識が強い。
とくに何十年も同じ入所施設で過ごされた方々
保護者が代替わりをされている方々にとって
同施設以外の選択肢は夢にもない事だろう
施設には看取りに足る医療も知識も存在せず
ただただ支援員の博愛精神に身を委ねるしか無い。
それはそれで良い場合もあろうが
看取り不可能な施設において
緩和ケアや正しい知識無しにサービスを提供することは
それ自体とても不安なことであり、またいざという時の
職員のグリーフケアなども準備できていない
ただただ「ここに居た方が良いだろう」
「保護者の方が強く希望されるから」という理由で
行われてきた看取り支援の実態
医師や関係者から「この状態なら充分支援できますよ」という声
全く解っていない
他に多くの利用者さんのケアをしながら、重症の方をケアすると言う
このダブルスタンダードを両立させられるというなら
それは二枚舌に過ぎない
知的障害者の加齢は早い
あっという間に弱くなって生死の境を彷徨うように
なってしまう方も居る。
医療的ケアを受けざるを得なくなった方に
現状の支援の枠組みで対応することは
サービス提供者にとっていたたまれない想いだ
本人に問うたらどうだろうか?
意思を表わすことが出来る方ばかりでは無いし
意思を伝えられても、仲間と過ごしてした施設を後にする決断を
選ぶ方は少ないだろう。
本人が、より本人らしく暮らせる場所は一体どこなのか?
そこに「放り出す」や「見捨てる」という言葉が追随してくるが
確かにそれらの言葉は私たちの心を射貫く力がある
でも今、この時に最善を考えていかなければ
一体何が変わるのだろう?
変える必要は確かに有る
それが慣例や博愛精神に頼った物なら尚更
とりあえずDLした資料を読みながら
施設の状況と重ね合わせてみる。
気持ちは変わらないだろうが
何かを得られればと思って。