思い付きブログ

「ちはやふる2」23首「をのへのさくら さきにけり」感想。互いを思いやっている太一と千早

◎ 「ちはやふる2」
 第23首「をのへのさくら さきにけり」


高砂(たかさご)の
尾(を)の上(へ)の桜
咲きにけり
外山(とやま)の霞
立たずもあらなむ

 (権中納匡房。百人一首の73番目の歌。)

〔意味〕
 遠くの山の尾根(おね)の山桜が咲いた!。近くの山の霞よ、(霞で山桜が見えなくなるのは残念なので、)どうか立たないでほしい。


 太一が優勝してA級昇進を決めたことを桜が咲くことに例えたのでしょう。


◎ A級の決勝が詩暢と新。B級の決勝が太一と理音(22首の感想でヒョロと決勝と書きましたが、間違いでした。)。C級の決勝が駒野(机くん)と誰か。

 西田(肉まんくん)は、太一は応援がなくても絶対勝つし、太一は千早にA級を見ろと言うはずと言って別会場のA級を見ることに。
 千早も見たいと強く思ったものの、今は太一が勝ってA級になることが一番大事だと思ってB級を応援することに。

 その千早の気持ちが伝わったようで、木梨(ヒョロ)との戦い(多分、準決勝。)で見せた「無の心境」みたいな感じがなくなり、太一のプレッシャーと焦りに。

 理音も自分で部員に応援をお願いしておいて、それがプレッシャーになっていたり。


 耳の良い理音が実力は上のはずですが、互いに平静になったものの、実戦経験と戦術と体力で勝る太一の勝ち。

 「瑞沢の部長は見事ね。鍛えてある。才能と戦う覚悟がある。」と富士崎高校の桜沢翠先生が評したように。
 そうだとしても9枚差というのは開きすぎと思いますが、差が開かないとA級の決勝戦を見られないから仕方ないのでしょう。


○ なお、太一は努力型だと思っていたのですが、十分な「才能」もあるということなのでしょうね。桜沢先生が言うのだから間違いないのでしょう。

 太一は、かるた そのものの才能は凡人並ですが努力をする才能は人一倍で、努力によって名人になるという物語かと推測していたのですが、そうではなさそうです。

 太一のほかは、周防久志名人、クイーンの詩暢、それを追う新、千早、恵夢、理音とか、いずれも優れた才能がある者だけしか名人やクイーンを狙える者としては出てきていませんでしたが、太一にも優れた才能があるとなると、結局、優れた才能がないとトップにはなれないという物語になってしまうわけです。

 それは現実においてもほぼ事実ですが、そういう物語は千早にまかせておいて、そうでない太一の物語をどう描くのかも見たかったので、少しばかり残念


◎ 勝った太一。
 A級の別会場に急いで連れて行こうと廊下に座り込む千早の腕をつかんだ太一。

 自分の かるた のためになるA級決勝戦の観戦よりも太一のA級昇進がかかるB級決勝戦が大事だとした千早に対し、自分の優勝を喜ぶより前に千早のためにA級を見に行かせようとする太一という、互いを思いやる気持ち。


 座り込んで泣く千早。とまどい、驚く太一。「A級だよ、太一。」。初めて笑顔になり涙がこぼれる太一。「おめでとう。」と千早。声を出して泣く千早、抑えて泣く太一。
 そのままエンディングへ。



 いい流れでした。


 ただ、エンディング曲が「茜空」の「あの日はまだ 気付きもしなかった こんなにも大切な 出逢いだって」で始まる2番(更に、2番のラストを「私らしく 歩いていこう」に変えていた。)というのがいつもと違うところ。(→歌詞へのリンク)

 話の流れと2番の部分だけの切り取りからして、千早が太一の大切さに気付いて新ではなく太一を選ぶと解するのが妥当でしょう。

 その辺は、この2期ではまだまだぼかして興味をつなぐかと思っていたのですが、、、、、2期で付き合うまで行くのかは分かりませんが、(天然の千早なので、太一は大切な友達で幼馴染という以上に思考が進まない気がしますが、)どちらでも楽しめるでしょうから、最終的にこの2人が付き合ってくれれば、この2期ではどちらでもいいですけれど。


【shin】
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