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夜桜四重奏 ~ハナノウタ~感想。相互不信が残る人間と半妖と妖怪の共存は難しい

 2013年秋アニメの感想の続きです。

◎「夜桜四重奏 ~ハナノウタ~」(よざくらかるてっと)(2期)(全13話)

 続編ではないらしいので、2期と言っていいのかは良く分かりませんが。

 キャラの絵が少し雑な気がするのは気のせいかな。
 それなりに楽しめました。


○ 1期の「夜桜四重奏」(2008年秋)では美少年のようで、短いワンピースでしたがパンチラは(多分)なかった妖怪の七海アオ(cv藤田咲)が、別人かと思うような可愛いロリ系少女の顔になったり(キャラに合わせて可愛い声に変えている。)、更に丈が短いワンピースで縞パンツを恥ずかしげもなく何回もチラチラ見せたり。視聴者の需要に応えたと言えばそうなのでしょうけれど、頻繁なパンチラは少しあざといなあ。

 これだけ短い丈なら見えるのが当たり前過ぎますし、頻度が多いこともあり、見えても、もやは見せパンとしか思えなくなり。せめて恥ずかしがってくれれば良いのですけれど、アオには見えているという自覚がないのでそれもなく(つまり、制作者は意図的に見せているが、アオは見えているとも思っていないし意図的に見せているわけでもない。)。

 隠すから見たくなるのが心理であり真理であり、隠しているから見られると恥ずかしいのが心理であり真理なのですけれど。


 1期ではパンチラもセクシーシーンもなかったのではないかと思いますし、萌要素も少なかったですが、2期はパンチラとかがそこそこあり、萌要素も増やしたようです。これもアニメの趨勢でしょうかね。全体として見ればそれ程ではないので、1期と比べなければ気にはなりませんが。

 いずれにせよ、アオは様々な表情もしますし可愛かったので、それはそれでいいです。

 上は2期、下は1期のアオ。




○ 人間と妖怪が共存する桜新町で妖怪が暴れたりするのでそれと戦う、人間と半妖と妖怪。
 女子高生町長の槍桜ヒメ(cv福圓美里)も強いとか(実は記憶が押さえ込まれていて、妖怪だと判明しましたけれど。)、人間の比泉秋名(cv梶裕貴)だけが妖怪を別の次元に送るチューニングができるとか、猫耳は耳ではなく人の心を読むアンテナである妖怪の七海アオとか、言葉にしたコトが具現化する半妖の五十音ことは(cv沢城みゆき)とか。

 共存と言っても妖怪や半妖を嫌っている人や警戒している人はそれなりにいるようで、冷たい視線やイジメやら何やらがあるようで。

 また、桜新町以外ではほとんど共存できていないから、妖怪や半妖が桜新町に集まっているのでしょう。

 それらが2期でも解決しなかったのは、安易な話にならなくて良かったですし、話を引っ張るためのものでもあるのでしょうし。


 上は2期、下は1期。これも2期の方が可愛い感じの絵です。





○ 秋名が甘いです。全てを救おうとして誰かを危険にさらしています。すっぱり倒せば被害はそこで止まるのに。死んだりとかひどいことにはならないアニメですから、そこは結果オーライですけれど。現実世界では結果オーライなんて多くはないのですけれどね。

 妖怪を別次元に送っても、別次元が妖怪にとって良いのか分からないこともあってチューニングをためらっているとか、それはその通りですが、実害があれば別問題なのですけどね。
 最終話からすると、チューニングで送られた別次元は妖怪にとって良いところではなさそうな感じでしたから、ためらう秋名は、これまた結果オーライなのかも知れませんが。


 妖怪、半妖、人間、魔法使いにしか見えない人間、妖怪も半妖も人間も様々な考えの者がいて、それでも共存できると根拠もなく考える秋名ですけれど、妖怪や半妖や人間らの動きを見ると簡単にいきそうにはなく、前途多難です。

 結果オーライで何とかなっているだけなのに、それでも共存という希望を捨てない、というより捨てられない秋名というのも、フィクションだから最後には叶うのでしょうが、まだその芽は出てきていません。


【shin】
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