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2017年アニメ総括。全体としては粒ぞろいで良かったです

【ネタバレ】

今更の、2017年アニメ総括です。
いつもならその年のまとめは、なるべく12月31日、年内に載せるのですが、2017年アニメは、ゆゆゆ、WUG、プリアラが1月に最終回で、しかも外せない作品なので。

全体としては、粒ぞろいで良かったです。

他のアニメについても一言感想を書きたいのですが、時間の都合で書かないかもしれません。

→参考リンク「話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選」(2017年12月29日)


○ 2017年で一番話題で一番人気だったと思われる「けものフレンズ」(冬)について。

深夜アニメで1話切りをしようと思ったことはマレですが、これがその1つ。

とは言え最後まで見ましたが、やや間の抜けたデザインのキャラはアニメの雰囲気に合っていますが、動物好きでも嫌いでもないのでそれほど可愛いとは思えなかったので、また、旅をしながらの日常にちょっとした事件という物語も、気持ちがのんびりする良さはありましたが眠くなる退屈さもあったので、普通くらいの評価をしています(5点満点中3点くらい)。


○ 特に良かった台詞

けもフレ以外にもいろいろあった気はしますが思い出せないので、特になし
まあ、下にいくつか上げた台詞でもいいです。


○ 特に使った台詞

今年も様々な台詞がありましたが、相も変らず、毎年同様、以前のアニメの、「サイボーグ009」の「加速装置!」を信号を渡るときなどに、「魔法少女まどか☆マギカ」の「わけが分からないよ」を取り敢えず考えるときに、この2強を一番使った私でした。
もちろん、人前で声に出したりはしませんが。


○ 特に良かったキャラ

言わずと知れた、「キラキラ☆プリキュアアラモード」の琴爪ゆかり/キュアマカロン(cv藤田咲)

「冴えない彼女の育てかた♭」の加藤恵(cv安野希世乃)、これも言うまでもなく。

この2キャラを上げると、他に上げられません。


○ 特に良かった声優

花澤香菜さんは一度も上げたことがないかもしれませんが、そのエンジェル・ヴォイスだけでも入ってしまうので、素晴らしい演技をしたぐらいでは入れないよという気にもなっていて、実質殿堂入りなのです。

2017年は、「徒然チルドレン」(皆川由紀)と「ガヴリールドロップアウト」(ラフィエル=エインズワース)の、からかい上手なキャラが特に良かったです

・またしても悠木碧さん。
2018年も絶対入るでしょうから、もう殿堂入りで良いかな?。「幼女戦記」(ターニャ・デグレチャフ)で狂気な幼女、「ACCA13区監察課」(ロッタ・オータス)で素直で清らかな女性、「サクラダリセット」(相麻菫)の感情を抑えた悲しい演技など、「アホガール」(花畑よしこ)の突き抜けたアホっぷり/殴りたくなるアホっぷり、「ボールルームへようこそ」(甲本明)での嫉妬女子っぷり、「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」(香坂秋穂)での下ネタ連発。

出番は少ないですが極めつけは「3月のライオン」の高城めぐみの「静」なるいじめっ子ぶりの怖さ。
ゆるいファンとは言え悠木さんのファンクラブがあったときは入っていた程度にはファンである私が悠木さんを嫌いになりました。私の気持ちが落ち着けば、悠木さんをますます好きになったわけですが


水瀬いのりさん。
多々出演していましたが中でも、「政宗くんのリベンジ」(小岩井吉乃)、「Re:CREATORS」(メテオラ・エスターライヒ)、「少女終末旅行」(チト)の低めの声、「徒然チルドレン」(高野千鶴)のテンションが低いのに初恋でモジモジ、「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」(フォト)でも基本は低めの声でローテンション。
私は水瀬さんのそういう声が好きなようです。

高森奈津美さん。
2016年は少しアホッぽいキャラが良かったと書きましたが、2017年もイロイロ出ていますが、「妹さえいればいい。」の最終12話「妹さえいればいい?」で出ただけの、主人公が惚れる年上の三田洞彩音。

普通の人懐っこい友達キャラ、普通の人懐っこいお姉さんキャラ、声には特徴があった上での、女子とまともに話したことがない中学生男子には惚れるなという方が無理な、ほんの少しだけ甘えつつも普通な声と演技が良かったです

黒沢ともよさん。
「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」(黄前久美子)、「宝石の国」(フォスフォフィライト)、「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- / -勇者の章-」(犬吠埼樹)など。

前々からですが、喉に何かが引っかかったような声を出すときがありますが、それが特に魅力的です(ユーフォ1期、ゆゆゆ1期では少し馴染めませんでしたが。)。

・タマには男性を選びますが、諏訪部順一さん。
「ACCA13区監察課」(グロッシュラー)、「Fate/Apocrypha」(黒のセイバー/ジークフリート)、「バチカン奇跡調査官」(ロベルト・ニコラス)といった格好よくて格好いいキャラもいつものキャラという感じで良かったですが、2017年は「亜人ちゃんは語りたい」(高橋鉄男)、「異世界食堂」(店主)といった普通っぽい中での格好いいキャラが良かったです

新人と言っていい声優でも良いと思った声優は何人かいるのですが、アニメが終わって、声優名は思い出せますが、どんな声だったかが曖昧にしか思い出せないので、キャラが良かったのであって声質や演技が特に良かったというわけではない(悪かったわけでもない。)気もして、2018年に期待です。



【特に良かった作品(5点満点だと4.5点以上くらい。S(特優)評価)】

○「クズの本懐」
(冬)

本作は漫画的な構図が多く、大きな動きもないので、絵だけを見るとアニメではなくても良いのではとも思いますが、声の力があるので、アニメで良かったと思いました。

どのキャラも恋愛に関してはクズですが、それは自分の気持ちに正直であるとも言えます。そこが恋愛の難しいところ、恋愛の理不尽なところでしょうか。
キャラの気持ちの動きや変化に私も振り回され、それがまた楽しいです。


安楽岡花火(cv安済知佳)、粟屋麦(cv島﨑信長)、鐘井鳴海(cv野島健児)、皆川茜(cv豊崎愛生)、絵鳩早苗(cv戸松遥)、鴎端のり子(最可(モカ))(cv井澤詩織)など。


○「月がきれい」(春)

2017年で一番のアニメです。
作品のキャッチコピーは「わたしにとってそれは・・・まるで月あかり」。
東山奈央さんが歌うOP曲「イマココ」とED曲「月がきれい」が作品に合っていてとても良いです(作詞は共に川嶋あい さん。)。

中学生の初恋、いつ手を繋ぐんだ、いつキスをするんだ、早くしろよ、ライバルがきたじゃないか、とかヤキモキしながら、キュンキュンしながら、見ていました(私がキュンなんて使うのは極めて珍しいです。)。

もうっ、見ているこっちが恥ずかしくなる初々しさ全開。


最終12話「それから」のEDで卒業、結婚、出産も描かれましたが、普通であれば引っ越しで高校が離れ離れになっても付き合っているという前向きな終わり方くらいが丁度良いと私は思いますが、本作に関しては、早くしろよと思いながら見ていたように、幸せになってほしいと思いながら、ヤキモキしながら見ていたので、続きが見られて良かったです。

安曇小太郎(cv千葉翔也)、水野茜(cv小原好美)、山科ろまん(cv筆村栄心)、小笠原大地(cv金子誠)、金子翼(cv熊谷健太郎)、永原翔(cv広瀬裕也)、比良拓海(cv田丸篤志)、西尾千夏(cv村川梨衣)、滝沢葵(cv白石晴香)、水野彩音(cv前川涼子)、立花大輔(cv岩中睦樹)、園田涼子(cv東山奈央)など。


○「冴えない彼女の育てかた♭」(春)

安芸倫也と加藤恵しか出ない8話「フラグを折らなかった彼女」、特に良かったです。中でも、お菓子を箸で食べていましたね(笑)、お箸はお勧めです。

いえ、8話は珍しくイロイロな表情の恵が見られますし、物語も2期では一番好きです。

紅坂朱音(cv生天目仁美)が出てきて、クリエイターとして追い込むことにより挑発してやる気を出させて英梨々や詩羽を引き抜くあたりは、ちょっと疲れましたが、まあ、いつもの調子だけでは話がもたないということか、ラブコメ以外を描きたくなったということでしょうから、それ以外はとても良いですから、それはそれで受け止めます。

とにかく、恵はいい、ということで。

安芸倫也(cv松岡禎丞)、加藤恵(cv安野希世乃)、澤村・スペンサー・英梨々(cv大西沙織)、霞ヶ丘詩羽(cv茅野愛衣)など。


○「恋と嘘」(夏)

結婚相手を政府による政府通知で知らされ、余程のことがない限り断れないという、面白い設定。

どちらかを選べなかったという意味では二股で間違いないとは言え、最終話での2人とも選んだかのように見える(実際は、まだ選べないでいるだけ。)描き方は由佳吏に共感する要素が減るので少し疑問ですが、そこを除けば、美咲と莉々奈が可愛すぎてというだけでも十分ですが、何が恋愛か、気持ちの動きがどうなるか、などの物語も良かったです。

根島由佳吏(cv逢坂良太)、高崎美咲(cv花澤香菜)、真田莉々奈(cv牧野由依)、仁坂悠介(cv立花慎之介)など。


○「Just Because!」(秋)

序盤はどういう方向性の話なのかが分からなかったですが、群像劇満載が恋愛のすれ違いとじれったさを表していて良かったです。

・特に11話前後が良かったです。受験先の変更と、美緒が合格したこと/瑛太が不合格だったことを友達の葉月と陽斗がどうして教えないのかというの不自然ですが。
様子を見ていたら結果オーライになりそうだからでもあるのでしょうけれど。美緒と葉月はもともと距離感があって(共に陽斗に「好意」を持っていた。)、縮まったもののまだまだ距離感があるので言わないのもあまり不思議ではないですが。

卒業後には連絡を取っていない様子なので、瑛太と陽斗は一時的には強い関係であったのでしょうけれど、卒業後も続くような友達ではなかったということなのでしょう。
そこは気になりましたが、それを上回る良さ、雰囲気の良さがありました。

・この雰囲気は、瑛太の無口さや美緒があまり陽気でもなく暗くもない普通さ、この2人をベースに、それだけでは単調になりかねないところ、恵那の明るさと積極さとやや感情的なところが2人の雰囲気を支えていたというものです。

瑛太は無口というより陰気と言っても良いようにも思いましたが、その割には高校でも大学でも友達がそこそこいるので、陰気と言うと少し違う気がします。

じれったい、すれ違いの恋、青春。静けさの間(ま)とそれが作り出す雰囲気が特に良かったです。

・2017年は、「月がきれい」の初恋にキュンキュンし、本作のじれったさにイライラして楽しんだわけです。

この系統だと「徒然チルドレン」(夏、15分枠。)での高校生の初々しい初恋(の半歩手前)も良かったです。

30歳代の社会人(と会社を辞めたニート)の(恋に不慣れな)初々しい恋では「ネト充のススメ」(秋)がありましたが、ネットゲームでの友達が現実での好きな人だということ自体はいいとしても、それほどコメディや萌な雰囲気ではないのに物語が出来過ぎなところが馴染めなかったので、あまり評価していません。

泉瑛太(cv市川蒼)、夏目美緒(cv礒部花凜)、相馬陽斗(cv村田太志)、森川葉月(cv芳野由奈)、小宮恵那(cv Lynn)など。


○「少女終末旅行」(秋)

ほぼ2人の少女だけでの旅、戦争で人類がほぼ滅亡した様子。淡々と旅をする・・・・
ほぼ2人しか出てこないのに飽きの来ない、良くできた作品。


1話、チト(cv水瀬いのり)とユーリ(cv久保ユリカ)の2人だけ、戦争シーンが少し映されたので、戦争で全人類が死んで2人だけが生き残ったのか、他にもいるかもしれないのか、そこは謎。
可愛いらしいキャラと荒涼とした廃墟とのギャップ、小さな少女2人が会話をしながら淡々と旅をする謎。
雰囲気も良かったです。

2話以降も2人でずっと話を進めるのだろうか、でも面白そうだ、むしろそれで進めた方が面白いのでは(数人、他キャラが出てきましたが。)、とか思い、期待を感じました。そして期待を裏切られることはありませんでした。人気と実力のある声優の力もあるのだろうな、とは思いつつも。

謎は後の話である程度明かされます。

それまではある程度のリアリティがあったのに、弾丸やミサイルのようなエネルギーを持つものを食べるキノコのような謎の生き物のファンタジーさにだけは違和感を感じることを除けば、声高に叫んだり変な方向や大げさな方向にもいかず、良かったです。

キノコにも最終話で説明された以上の役割があるのかもしれませんし、この先で声高な方向にいくのかもしれませんが、他のアニメ同様に原作は知りませんので。


○「キノの旅 -the Beautiful World-」(秋)

・同じ物語のリメイクもありますが、2期ということでいいのか?
前作(2003年春)よりも絵が現代的に綺麗になり、萌絵ではないものの現代的なキャラデザインになり、雰囲気も西部劇で言えば、マカロニウエスタンから明るめのマカロニウエスタンになったような感じ。

名作アニメの「銀河鉄道999」が汽車で宇宙を旅して様々な惑星(国)を訪れ、そこには様々なルールがありますが、それが地球上の国になったような作品です。

・悠木さんが前作13話の「優しい国」で演じたさくらは、本作では10話、子役でもある石井心愛さん(13歳)が。10年後、14年後に石井さんが大成しているかどうか、注視しておきます。

・この1話となるとちょっと選びにくいですが6話「雲の中で・b / 雲の前で / 雲の中で・a / あの日から」、説教臭さやちょっと感情的なシーンが多いこともあって、本作の基本的なトーンからは少しだけ外れますが(1作としての幅の範囲内ですが。)、キノは出てきますがいなくてもいい話しですが。

宗教国家から物品代として売られて孤児から奴隷になったフォト(cv水瀬いのり)(この時点では名前は示されない。後にフォトと呼ばれるようになる。)、差別されてきたフォト、神による試練と思い込もうとしている/思い込まないとやっていけないことを自覚していないフォト、それらによる卑下、自己評価の極端な低さ・・・フォトはソウ(cv緒方恵美)に出会えて良かった。

モトラドのソウは・・・フォトを利用して外に出られて良かったと思っているだけでしょう。

キノは「さめた感じ」の話し方と性格なのでモトラドのエルメスの感情の欠如のようなところはそういうものとして見ていましたが、一方、フォトが泣きわめいたり「心」を取り戻して笑顔になっていったり、乱暴な口調ですがフォトを心配しているかのようなことを言うソウ、その2組を見てみると、エルメスだけではなくモトラドに「心」が無い様子なのですが、その謎が深まりました。

どうやったら死ねるかと聞くフォトにソウ曰く、「簡単さ。生きればいい。生き物は生きればいつかは死ぬ。」「生きればそのうち人生は終わる。終われば死ねるのさ。」。
この言葉をすんなりと受け入れたということは、元よりフォトは、自分が生きる理由を探していたのでしょう。


・キノ(cv悠木碧)、エルメス(cv斉藤壮馬)、シズ(cv梅原裕一郎)、陸(cv松田健一郎)、ティー(cv佐倉綾音)などのゲストキャラが何人か。


○「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」(9月公開)

TV版2期の総集編+αですが、それだけにとどまらない、久美子とあすかの関係の物語に焦点を当てた作品。
総集編映画は散漫なものが多いですが、焦点を絞ったのでそんなことはなく、TV版を見ていなくても良さが分かる映画になっています。
(映画はあまり見ていないので、2017年は本作のみ書いておきます。)

黄前久美子(cv黒沢ともよ)、加藤葉月(cv朝井彩加)、川島緑輝(cv豊田萌絵)、高坂麗奈(cv安済知佳)、田中あすか(cv寿美菜子)など。



【かなり良かった作品(5点満点だと4点以上くらい。A(優)評価)】

○「幼女戦記」
(冬)

・オッサンが存在X(神)に殺されて、神を信じないとはけしからんとしてファンタジー世界に転生させられて、幼女の外見の軍人になって、意図せず戦争で活躍して最前線で戦うことになり。
外見は幼女で中身はオッサン、狂気と幼女の甘えた声は悠木さん・・・

存在Xは、自分を信じない=悪、でしたからまさに神のことですね。

でも、一番の狂人はヴィクトーリヤ。戦場でも殺す時でもいつでも平静で微笑んでいられることは、いわゆる人間らしさがほとんど無いということです。

ターニャ・デグレチャフ(cv悠木碧)、ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ(cv早見沙織)、エーリッヒ・フォン・レルゲン(cv三木眞一郎)など。


○「進撃の巨人 Season2」(春)

・1期の新鮮さや衝撃は慣れたので無くなったものの、絵もバトルも物語も力が入っていて迫力があって、巨人の謎も深まり。

実は壁の外にも人が多数いるような、人ではなくて巨人のことを指しているのかも知れませんが、いずれにせよ壁外でも生活している者がいるということが確定しましたし、人が巨人になることも確定しましたし、最後の獣の巨人が企みを持ってエレンらのいる城壁を攻めているようだということで謎を大きくして。

メインの話しは、クリスタを守るためにユミルが巨人になり、クリスタに本名のヒストリアを名乗ること=生きること(≠存在すること。)を決意させること。

調査兵団にも他に巨人がいたこと。

エレンは・・・相変わらず、短絡的・感情的な言動で、捕まってばかり・・・・・。

エレンが座標を手にしたことを、ライナーは最悪のヤツの手に渡ったと言い、ユミルは、これなら壁の中にも希望があるかもしれないと思いましたが、2人とも壁の中には未来はないと言っていたのに見解が異なるというのは、知っている情報が異なるのか、考え方が違うだけなのか、謎。

エレン・イェーガー(cv梶裕貴)、ミカサ・アッカーマン(cv石川由依)、アルミン・アルレルト(cv井上麻里奈)、ライナー・ブラウン(cv細谷佳正)、ベルトルト・フーバー(cv橋詰知久)、クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)(cv三上枝織)、ユミル(cv藤田咲)など。


○「武装少女マキャヴェリズム」(春)

どのヒロインも熊もチョロ過ぎてチョロ過ぎてチョロ過ぎて、それが却って清々しくて、チョロインっぷりが楽しかったです。

ただ、斬々とのバトルがシリアスなのはアリとしても、ちょっと長いので、それまでのキャラのチョロさが浮きかねないことから少しマイナスです。もう少し短くするか、他のキャラ同様にもう少しコメディにするかの方が良かった気が。

納村不道(cv畠中祐)、鬼瓦輪(cv高田憂希)、亀鶴城メアリ(cv北原沙弥香)、花酒蕨(cv日高里菜)、眠目さとり(cv西田望見)、因幡月夜(cv日岡なつみ)、天羽斬々(cv松井恵理子)、キョーボー(熊)/ドォーモー(熊の子)/エヴァ(cv藤田咲)など。


○「サクラダリセット」(春夏)

どんでん返し、サスペンス、能力の使いどころ、凝った物語です。

好きなケイを思い、ケイのために死んで生き返る菫がセツナイですね。
それでもケイに選ばれることはないという、未来視の能力があるのでそれが分かっているという。

中身がないので表情と感情が乏しい美空、有り余る感情を抑えつけて誤魔化して平静を装っている菫、2人の演技も良かったです。

浅井ケイ(cv石川界人)、春埼美空(cv花澤香菜)、相麻菫(cv悠木碧)、村瀬陽香(cv牧野由依)、浦地正宗(cv櫻井孝宏)など。


○「異世界食堂」(夏)

何が起きるというわけではなく、土曜日に異世界とつながるドア、そこから料理を食べにくる異世界の者。特に雰囲気が良いです。

最終話からして、同じ異世界で違う時代の人も異世界食堂「ねこ屋」に来ていたようですね。

・食べた異世界人がいずれも感動して料理を褒めますが(モノローグの場合の方が多い。)、
誰もが美食家みたいな評論をする点、
いくら珍しいとは言っても地球では気安く入れる洋食屋の様子なのにそこまで美味しいのだろうかという点、
最初に食べたものと同じ料理を何杯もおかわりしていて毎回他の料理はほとんど食べていない点(これは描かれていないだけで、時々は食べているのかも知れません。実際、人によっては、時々は他の料理を食べているという台詞もありました。)、
何杯食べれば満腹になるんだよというおかわり連続の食欲、
そこが不自然に思いましたが、何よりも、料理が普通に食べようと思えば食べられるものなので、お腹がすきますし、そして作品全体の雰囲気がとても良いです。

単に、美味しい料理/好きな料理を食べて、満足して帰って行く、それを店主やウェイトレスが微笑んで見ている。

客の身の上もモノローグ的に描かれますが、それも大げさではなく、また、ゆったりとした時の流れの中で、満足して帰っていく客を見ているのも良いものです。


店主(cv諏訪部順一)、アレッタ(cv上坂すみれ)など。


○「セントールの悩み」(夏)

顔が人間で体は馬、人魚、顔も体もヘビなど、イロイロな種族がいて、仲良く暮らしていて。
実は、差別的なことがあれば直ぐに取り締まられるようで、そういう窮屈さはあるようですが、ほのめかされる程度。実はイロイロと強権的なところはありそうですが、明かされず、キャラも楽しそうに日常を送っています。

一般論として違いは違いとして受け入れるということは必要ですが、とは言え人間の気持ちがそのようにスッキリとしていれば現実世界に差別なんて起きても直ぐに間違いに気づいて無くなるはずですが・・・そうはなっていないわけで。
本作では、そこに何らかの強権が働いていそうだという様子は描かれています。

単純に日常コメディが楽しいですが、そんな背景も想像しながら、さらに楽しめました。


君原姫乃(cv深川芹亜)、獄楽希(cv桑原由気)、名楽羌子(cv白石晴香)、ケツァルコアトル・サスサススール(cv綾瀬有)、御魂真奈美(cv鎌倉有那)など。


○「NEW GAME!!」(2期)(夏)

1期よりもお仕事アニメの要素が強くなり、コメディ要素が少なめになりましたが、良くできていました。

お仕事アニメという観点では特に6話「あぁ……すごいなあ……」が良かったです。キービジュアルをどちら作のを採用するのかの話し。青葉は最善を尽くして自信もあったのに、先輩のコウのを見たら圧倒的な差を感じて涙が出てきたと、でも前向きになろうと決めたと。

物語の進行も上手く、気持ちの動きの描き方も大げさではなく染み入るようなもの。
それだけに青葉の悔しさと、前向きになった所にジーンと来ます。

涼風青葉(cv高田憂希)、滝本ひふみ(cv山口愛)、飯島ゆん(cv竹尾歩美)、篠田はじめ(cv戸田めぐみ)、八神コウ(cv日笠陽子)、遠山りん(cv茅野愛衣)、桜ねね(cv朝日奈丸佳)のほか、山田(cv藤田咲)など。


○「アホガール」(夏)

・ありとあらゆる言動がアホ過ぎる花畑よしこ(cv悠木碧)は幼馴染の阿久津明(あっくん)(cv杉田智和)に殴られてばかり。

私もよしこを一発殴りたい。

杉田さんも、演じながら、悠木さんを殴りたくなったことでしょう。


・あっくんに惚れてしまった風紀委員長(cv上坂すみれ)がよしこの悪影響や本人の生真面目さもあって、あっくんへは変態にしか見えない言動になったり、ストーカーっぷりも楽しかったですが、9話で壊れた隅野さやか(cv原田彩楓)、「関東さやか平野(かんとうさやかへいや)」とよしこに言われたくらいに胸がないさやかの天使のような普通人っぷりも可愛く楽しかったです。


○「徒然チルドレン」(夏)

物語としてはベタな感じのラブコメなのですが、人気声優に頼った感は少しありますが、恋かどうか分かっていない戸惑い、恋と分かってもどうしていいのか分からないモジモジと戸惑いと気持ちのスレ違い、初々しい初恋(の半歩手前)が良かったです。

皆川由紀(cv花澤香菜)&古屋純(cv天崎滉平)、高野千鶴(cv水瀬いのり)&菅原卓郎(cv石川界人)、栗原ちよ(cv加隈亜衣)&山根隆夫(cv下野紘)など。


○「ゲーマーズ!」(夏)

誰が誰を好きだとか、誰と誰がゲーム内で互いが誰とは知らずに尊敬しあっているとか、それが伝わっていなくて、誤解やすれ違いの連続。全体に気づいている上原も言動が意図せず誤解され誤解に拍車をかけた上に、亜玖璃(付き合っているけれど、誤解が誤解を呼んで、互いに気持ちが離れているのではと誤解している。)を泣かせてしまったり。

ベタな部分が多いですが、誤解とすれ違いの連続が楽しいコメディでした。

雨野景太(cv潘めぐみ)、天道花憐(cv金元寿子)、星ノ守千秋(cv石見舞菜香)、上原祐(cv豊永利行)、亜玖璃(cv大久保瑠美)など。


○「妹さえいればいい。」(秋)

・1話丸ごと室内でゲームという回もありましたし、全体として室内ゲーム(ボードゲームやTRPGなどアナログゲームが多い。)が多くて、他作品ではそういう回はあまり楽しくないのですが、本作では比較的楽しめました。

ゲームを題材に、キャラの心情を描いている面が強いからでしょう。
とは言え、ゲームではない話しの方が楽しいわけで・・・

・ラノベ作家の苦労やら、アニメ化失敗の悩みやら、伊月の妹好き妄想が楽しかったり、伊月がモテモテな三角関係とか、でも伊月と那由多は実は相思相愛だとか。

好きだけど自分の方が作家として圧倒的に格下だから付き合えないと春斗に言う伊月というのは(タマタマ目が覚めた那由多は聞いてしまった。)、男のつまらないプライドでしかなく、まだ若いから生暖かい目で見守りますが、20歳代後半になっても同じことを思っているようであれば、どうかと思います。

・9話「全裸と下着さえあればいい。」は特にそうでしたが、京の巻き込まれっぷり、流されっぷりが良いです。

EDではスタッフや声優が全裸派か下着派かその他かが記載されていましたが・・・藤田茜さんの、(単に本作タイトルに合わせただけでしょうけれど、)「女の子さえかわいければいい。派」が一番の真理と思います。

羽島伊月(cv小林裕介)、可児那由多(cv金元寿子)、白川京(cv加隈亜衣)、不破春斗(cv日野聡)、羽島千尋(cv山本希望)、恵那刹那(cv代永翼)、大野アシュリー(cv沼倉愛美)、三国山蚕(cv藤田茜)など。


○「干物妹!うまるちゃんR」(秋)

4人が仲良くなるハートウォーミングな話しが多く、兄や姉同士も実は知り合いや同僚や友達だと分かる話しが多く、うまるも成長し・・・たはずで、全体としてまったり。

・余談ですが、うまるの周囲のメインの女子キャラの声優は、少なくとも1期(2015年夏)のときは(全員ではないものの)まだあまり知られていない人が多いのですが(少なくとも、全員が人気声優の類ではない。)、2期の途中から水瀬さんが出てきて、ここでトップクラスの人気声優を投入しなくても、若手で頑張れないものか、とちょっと違和感。水瀬さんの声や演技に何の不満もありませんし、制作側の意図でしょうから水瀬さんは何ら悪くないのですし、いつもいいなと思って他のアニメの水瀬さんも見ていますが。
テコ入れみたいなものなのでしょうかね。

・うまるは何もしなくても声をかけてもらえる人気者ですが、海老名、切絵、シルフィンの3人は違うので、声をかけて素っ気なく対応されたり、誘って断られたら怖いという感情が強いので臆病者が友達になるまでには探り合いをしながらで時間がかかる、そういう探り合いに気づくうまるが、思ったよりも大人だなあ、うまるも成長したのだなあ、それが分かっていつもより3人に優しくなったなあ、という話しは1話でありました。

4話、うまるは兄のタイヘイの優しさにも改めて気づきましたし、タイヘイが海老名のことを うまる に隠すなどタイヘイと海老名との関係もちょっといい感じになり、うまるはそれに気付きましたし。

ただ、最終話の最後まで見て、うまるはアレなうまるでしたし・・・、海老名に進展があったと言って良いとは・・・

うまる(cv田中あいみ)、タイヘイ(cv野島健児)、海老名菜々(cv影山灯)、本場切絵(cv白石晴香)、橘・シルフィンフォード(cv古川由利奈)、ヒカリ(cv水瀬いのり)など。


○「Wake Up, Girls!新章」(秋から2018年1月まで)

・アイドル歌手としての成功を目指して努力し、苦難があり、努力し。

1期(2014年冬)もそうでしたが、努力を嫌味でない程度に、かつ、本気でプロを目指していると分かる程度に見せていて、そこがアイドルアニメとして好感が持てるところです。

曲の好みの差は人によって大きいでしょうけれど、本作の曲もアイドル的ではありますが、比較的そうではないところも好感が持てます。私としては、音楽ものやアイドルものは曲をある程度気に入らないと良い評価をしにくいので。


一方、ライブシーンが好きな人であれば(私はあまり関心がありませんが。)そこが良いアイドルアニメを、いかにもアイドルな曲が好きなら他の多くのアイドルアニメを、可愛い女子や格好良い男子が見たければ他の多くのアイドルアニメを、ご覧ください。

・丹下社長の「いい加減さ」はスパイスなのでしょうけれど、1期もそうでしたが、確かに社長がいないとシリアスに寄りそうなのでいた方が良いのですが、ややいい加減すぎる気も。

・アイドルとしてトップであり成功しているI-1clubでさえもCD売り上げが落ちてきていて、センター入れ替えや新グループなどのテコ入れをしたり、岩崎志保(cv大坪由佳)が社長の白木徹(cv宮本充)の方針に反対して脱退し、福岡でネクストストームとしてやっていくことにするとか、業界の厳しさを描いたり。

バーチャルアイドルのマキナX(cv三森すずこ)が外資と組んで豊富な資金で売り込みをかけてきましたが・・・・・最後は偶然もあってあっさりし過ぎな気がしたので、ちょっとマイナス。

島田真夢(cv吉岡茉祐)、林田藍里(cv永野愛理)、片山実波(cv田中美海)、七瀬佳乃(cv青山吉能)、久海菜々美(cv山下七海)、菊間夏夜(cv奥野香耶)、岡本未夕(cv高木美佑)、松田耕平(cv浅沼晋太郎)、丹下順子(cv日高のり子)など。


○「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」(冬)

一般的な人間と同様に扱ってほしいひかりなどのデミたち、デミに関心があってデミから好かれているのに知らず知らずの内に特別扱いしていた高橋先生、そういった内なる差別をさらりと描きつつも、日常コメディが主で楽しいです。

ひかりの、気を使ってほしくないから少し気を使って明るく元気にしているところ、特にいい感じでした。

先生の高橋鉄男(cv諏訪部順一)、バンパイアの小鳥遊ひかり(cv本渡楓)、デュラハンの町京子(cv篠田みなみ)、雪女の日下部雪(cv夏川椎菜)、サキュバスで先生の佐藤早紀絵(cv日笠陽子)など。



【良かった作品(5点満点だと3.6点以上くらい。B(良)評価)】

○「ガヴリールドロップアウト」
(冬)

天使と悪魔が地上の高校で同クラスに。
天使なのに性格が悪魔、悪魔なのに性格が天使というギャップが楽しいコメディでした。

花澤さんの、からかうのが好きなキャラの役、「徒然チルドレン」でも良かったです。

天使:天真=ガヴリール=ホワイト(cv富田美憂)、白羽=ラフィエル=エインズワース(cv花澤香菜)など。
悪魔:月乃瀬=ヴィネット=エイプリル(cv大西沙織)、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル(cv大空直美)など。


○「この素晴らしい世界に祝福を!2」(冬)

相変わらず、アホな駄女神のアクアを始め、アホばかりで楽しかったです。

佐藤和真(cv福島潤)、アクア(cv雨宮天)、めぐみん(cv高橋李依)、ダクネス(cv茅野愛衣)の他、アクシズ教徒/手相の女(cv藤田咲)など。


○「ACCA13区監察課」(冬)

洒落た雰囲気と音楽。友達が監視役だったり、実は王族だったり、謎解きもいい感じといいタイミングでした

ジーン・オータス(cv下野紘)、ニーノ(cv津田健次郎)、ロッタ・オータス(cv悠木碧)、モーヴ(cv田中敦子)、グロッシュラー(cv諏訪部順一)など。


○「南鎌倉高校女子自転車部」(冬)

自転車アニメとなるとレースになりかねないのですが、自転車や衣装はロードレースをするようなものになっていきますが、本作でしていることはサイクリング程度です(自転車がロードレース用であるように、この先の物語ではレースになるのかもしれませんが。)。
そういう、自転車を気楽に楽しんでいるところが、珍しいですし、微笑ましくて良かったです

舞春ひろみ(cv上田麗奈)、秋月巴(cv広瀬ゆうき)、比嘉夏海(cv藤原夏海)、神倉冬音(cv高森奈津美)、サンディ・マクドゥガル(cv竹内恵美子)など。


○「鬼平 -ONIHEI-」(冬)

有名時代劇のアニメ化。
一般的に時代劇の実写ドラマは60分枠、本アニメは30分枠。一般的に時代劇は、本筋にあまり関係のない日常会話的なコメディを入れたり、お色気シーンを入れたり、それはそれで楽しいのですが、やや間延びする感は否めません。

逆に、本作はほぼ本筋に絞っているのでテンポは良いのですが、ハートウォーミングな話や大岡裁きというのは余韻を味わったり少し考えないといけないのにその時間がなくてやや慌ただしいです。

そのため、それほど高くは評価していませんが、萌系の時代劇ではなく、時代劇らしい時代劇のアニメ化は珍しいので(と言っても、他にあったのかの記憶はありませんが。)、見る価値はありますし、それを抜きにしても十分に楽しめます。

長谷川平蔵(cv堀内賢雄)、長谷川辰蔵(cv浪川大輔)、長谷川久栄(cv岩男潤子)、お順(cv千本木彩花)など。


○夏目友人帳 陸」(6期)(春)

安定の「優しい」物語。夏目も友達と普通に付き合えていますし。

夏目貴志(cv神谷浩史)、ニャンコ先生/斑(cv井上和彦)など。


○「終末なにしてますか? 忙しいですか?救ってもらっていいですか?」(春)

セツナイ物語、セツナイ恋でしたね。

結末は悲しいのだろうなとは思いつつ見ていましたが・・・・・希望を持って見ていた時期もありましたが・・・・・物語のスジを通しただけですが・・・・・最終12話「世界で一番幸せな女の子」・・・・・クトリ・・・・・

ヴィレム・クメシュ (cv新井良平)、クトリ・ノタ・セニオリス(cv田所あずさ)など。


○「エロマンガ先生」(春)

そんな名前の人知らないっ!」(紗霧)

和泉正宗(cv松岡禎丞)、和泉紗霧(cv藤田茜)、山田エルフ(cv高橋未奈美)、千寿ムラマサ(cv大西沙織)、獅童国光(cv島﨑信長)など。


○「天使の3P!」(夏)

小学生バンドの物語を軸にした美少女を愛でる作品なのでしょうけれど、私としては、くるみ のツンな妹っぷりが可愛かったというだけです。

日高さんは、ツンデレキャラや妹キャラ、特に妹キャラでは一番好きな声優です。

貫井響(cv井上雄貴)、五島潤(cv大野柚布子)、紅葉谷希美(cv遠藤ゆりか)、金城そら(cv古賀葵)、鳥海桜花(cv伊藤かな恵)、貫井くるみ(cv日高里菜)など。


○「プリンセス・プリンシパル」(夏)

基本的にはスパイもので、キャラにはいろいろとドラマがあり、どんでん返しも含めて、それらが良くできた物語で、外見がやや萌キャラというのも違和感もなく、キャラ自体も結構可愛いく魅力的ですし、普通であればかなり高く評価するところです。

・ただ、スパイものとして考えたので、2話の舞踏会で、プリンセスは裾が広がったドレスで後ろ手にモノを渡しましたが、受け取る人も裾が広がったドレスですから何かを渡していると一目でわかる距離があります。プリンセスだから離れていても誰かしらの視界に入っているでしょうに、怪しい動きと思われないはずがない状況なのに、バレていないというのがちょっとどうかと(あの状況では、バレないことに賭けるしか手段が無かったと思われますが。)。

学校でも、スパイ同士、同じグループで仲良くしていたり、それだと1人バレたら一網打尽になりかねませんし。

幼少時に外見がソックリだから入れ替わってもバレなかったのはアリとしても、大きくなっても入れ替われるくらいに外見が同じということがあり得ないと思ったので(顔は化粧や整形で誤魔化せるとしても、声はマネできるとしても、贅沢なプリンセスとしての暮らしと貧乏暮らしとで食生活が違うはずなのに身長などの体格もほぼ同じというのは・・・)。

・その辺が気にならなければ、4.5点位(5点満点)で良いくらいには楽しめます。

アンジェ(cv今村彩夏)、プリンセス(cv関根明良)、ドロシー(cv大地葉)、ベアトリス(cv影山灯)、ちせ(cv古木のぞみ)など。


○「宝石の国」(秋)

・宝石をCGで描くと良い感じですね。ただ、それ以外、CGによる表情や動きにはまだ少しだけ馴染めません(年々良くなってきているので、もう慣れないといけないのかな、とは思いますが。)。人間ではなく、宝石人間の動きと思えば良いのかもしれません。

全体的な、宝石らしい澄んだ雰囲気の中、フォスのお気楽さがちょっと不愉快で、あれだけ無能だったのにやはり主人公は覚醒してしまったのかという点が少しばかりガッカリだったのと、あれだけ他の宝石に迷惑をかけているのに意外と好かれているところも謎だったり、フォスのピンチに命がけで助ける皆というのも謎だったり、それで評価を下げていますが、そう思わなければもっともっと楽しめると思います。

・あと、金剛先生が月人(つきじん)と裏でつながっているだろうというところで終わりましたが(11話でフォスは、感づいていないのはフォスだけな旨、そうだとしても先生がしていることを信じるから敢えて先生には聞かない旨を言われた。)、フォスは自分で聞いて自分で判断したいとして、先生に聞くのか/先生から言うのか、というところで終わりましたが、どういう関係かによっては、その後の展開が気になりますし、興ざめにもなります。

フォスフォフィライト(cv黒沢ともよ)、シンシャ(cv小松未可子)、ダイヤモンド(cv茅野愛衣)、ボルツ(cv佐倉綾音)、金剛先生(cv中田譲治)など。


○「結城友奈は勇者である 第2期」(秋から2018年1月まで)

「鷲尾須美の章」6話、「ひだまり」(1期「結城友奈の章」の総集編)、「勇者の章」6話と、1期総集編をはさんでくれたのは、物語の順序どおりでもあり、良かったです。

少女達の理不尽な境遇/理不尽な戦いを見届けたわけですが、理不尽の連続に少しばかりのあざとさを感じますがそれほどではなく、十分感情移入できました。

1期を見ているので方向性が分かっているだけに、見ているのが辛い作品でした。


それだけに、最後がアルティメット(?)友奈に覚醒して解決でいいのかは物語のスジとして少し疑問がありますが、それはそれでホッとしたりもして、複雑です。原作は知りませんが、一時的な平和かもしれませんしね。

結城友奈(cv照井春佳)、東郷美森/鷲尾須美(cv三森すずこ)、犬吠埼風(cv内山夕実)、犬吠埼樹(cv黒沢ともよ)、三好夏凜(cv長妻樹里)、乃木園子(cv花澤香菜)など。


○「ブレンド・S」(秋)

かの名作「WORKING!!」をよりコメディかつ萌にしたような感じで、到底及びはしませんが、十分楽しいラブコメでした。

喫茶店でキャラになりきって接客するウェイトレスという、でも素顔はちと違うという人や同じという人や。
ギャップ萌が特に楽しかった、というかそれが一番のウリですかね。


桜ノ宮苺香(cv和氣あず未)、日向夏帆(cv鬼頭明里)、星川麻冬(cv春野杏)、天野美雨(cv種﨑敦美)、神崎ひでり(cv徳井青空)、秋月紅葉(cv鈴木達央)、ディーノ店長(cv前野智昭)など。


○「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」(秋)

真面目で、母の影響で変な方向の性知識を身につけている秋穂が、ズレた際どい下ネタを言うズレっぷり、ギャップが楽しいコメディ

篠崎遥(cv市来光弘)、香坂秋穂(cv悠木碧)など。


○「つうかあ」(秋)

女子高生によるサイドカーのレースはどうということはないですが、日常コメディや痴情のもつれコメディが楽しかったです。描き方も、レースの方が少なかったですし。

・9話「Mad Saturday」、チームやレースの紹介ビデオを作ってチームの2人の関係やスタイル(ワンパターンですが。)を映像を交えて説明したり、ゆり&めぐみが同じコーチを好きになったことによる痴情のもつれのビデオを作ってナレーションを入れたり。当の2人の悩んでいるシーンと、軽いノリで痴情のもつれビデオにナレーションを入れるシーンが交互に映されたり、テンポもよくて楽しかったです。

宮田ゆり(cv古賀葵)、目黒めぐみ(cv田中あいみ)、棚橋コーチ(cv三木眞一郎)など。



【番外】

○「キラキラ☆プリキュアアラモード」
(2017年2月から2018年1月)(総合評価3点(5点満点))

・プリキュアシリーズ14作目、日曜朝アニメ。プリキュアを見るのは、別プリキュアを数話見た程度ですから、実質初。

女児向けアニメと子供向けの魔法少女アニメにはやはり馴染めなかったのですが、高校生組のあきら&ゆかりの距離感がだんだんと縮まって、イチャイチャ、ラブラブカップルになるところは楽しんだので。
「ありがと、よく言われるわ」
(ゆかり)

・あきら&ゆかりカップルが大人気になったからか、ゆかりが大人気になったからか、ゆかりのキャラ設定が途中で変わったのかと思うところもあり、物語としてはどうかと思う部分はありますが、全体としてはツッコミを入れつつ楽しめたところも多いので、普通くらいでした。藤田さんがメインで出ているアニメだから高得点になるわけではありません。
フフフ・・・嫌いじゃないわ」(ゆかり)

宇佐美いちか/キュアホイップ(cv美山加恋)、有栖川ひまり/キュアカスタード(cv福原遥)、立神あおい/キュアジェラート(cv村中知)、琴爪ゆかり/キュアマカロン(cv藤田咲)、剣城あきら/キュアショコラ(cv森なな子)、キラ星シエル/キュアパルフェ(cv水瀬いのり)、ペコリン/キュアペコリン(cvかないみか)など。


○「BanG Dream!」(バンドリ)(冬)(総合評価2点)

作品内のいくつかのバンドが声優ユニットとして実際にライブをしていて、結構人気もある様子です。声優による事前特番や他のアニメ系番組に出演したりというのが多く、歌とバンドとゲームを売るためのアニメと言って良さそうです。

有咲のツンデレが可愛かったという以外はこれといって良いところは見当たりませんが(基本的にツンデレは好きなので。)、3話「逃げちゃった!」で、香澄らが「きらきら星」をアカペラや伴奏つきで何度も歌うというのは記録と記憶にとどめるべきであろうと思いました。

時間つなぎのためですが、他に歌える歌がないからと、徐々にメンバーが加わっていって3人で演奏、さらに増えて、という演出ですが、呆気にとられました。

戸山香澄(cv愛美)、花園たえ(cv大塚紗英)、牛込りみ(cv西本りみ)、山吹沙綾(cv大橋彩香)、市ヶ谷有咲(cv伊藤彩沙)など。


○「覆面系ノイズ」(春)(総合評価1.5点)

早見さんの声は上品なので、役に合うのかなと思って見ていましたが、普通に話す演技は問題ありませんが、歌うときは変な別れ方をした(実は)思い人である桃を思って、かつ、そういう曲調の歌なので感情を叩きつけるように激しく歌わないとダメなのにそれが全くできていなくて、合っていませんでした。

そのように歌う演技ができなかったのか、そういう指示だったのかは分かりませんが、ここまで合っていないのは、他の声優を含めて記憶にありません(演技が下手だというのはいくつもあれど。)。

有栖川仁乃(cv早見沙織)、杠花奏(cv山下大輝)、榊桃(cv内山昂輝)、悠埜佳斗(cv小野大輔)、珠久里深桜(cv高垣彩陽)、黒瀬歩(cv福山潤)など。


○「地獄少女 宵伽(よいのとぎ)」(4期)(夏)(前半の評価4点、全話の総合評価2.5点)

6話までが新作で普通に楽しみましたが、能登さんの閻魔あいを超える地獄少女はいないですが、以降は、冒頭に導入のための新しいアニメのようなものがありましたが、回顧録と称して過去作の再放送だったのが残念だったので。

いっぺん、死んでみる?」(あい)

最初から知っていれば落胆はしなかったのかも知れませんが、時間がないこともあって、毎期、どのアニメについても事前情報はほとんど知らずに見ることが多いので。

閻魔あい(cv能登麻美子)、一目連(cv松風雅也)、骨女(cv本田貴子)、輪入道(cv菅生隆之)、きくり(cvさかいかな)、山童(cv椎名へきる)、寒河江ミチル(cv和多田美咲)など。


○「異世界はスマートフォンとともに。」(夏)(総合評価2点)

死んだときに神様にお願いして、あまりにご都合主義で最強な能力を身に着け、スマホも使って楽勝しハーレムになる主人公に目が点になり、あまりにトントン拍子に話しが進んで盛り上がりがない話ししか無かったので作品に目が点になり。

望月冬夜(cv福原かつみ)、ユミナ・エルネア・ベルファスト(cv高野麻里佳)、スゥシィ・エルネア・オルトリンデ(cv山下七海)、リーン(cv上坂すみれ)、リンゼ・シルエスカ(cv福緒唯)、エルゼ・シルエスカ(cv内田真礼)、九重八重(cv赤﨑千夏)など。


○「王様ゲーム The Animation」(秋)(総合評価3点)

謎の王様の命令がスマホに流れてきて、従わないと死ぬというゲームに巻き込まれた高校生のクラス。
次々と死ぬのに警察や親は出てきませんし、死に方も残酷なのにギャグっぽいこともありましたし、途中からギャグと思って見た方がいいな、と思いました。

特に6話「反虐」で、王様ウイルスが原因ではないかとか、そしたらパソコンを操作する莉愛の全身が燃え出し、それなのにウイルスの解説をしつつ、それなのに下着や髪は燃えず、それなのに死ぬという・・・

ツッコミを入れるのも嫌になるくらい変なところばかりで、素直な意味での良いところを見つけられませんが、逆に、強く印象に残っているアニメです(笑)。

金沢伸明(cv宮野真守)、本多奈津子(cv堀江由衣)、倉本綾(cv藤田咲)、
本多智恵美(cv M・A・O)、岩村莉愛(cv Pile)など。


【shin】
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