2作、面白くなかったので、ざっくりと書いておきます。
◎「ゴールデンタイム」(全24話)
○ 見ている途中で、「とらドラ！」(これは、川嶋亜美(cv喜多村英梨)が櫛枝実乃梨(cv堀江由衣)に言った「罪悪感はなくなった?」でも有名な学園ラブコメの佳作。堀江さんも良い演技してましたね。悩みながら青春(恋と人生。)している良いアニメです。)の原作者が原作だと知りました。なので、最初は退屈でしたが、途中で少しひねったりドンデン返しがあるかもと思い、ちゃんと見るように。
で、あることはありましたが、少し苦笑でした。
○ ストーカー同然に柳澤光央(cv石川界人)を追いかけ回す、大病院の娘で大金持ちで世間知らずで自己中心的な加賀香子(cv堀江由衣)。
東京の大学で多田万里(cv古川慎)と光央が友達になり、光央は香子から逃げて東京に来たはずだったのに香子も密かに同じ学部に入学していたとか。
コミカルなのでいいですけれど、光央が香子から逃げ回って会ってくれないことは分かっているのに結婚をせまってくるなんて、ウザイ女ですね。
○ 万里は高校卒業直後の事故により記憶喪失で、林田奈々(cv茅野愛衣)が好きだったことは忘れていて、奈々も大学で1学年上なのに、気持ちの整理が付かず、それを言わず、香子が万里と付き合うように。奈々が好きだった頃の万里が霊魂のように残っていて時々干渉してきたり、奈々を忘れて香子に惹かれる万里を悪く思ったり、人格が今の万里と入れ替わったり。
○ 記憶喪失により自分とは何かが分からなくなった万里、記憶喪失により奈々のことを忘れて香子を好きになったことに悩む万里。コメディになったり、少し重い絵や雰囲気になったり。
香子が自分勝手で騒々しいので、香子に同情は出来ませんでしたが、
実は事故前から万里が好きな奈々がどうしたらよいか分からずに万里にも言えずにいるところ、万里の記憶を取り戻す手助けをするでもなく、堪え忍ぶ感じも同情は出来ませんでしたが、
万里の悩み混乱する状況にも同情は出来ませんでしたが、
岡ちゃんこと岡千波(cv木戸衣吹)だけはイロイロと間に挟まってケナゲに振る舞っていて、同情できました。
香子はウザイだけですが、奈々は、等身大と言えば等身大ですが、嫌な女子になっていましたし。
それぞれが悩んで成長するわけですが、2クールあったこともあり、その辺は順を追って描かれていて悪くはなかったです。
○ 万里は結局は元の万里の記憶が優先して香子のことや大学生活のことを忘れますが、訪ねてきた香子や香子との思い出の品などから香子を思い出し、あらためて香子を選びますが、それは2人で積み重ねた時間と2人で積み重ねた思い出という事実が、事故前の奈々への気持ちよりも重かったという、ありふれたことなのでしょう。
記憶喪失によりアイデンティティが分からなくなり、でも不完全でもアイデンティティはアイデンティティであると理解する万里でしたが、、、別にいいです。
アニメジャパン2014でオークションに出ていたサイン入り台本。
◎「黒子のバスケ」(2期)(全25話)
○ 奇跡の世代6人がそろい踏み。相変わらず、高校生なのに今すぐにNBAのレギュラーになれるだろ、という必殺技のバスケ。
奇跡の世代のそれぞれの間の人間ドラマが少しだけ描かれたり、1期より少しは物語に深みが出てきたので苦も無く見続けられましたが、私の好みではないというだけのことでしょう。
○ 奇跡の世代ではありませんが、相手選手をワザと怪我をさせて退場させ、試合に勝とうとするというか、怪我させること、むしろ再起不能にすることに喜びを感じる花宮真(cv福山潤)なんて、見ていて嫌な気持ちになりました。話が長いと、そういう変化も入れたくなるのでしょうね。
同情も感情移入もできない悪役って、TVアニメではあまり登場しませんが、タマにはそれも悪くないですけれど。
○ 集中力が極限まで高まって運動能力も普段の力以上のものを出すという「ゾーン」に入るのに必要なのがバスケを好きな気持ちだとの説明がありましたが、必要なのがバスケを「好き」という気持ちというのも、そういうものなのですかね。それは練習と才能が二次的なものということであり、であれば多くの人がゾーンに入れそうなのですけれど、、、それの上にプラスして「好き」が必須ということかな。
次が準決勝というところで終わり。人気があるようですから、3期もあるのでしょうかね。
○ いずれにせよ、現実世界で「黒子のバスケ」を脅迫していた犯人が捕まったのは良かったです。
アニメジャパン2014でオークションに出ていたサイン入りポスター。
【shin】
