思い付きブログ

「ちはやふる2」17首「ふくからに」感想。千早の突き指で燃える男子4人

◎「ちはやふる2」
 第17首「ふくからに」



吹くからに
秋の草木の
しをるれば
むべ山風を
嵐といふらむ

 (文屋康秀。百人一首の22番目の歌)

〔意味〕
 それ(山風)が吹くや否や草木がしおれるので、だから山風を嵐というのだろう。

 「それ」は強すぎる詩暢のことでしょう。
 でも、詩暢は、敵陣の右下段を詩暢なみの早いさで取った千早を見て、千早を手ごたえのある者として思い出しました。
 「私を、戦う相手と思っとる人間は、ここにはおらん。」と思っていた詩暢ですが、千早を自分に挑んでくる者として思い出したのでしょう。「私やったら。」と思って身を乗り出して見始めたので、まあ、詩暢も居眠りをせずに試合を見る気になったようで。


◎ 決勝の読手が理音の祖母で、小さい頃から かるた会で読み方を聞き慣れているとか、ちょっと反則な感じ。

 それを抜きにしても、強いことは確かなようですが。
 祖母の読み方以外だとやる気にならないからB級のままなのだから、最後までやる気が持続するとともに、他の読手にも慣れる努力をすればですが。

 ただ、それも含めて理音の実力ですけれど。

 可能性としてはもっと凄いかも知れないとしても、それを発揮しようともしなければ、発揮するための努力をしなければ、「明日からがんばる」(1話)、「まだ本気出してないし」(5話)、「できないんじゃない」(9話)と言ってお兄ちゃんの監視という一部だけしか頑張らない、引きこもりの「ささみさん@がんばらない」の鎖々美と同じだし。

 (尤も、高校の部活に「居場所がない。居場所。ここで、ここで勝たないと。」と思うくらいなら、普段から他の読手でももう少し頑張れば良いものですが、ままならないのでしょうね。)

 まあ、鎖々美は途中からかなり頑張りましたが、千早との対戦を契機に理音も頑張るようになるのでしょうけれど。


◎ 千早、人差し指を突き指。

 怪我をすると怪我をさせた方が動揺するものなのですね。
 理音は基本的に人は良さそうだから、特にそうなのかも知れませんが。


○ ラストで、そんな中でも頑張って集中力を高めて追い上げる千早を見て、男子4人が偶然に一緒に立ち上がり、ホホを叩いて気合を。

 そして、太一のミゾオチの下にマグマが煮えたぎる感じの絵、(この絵はどうと言うこともないですし、こういう絵のベタさもこのアニメではお馴染みなのでどうと言うこともないですが、)「熱を、熱をくれるのはいつも、千早だった。でも何だろう、この感じ。湧いてくる、ミゾオチの下の、熱いマグマみたいなの。知ってる。この熱が、5人分のあきらめないだ!

 何だかんだで千早に引っ張られてきた、どちらかと言うと他律的な太一ですが、これを契機に自律的に変わり、太一がA級になる日も近いと思えるのですが、このアニメは少しズラしてくるので、この流れのように進むのかどうか。


○ 瑞沢高校の5人は劣勢ですが、さて、どこまで追い上げるのやら。

 せいぜい2勝3敗で瑞沢高校の負けで、3勝できる現実的な理由が思いつかないのですけれど。
 そこを、どう戦うのか、どう描いてくれるのか、どう次につながる戦いを描くのか。


【shin】
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