思い付きブログ

失敗を次に活かすことが重要

 若年層の起業が減る一方、シニアの起業が活発らしいです。



 2011年度は60代以上の起業が全体の6.6%と増加傾向(リーマン・ショック前の1.5倍)にあるのに対し、20代以下の若者は過去最低で、07年度の11.3%から8.2%に減少したとのこと。

 特に、シニアに比べて若者は、医療や福祉などの成長分野の起業が多いので、若者の起業が減少するとイノベーションの停滞が懸念されるとのこと。

 なお、30から40代の比率はさほど変化していないことから、若者の起業の減少が特に目立つとのこと。



 8月6日付けの日経新聞にありました。 

 シニアは、起業しようという人が比較的多くはないのでしょうし、起業する場合もこれまでの人脈などを使って、ある程度の信用を前提に融資を受け易いのでしょうかね。

 若者は、比較的起業しようという人は多いのかも知れませんが、実績も人脈もないので融資が受け難いのでしょうかね。

 不景気もあって、若者は、当面の就職活動に忙しくて起業という冒険もし難いのかも知れないし、だったらいっそのこと起業しようという人が多いのかも知れないし、そこは分かりませんけれど。

 30から40代は、ある程度、実績も人脈も作り、目処が立ってから起業するので、コンスタントに起業があるのでしょうかね。



 しかし、若者の人口はそもそも減っている一方、シニアの人口は増えているのだから、仮に若者の中だけで見た場合の起業の割合が昔と変わらなくても、全体から見た若者の起業の割合が減少するのは当たり前だと思いますけれど。

 また、新卒で就職できないとか、一度つまずくと、大きなハンデを負うことになるのは日本の伝統ですし、失敗したときの責任を気にして冒険的な投資をしないのも日本の伝統ですし。



 記事では、イノベーションの停滞を招かないためにも、若者のベンチャーを支援する政策が求められるとしています。

 これはこれであった方が良いでしょう。
 日経新聞なら、当然、以前からそういうことは書いていると思いますが、それが不十分ということなのでしょうけれど。
 一昔前に比べれば、ベンチャーへの支援自体も、若者のベンチャーへの支援も増えてきているはずですが。



 それはさておき、失敗したら、感情的になって責任追及するばかりでは、ほとんどの人が萎縮して保身に走り、誤魔化したり、思考停止になったり、冒険的な投資はしなくなりますし。(責任追及を全くしなくて良いという意味ではないです。念のため)

 失敗しても、原因究明をしてそれを次に活かすことができないといけないですし、能力を見極めた上で次のチャンスを与えることもできないといけないですし。



 もしかしたら、日本の伝統とは、少し違いますかね。

 一度のミスでも再チャレンジを認めないとか、しかも、責任を取ったということで水に流して(チャラにして)しまい、その原因とかを突き詰めることをせずに、反省もせずに、今後に活かさないとか。
 昔はそれで良かったのかも知れませんけれども。



 福島の原発事故を契機に、日本人は、失敗を次にどう活かすかをもっと考えるように変わらないものかと思っているのですけれどもねえ。。。。。

 でないと、失敗が次に活かされず、同じような失敗をまた繰り返すことになりかねないですし。

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>涼さん
 一時、そう言われていましたね。

 だいぶ経ったから、その影響がある気はしませんけれど。

 
shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん
 不景気なときこそ、ベンチャーで!
 とは行かないでしょうね。
>shin さん
若者の起業はホリエモンの逮捕で

ちょっと少なくなったんじゃ?

ちょっと前にテレビで言ってた気が?
ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
今は不景気ですからね~
起業する元手もないし、銀行も金を貸さなくなってきてるし。
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