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ディバインゲート、ナースウィッチ小麦ちゃんR、シュヴァルツェスマーケン感想

【ネタバレ】
2016年冬アニメの感想の続きです。

◎「ディバインゲート」(全12話)

総合評価2点(5点満点)

基本的に重苦しさのある物語で、コメディならともかく、少なくともシリアス系であれば、死ぬ状況にある人は死なないと興ざめだったり。

アカネ(cv柿原徹也)、アオト(cv斉藤壮馬)、ミドリ(cv伊藤かな恵)、ヒカリ(cv竹達彩奈)、ユカリ(cv雨宮天)、ギンジ(cv吉野裕行)、
精霊の、イフリート(cv小清水亜美)、ウンディーネ(cv渕上舞)、シルフ(cv阿澄佳奈)など。ナレーションは緒方恵美さん。



○ 1話。緒方さんのナレーションで、シリアスに来ました。精霊の外見は萌キャラばかりなので、萌やコメディもありましたが。

まずはいくつかの能力者と能力を見せ、基本設定を説明し、アカネの孤独の理由の説明も一応あり(虐待を受けていたので両親を殺した。実は他の人が殺して、身代わりになった。)、場面転換の速さやシリアスさの割に分かりにくいということはなく。

ディバインゲートを見たことがある男子ですが、隠していて、その理由や悲しみの深さはおいおい説明されますが、悲しみの深さについて今一つ感情移入できないのは、アカネの自意識過剰な性格により増幅されている感情に今一つついていけないことと、自意識過剰な部分が私から薄れているからなのでしょう。

○ 8話。ミドリやギンジらが助かり、でも、ミドリらはディバインゲート破壊を再度目指すと決め、ギンジらは無理だとして評議会に戻ると。ミドリらのためと騙されて、ギンジがミドリらの居場所を話し、ピンチのミドリら。まあ、逃げられましたが。

ギンジの心理を微妙につく台詞、あまり上手い言い方とも思えませんでしたが、そういう甘い言葉に騙されてしまう人間の心理という意味では理解できます。



◎「ナースウィッチ小麦ちゃんR」(全12話)

総合評価2点(5点満点)

目指せアイドル歌手な中学生の小麦らの、明るいコメディ、楽しい日々、プラスして、おきゃんP娘(魔法少女)の「まじかるナース」に変身してややコミカルな怪人を倒すことによって「おファンC札」を回収しないといけなくなったり、というちょっとしたバトルもあったり。
変身することは秘密なので、コソコソ隠れて変身して敵を倒したり。

単に私の好みではないというだけのことでしょう、気楽に見れば楽しめるのかも。

過去のOVAの「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて Z」とは別ものだそうで、そちらは見ていません。

吉田小麦(cv巴奎依)、西園寺ここな(cv山崎エリイ)、如月ツカサ(cv小市眞琴)、うさP(cv吉野裕行)、たぬP(cv浪川大輔)、ねこP(cv竹内良太)など。






◎「シュヴァルツェスマーケン」(全12話)

総合評価2.5点

「トータル・イクリプス」(2012年夏秋放送、全24話。)はBETAが日本まで攻めてきたときが中心で、これはその前のヨーロッパでの戦い。物語として続いているということでいいのかは分かりませんが。

TEはシリアス系で重苦しかったですが、これはシリアス系に萌をプラスして見やすくしています(キャラデザインに萌キャラ要素が増えたとか、兄妹での夜の営みとか。)。
東ドイツの第666戦術機中隊「黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン)」の活躍と、国や地球より自分たちの権力と組織の維持・拡大を優先するかのような東ドイツのシュタージや人とか。

テオドール・エーベルバッハ(cv鈴村健一)、アイリスディーナ・ベルンハルト(cv山本希望)、カティア・ヴァルトハイム(cv田中美海)、テオドールの義理の妹のリィズ・ホーエンシュタイン(cv南條愛乃)、政治将校(監視役)のグレーテル・イェッケルン(cv安野希世乃)のほか、
シュタージ(秘密警察)の、悪役のベアトリクス・ブレーメ(cv田村ゆかり)、ハインツ・アクスマン(cv成田剣)、総帥のエーリヒ・シュミット(cv置鮎龍太郎)など。


○ 1話。現実の歴史でのベルリンの壁崩壊以前の冷戦期ように、東ドイツなどの東側と西側の対立もあり。この対立はTEでも残っていましたね。
BETAに食べられないように、あるいはこれ以上苦しまないように、助かる見込みがないパイロットは射殺するとか、TEもそうでしたが、初めからシビアに来ています。

しかし、相変わらず、BETAは不気味なデザインですし、強すぎ、多すぎ。

○ 2話。西側からの亡命者であるカティアなど、気に入らない人には死んでもらいたいとして無理な作戦をさせたり、援軍をわざと出さなかったりの、シュタージのベアトリクスなど。

国民を守るために国があるのではなく、国家体制を守るために国と国民があるということですが、それはアジア・太平洋戦争のときの日本も同じだったのですけどね。
気に入らない国民を、無実なのに拷問して嘘の自白を強要して有罪にしたり、拷問死させたり、近所同士で監視させて密告させて、不穏な国民を拷問したりということも含めて。


○ 11話。裏切りと裏切り。シュタージのシュミット総帥はソ連のKGBに送り込まれた者で、ソ連を守るために東ドイツがどうなっても構わないと思っていて。
それを知っていたベアトリクスは、総帥の部下を実は配下にしていたということでしょう、総帥を射殺し、シュタージ総帥に。

BETAが攻めてきて危機的状況なのに東ドイツ内部での争いや東ドイツとソ連の争いが優先していて、アジア・太平洋戦争当時の日本陸軍と日本海軍との権力争いといった内部での争いのようでもあるなと思い。

自分たちのやり方でないとBETAに勝てないと思っているからであり、さらに、自分達は正しいから自分達以外は間違っており、協力ではなく、それは排除されなければならないという信念でもあり。過信と信念が状況認識と決断を誤らせているという、現代の日本でも珍しくない話です。






【shin】
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