何故か早めに手に入ったので、感想を書いておきます。
私はこのアニメが大好きなんだ、というだけのことをグダグダと書いているだけの中身のない文章ですが、今回はいつにも増して御容赦を。
少しネタバレありです。念のため。
○ 11月27日発売のBlu-ray、2話収録、48分、11月29日深夜27時からBS-TBSでも放送、です。
第1話が「2月1日~20日 受験スケッチ」、第2話が「2月28日から3月1日 卒業スケッチ」。
阿澄佳奈さんと新谷良子さんのオーディオコメンタリー付き(後藤邑子さんがいないということは、まだ回復途上なのですね、、、、、収録は後藤さんだけ別だったとのことですし。気長に待っています。)。
コメンタリーによると、1話は約1年前、2話は約半年前に収録。随分と前なんですね・・・
32頁ブックレットと沙英とヒロの小さい卒業証書。
ブックレットの内容は、校長先生(cvチョー)の式辞、名シーン、新房総監督&脚本の大嶋さん対談、八瀬監督インタビュー、4期の「ハニカム」名シーン、新谷さん&後藤さん対談(これは対談だから実際に会ったのでしょう。)、メインキャラ声優のコメント、スタッフのコメント、6キャラの私服コレクション(今回は私服がイロイロ。ゆの が7種、他の5人は6種。)、「10年後の私へ」と題した沙英とヒロの作文。
因みに、販売店特典のA3サイズのポスターが付いてきて、絵はブックレットと同じです。
ドラマCD「ひだまりえもーしょん」は、沙英とヒロが1年生のときの、室内での2人だけの会話。12分弱の、2期1話(ゆの のやまぶき高校入試の話)につながる話。実際に2人が会って収録したとのこと。
卒業編2話で、2人が出会ったときのぎこちなく初々しい姿が描かれていましたが、CDではとても仲良しな2人の会話。直ぐに仲良くなったんですね。
◎ 8月下旬でしたが、Blu-ray発売予告のCMがTVで流れました。
と書いても涙が出てくるくらい、CMだけで涙が出ました。
ウォークマンから1期の名曲「芽生えドライブ」が流れても涙だったり。
通勤時間帯にウォークマンを聞きながら涙ぐんでいる男がいたら、私かも知れません。そんなときは、そっとしてやって下さい。
この中身のない文章ですらも、涙を浮かべながら書いている感じ。
1970年、週刊少年マガジンで連載されていた名作ボクシング漫画「あしたのジョー」で力石徹が死んだら、ファンが実際に葬式を出してかなりのファンが参列したそうですが、葬式があれば参列する気持ちは分かります(このアニメの場合は謝恩会でしょうが。)。
○ チラシの表裏、一部のアップ。
表。
裏。
◎ ヒロ(cv後藤邑子)と沙英(cv新谷良子)が卒業だなんて、見たいような見たくないような、複雑な心境。
2007年のアニメ1期から2012年の4期まで、特別編とかも含めて一緒に歩んできた&一緒に積み重ねてきた、(と勝手に私が思っているだけだということでもいいですが、)2人がひだまり荘を去るなんて。
私が密かに推している夏目(cv福圓美里)も卒業だし。
でも、だからこそ、見届けねば。
そうです。このアニメは、ゆったりとした日常の軽いコメディの中での、ひだまり荘の4人+2人や やまぶき高校の生徒の日常と、ゆっくりと、だけど着実な成長を描いてきたわけですから、1学年下の ゆの(cv阿澄佳奈)、宮子(cv水橋かおり)、2学年下の乃莉(cv原田ひとみ)、なずな(cv小見川千明)も成長するわけですから、仕方ないですね。
○ 1話。受験に行く2人のために交代で弁当を用意する4人とか、みんなトンカツだったりとか。
試験の出来が今一つで不安なヒロとそれを支える沙英だとか、合格して喜ぶとか。
軽いコメディの中で時々見せる ゆの の寂しげな表情だとか、宮子はいつもどおり元気だとか、少しずつ卒業の雰囲気を出しつつ2話へ。
ただ、1話は少し中途半端だったかな。見ていて少し落ち着かない座りの悪さ。
コメディでもなく悲しくもなく、コメディでもあり悲しくもあり、卒業は嬉しくもあり悲しくもあり。
でもそれが2話にうまくつながるんですよね。
それは、ゆの の気持ちと同じ。ブックレットにも書いてありましたが、「ひだまりスケッチ」全体の主役はやっぱり ゆの だということでもあるのでしょう。
自分の気持ちを整理できない ゆの。
でも、2話で、宮子との何気ない会話や、ゆの自身がこれまでに積み上げ歩んできた大人への階段を通じて、2話最後では、寂しいけれど、心から卒業おめでとうと言えた ゆの へ。
もう3年になりますし、ゆの も成長しています。身長以外は・・・
○ 2話。沙英とヒロの出会いのぎこちなさが妙にニヤニヤできたりだとか、これから賞を目指して投稿する小説を初対面なのにすんなりとヒロに読ませた沙英が既に2人は通じ合っていたんだなと妙にニヤニヤできたりだとか。
各キャラの涙も控えめで、涙のシーンに時節コメディを挟んだり、さあ泣けという感じが無いのが良かったり、だけど悲しくて、だけど卒業おめでとうであり、だけど涙がこぼれて。
元気な宮子も卒業式の途中からは悲しげだったりとか、ずっと悲しげな ゆの に寄り添って泣いていると思われる宮子だとか、でも表情と涙は見せない描き方だとか(下の絵。)、そこが却ってこれまでの歩みが走馬灯のように駆け巡ってグッとくるものがあったりだとか。
いい卒業でした。沙英に片思いの夏目の気持ちの動きも良かったですし、泣く夏目に優しい沙英だとか。
吉野屋先生(cv松来未祐)の良いシーンもありましたし、でもやっぱり吉野屋先生だったり・・・
2人や4人や1人が未来に向かって別々の道を歩み出す前向きな終わり方も、綺麗すぎずにまとまっていて。
卒業式後の6人の会話で、みんなは家族だとヒロと沙英が言っていましたが、正にそんな感じ。
(まあ、沙英&ヒロはそれ以上のはずですが・・・)
私は親戚くらいのつもりではいるのですが、それでいいよね?
◎ しかし、大好きな名作アニメ「ひだまりスケッチ」の良さ、これまでの積み重ねからくる今作の感動は、私の文章力では上手く表現できないですし、まずは見てください。
名曲「わかって下さい」(フラれたのに元彼に手紙を書く女性の歌なので、状況は全く異なりますが。)の一節、「涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい」(詩曲歌・因幡晃。1976年。)のような感じ。
○ アニメ5期があることを気長に期待しつつ、ヒロ、沙英、夏目を始め、ゆの、宮子、乃莉、なずなに、ありがとう。
もう一度、ありがとう。
【shin】
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shin{流れ星}
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