しんごの部屋2

訪問ありがとうございます。
随想を主としたブログです。
つれづれなるままに書いています。

日曜日の朝

2013年09月29日 | 日記

朝早くから、着てゆくものを、あれこれと考えて、ひとりごとを言っている多美子。

日曜日は、多美子にとっても私にとっても特別の日で、自身にとっては、

神を礼拝する者として、教会にゆくのはお祭りに行くような、楽しい気分です。

多美子は賛美歌を鼻歌で歌いながら、行く準備をしています。

同時に、教会は私たちには職場ですから、やってくる人たちのこと、礼拝プログラムのこと、

午後の諸行事のこと、礼拝堂の整理、整頓、掃除、準備。教会学校のこと。

頭を巡らせなければいけないことが、いっぱいあります。

私たちは、すでに、ほとんどの働きは、若い次の世代に譲っていますから、

仕事のことはあまり考える必要はないのですが、多美子には、いつまでも現役としての

思いは消えないようで、あたまの中では、忙しく働き続けているようです。

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最北端の地で

2013年09月19日 | 日記

プロの写真家による多美子とのツーショットは、結婚式の写真・多美子29歳、晋悟29歳北海道旅行のこの写真・多美子65歳、晋悟65歳のみである。
65歳で牧師を定年退職(その後も延長して5年間牧師であったが)した2008年、妻と北海道旅行をした。私の育った故郷と慕っていた、苫前郡初山別村豊岬を、訪れたいと私が強く願ったからであった。
大阪に来て以来、実に55年ぶりの記興であった。宿泊施設のある道の駅に1週間滞在し、私の手つくりの「二つの故郷」というパンフレットと聖書を戸別配布した。私を覚えてくれている人はもう誰もいないと思っていたが、55年も前のことを覚えている人が多いのに驚かされた。人の出入りのほとんど無い超過疎の村の故であろう。

多美子と北北海道を旅したとき、この最北の地で、写真家に出会った。忙しく撮影の準備をしておられ。人物撮影ではなく、風景の撮影である様子だったが、私の目に映る限り、たいした写真が撮れるようには思えなかった。

誰かにシャッターを押してもらいたいと思っていましたが、周りに誰も見当たらず、準備に余念のない方の手を止めさせてもいけないと思い、妻だけを撮っていました。私の様子で気が付かれたのでしょう、「撮ってあげましょうか?」標準語で、穏やかな口調の、40歳そこそこの方でした。恐縮しながらお願いすると、座る位置や、ポーズなども指示してシャッターを切って下さいまいた。同じカメラでも、私の撮ったのとはやはり全然違う出来栄えでした。「何かのご縁ですから、私の写真のモデルになって下さいますか。?」と写真家は自分のカメラで、数枚の写真を撮られたのですが、はたして、私の知らない何かの所に、この写真が用いられたのでしょうか?その時、「何に使ってくださっても構いません。」と私は言いましたので、肖像権などはありません。


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I iove Tamiko.

2013年09月19日 | 旅行

I iove Tamiko.

多美子とは、40年間のつれあい、超まじめでユーモアが通じない。
しかし、認知症の進行と共に、私にとっては面白く楽しい伴侶と
なってきました。介護の大変さよりも、最愛の友イエスと共に、
愛する妻と共にいる喜びがはるかに大きい。

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小学六年生の頃(その1)中秋の名月

2013年09月19日 | 日記
台風一過、夕暮れの風も心地よく、散歩に良い季節です。
明日が中秋の名月。この年齢になるまで、さまざまな感慨をもって月を眺めたことですが、
記憶に残っていることはあまりありません。美しさと肌にふれる空気の心地よさを楽しむだけの年がほとんどであったためであろうか。

ただ、小学六年生の秋の月見だけは、鮮やかな記憶として残っています。中学三年生の兄と、ごみごみとした、古い長屋の前で眺めていました。6畳と三畳の部屋に、父母と五人兄弟
が生活していた厳しい時代でした。そのころの自分のことを思い返すと、私は涙がながれてきます。そのころは、何もわからない子どもでしたから、自分が不幸だなどと思ったり、嘆いたりすることはありませんでしたが、今からあの頃の私を客観的に眺めると、不幸な可哀そうな子供に見えるのです。
ともに月を眺めた兄は、昨年天国に召されました。私にとっては、大きな存在の兄でした。

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東京だよ、おっかさん。

2010年08月15日 | 日記

夏期休暇を利用して東京の息子の家にゆきました。
 息子は、一日、会社の休みをとってくれて、東京見物に付き合ってくれました。
暑い日でしたが、好天に恵まれて、東京タワーに昇り、国際近代美術館、皇居内の公園、国会議事堂を巡りました。妻は楽しんでいました。私も、一度行きたいと思っていた場所でしたから、満足感がありました。
 妻と私は翌日、例年のごとく富士五湖を巡って帰宅しましたが、家に帰った途端、妻は、東京に行ったことも、富士山を見たことも、ドライブの間、感動し続けていた、きれいな空や緑のことも忘れ去っていました。
 妻の病気の進行には、覚悟していることなので、私はあまり驚きませんが、やはり、楽しかった旅を、いつまでも思い出として共有できなくなったのは、淋しい限りです。

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