しんごの部屋2

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《サンパツ屋さんで妻と漫才をしていました。》

2013年12月30日 | 日記

(この記事はfacebookにもほぼ同じ内容で投稿しています。)


忙しい時ほど、書きたいことが湧いてくる困った性分です。でもこれが最後のタイムラインの書き込みになると思います。家族が来る正月のために、大掃除は出来ないけれど、多少の家の片づけと掃除だけで数時間、買い物で数時間、年賀状の投かん、銀行で振り込み(詐欺ではなくて)、最近、妻は三度の食事でなくて四度ないしは五度の食事になります。「スウェーデン並みになってきたね。」とちょっと嫌味の混じった冗談を言いながら準備します。あれこれ考えると、時間が足りないのに、この書き込みをしている自分の愚かさ~妻の口癖の《笑うしかない》まさにそんな私です。

昨夜、なじみの吉川さんという近くのサンパツ屋さんが、最後の客として予約してくれました。歩いて出かけようとすると、一人でいるのが不安なようなので「じゃぁ、一緒に行きますか?」と行かないと言うだろうと思って尋ねると「うん、行く、行く。」というので連れ添って出かけました。吉川さんは、妻のまだ病状がそんなに進んでいない頃から、わたしのサンパツ中に携帯電話が何度もかかってきましたから、妻のことをよく知って下さっています。

散髪をしてもらっている間、待ち合いのソファに座っていましたが、すぐに場違いだと気が付いたのでしょう、立ち上がって帰りかけました。困ったなと思った瞬間、妻の白髪を見て「お正月までに髪をカットしてあげる。」と約束したことを思い出しました。

吉川さんに、女性の髪のカットが出来ることを確かめて、お願いしました。私の隣の椅子に座って、吉川さんの美人の奥さんも、店に出ておられましたので、会話が弾みました。落語の<浮世床>を思いだして、わたしは冗談ばかり言っていましたが、昔のことを話題にすると妻も話に乗って来ます。顎の傷跡の話から、髪を私や娘がカットした時の反応などを面白おかしく話していました。

最初はカットするのを嫌がっていましたが、吉川さんの手なれた仕事ぶりが鏡に映るのを眺めて、次第に機嫌がよくなり、機嫌の良い時の口癖の「ありがとう。」が繰り返し出るようになりました。途中で「横からうしろの毛をもう少し短く」と注文をつけていましたが、仕上がりには満足だったようです。

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