梅雨……湿度↑↑……暑い(;´Д`)💦。
この間、日本の歴史小説アレルギーが……と書きましたが、コミックの方は好みこそあれ、そんなことはないとある意味自信を持って言えます^_^;。
市川ジュン『華の王』(あおば出版)全3巻、片付けをしていて発掘()し、久しぶりに読み返しました。いえ、持っていることは覚えていたのですが、「市川さんの歴史もの、文庫で持ってたよな〜」くらいのあやふやな記憶で。もう何年、いや10何年読んでいなかったので、忘れてましたわ。
というかこれ、とってもタイムリー。北条政子ヒロインの作品です
(そういえば今晩の「歴史探偵」も北条政子らしい)。
市川さんといえば『陽の末裔』がぱっと頭に浮かぶのですが、こちらはそのあとの作品ですね。wikiがあまり充実していないので、過去現在の活動状況がよく分からなくて残念。
この『華の王』は市川さんの綺麗な線、繊細さとパワーを兼ね備えた絵柄で、歴史に忠実に描かれたコミックです(「後妻打ち」あたりも描かれてます)。作品自体は頼家の代の途中で終わっているので、政子の生涯を描ききったという長さではないのですが、読み応えはしっかりあります。キラキラした頼朝や小四郎(北条義時)もなかなかですよ。
あとがきを読むと、スコラ社の倒産で最初の単行本が絶版になったあと、同社を引き継いだあおば出版から出たのがこの全3巻の文庫版みたいですね。でもあおばもその後なくなっちゃったので、朝日新聞出版が上下巻の文庫を出したようですが、それも今は手に入りにくいのかな? さいわい、電子書籍があるので読めるといえば読めそうですが、こういう好機に再版すれば良かったのに……と思う私でした。いやいや、もったいない。
私の持っている本もヤケちゃってるので、電書で買い直そうかな?
今から四半世紀以上前の作品ですが、ずっと残していきたい名作だと思います(出来たら、もっと尼将軍としての活躍も読みたかった☺️)。
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