しおんの寝言

先代バーニーズのしおんの寝言だったけど最近は2代目にやってきた、うりからしおんねーたんへのお手紙です。

ごめんねの日

2007-09-11 20:40:46 | デキゴト
去年の今日・・・しおんと一緒に大学病院へ行った。
5月に顎下にできた良性の腫瘍、好酸球性肉芽腫が
一向に好転しない為、何度も細胞診により病理で
検査したものの良性の腫瘍との判断。

でも結局腫瘍は大きくなるばかりで、結局組織を切除
して再度検査のする為に大学病院へ足を運んだ日。

ホームドクターは、しおんの年齢を考えて良性の腫瘍
の判断なので無理に切除という治療は望まないという
意見だった。
自分も良性なら・・・体に負担を掛けてまで・・・っていうのは・・・
と手術は躊躇してしまった。

病理の判定は100%ではない事は承知している。
でもゆっくり大きくなった来ていた腫瘍を毎週病院へ
通い経過観察しながら、あの太い針で何度も組織をかなり
大きく採取して病理で判定してもらっていたのに・・・
何故解らなかったんだろう???

しおんは痛みにもいつも我慢強く耐えて、病院でもイイ子
だった。
獣医さんを困らせたこともなく、注射だって点滴だって採血だって
大人しく頑張ったし、レントゲンだって麻酔なしでも取れる子だった。

5月に腫瘍を発見した、腫瘍がまだ小さな時に処置していれば
どうだったんだろう?
獣医の言葉を信じずに自分の胸騒ぎを信じるべきだったのか?
この一年間ずっとその事を悔やんでいた。

今日のこの写真は10歳の記念にと写真スタジオで
ちゃんと撮った家族写真。
結局、最初で最後の家族の記念写真となってしまった。
そしてこの写真の日が腫瘍を発見した日でもある。

この中で微笑んでいるしおんの笑顔はあまりに無垢で、切ない。
どうして私はしおんを助けられなったんだろう?
ごめんね。


そしてこの日の大学病院の検査を境にしおんの腫瘍はどんどん
スピードを増して大きくなってしまった。
この日の大学病院の判定を待つ事無く・・・突然・・・あっけなく・・・

11日が月曜日で・・・木曜日の夜中に虹の橋へと旅立ってしまった。

命日となった15日も切ないけれど、この日が無かったら・・・と
何度も何度も思って悔やんだ日・・・この日の事は忘れられない。



その3週間も後になってやっと出た判定・・・
肥満細胞腫グレードⅢ・・・(悪性の腫瘍)
しおんが痛い思いしても、何度も我慢したのは・・・なんだったんだろうね

ほんとにごめんね。


今日は・・・ごめんねの日です。