最近の政治情勢を眺めて感じることなど

タイトルそのまま「最近の政治情勢を眺めて感じること」など書き連ねています。右寄り中道。

立憲民主党 政治資金パーティー 小川淳也

2024-12-20 17:15:36 | 日記

▼立民が『政治資金パーティ禁止』を事実上撤回

12月10日、立憲民主党が政治資金問題に関する法案を提出しました。その中に『政治資金パーティー』を全面禁止を求めるくだりがないことが話題になっています。これまで求めてきた「全面禁止」を事実上、撤回したということになります。

立憲民主党は12月10日、社会民主党と共同で政治資金透明化法案(正式名称「政治資金規正法の一部を改正する法律案」)を衆院に提出しました。この法律案は12月4日に提出した「政策活動費廃止法案」、12月9日に提出した「政治資金世襲禁止法案」「企業・団体献金禁止法案」に続く政治資金規正法の再改正案で、10月に提出した法案が衆院解散により廃案となったため、今回、再提出することとしました。 本法案は、10月に提出した法案に盛り込んだ政治家本人に対する責任強化や、「その他団体方式」の規制強化、政治資金監査の拡充、政治資金収支報告書のデジタル化の推進、政治資金に係る第三者機関の検討などに加えて、政治資金の透明化をより一層、前に進めるための方策として、
(1)オンラインパーティーも政治資金パーティーに含めるとして追加すること、
(2)政治資金パーティーの対価支払の公開基準を、寄付と同様に年間当たり5万円超に引き下げること、(3)外国人等からの政治資金パーティーの対価支払の収受の禁止といった政治資金パーティーの規制強化
──を新たに盛り込んだものです。

《引用》【政調】「政治資金透明化法案」を社民党と共同で衆院に提出 立憲民主党

 


▼これまで散々政治資金パーティの全面禁止を叫んできた立憲民主党
2024年5月⇒「政治資金パーティ禁止法案」提出
「政治資金パーティーは裏金に直結!隠匿の温床!」
まるで政治資金パーティが全ての元凶であるかのような見事なこき下ろしぶりでした

立憲民主党は5月20日、「政治資金パーティーの開催の禁止に関する法律案」を衆院に提出しました。
 今回の政治とカネの問題は、自民党の派閥の政治資金パーティーの裏金問題に端を発しており、政治資金パーティーの開催を規制するのは国民感情にかなっています。また、政治資金パーティーは、参加の対価という本来の目的が薄れ、事実上の企業・団体献金になり、献金の公開や量的規制の抜け道となっていること、1件当たり20万円まで購入者名が公表されず、パーティー券を誰にいくら売ったかの確認・突合が極めて難しく裏金の温床になることなどから、「資金力」の格差が選挙の公正性や政策決定を大きく歪めています。
 そこで、本法律案は、政治資金パーティーの開催を全面的に禁止し、違反した場合の罰則や、寄附金控除の拡充に関する検討条項について定めるものです。
https://cdp-japan.jp/news/20240520_7774
《引用》「政治資金パーティーの開催の禁止に関する法律案」を衆院に提出 立憲民主党

 

2024年8月⇒政治資金パーティーは「裏金づくり抜け道」!

先に出した法案が通せなかった立民。

政党支部経由の献金がまかり通るとともに、企業・団体献金の迂回路として使われた政治資金パーティーが、今回の自民党派閥の裏金事件となりました。

パーティー券の代金はパーティー参加の対価とされますが、対価という本来の目的が薄れ、事実上の企業・団体献金となっています。外国人や海外企業の購入も規制されていません。1件当たり20万円まで購入者名を公表する必要がないことから、パーティー券を誰に、いくら売ったかの確認・突合が極めて難しく、公開や量的規制の抜け道となり裏金化が容易だと指摘されています。

 213回通常国会で成立した改正政治資金規正法では、購入者名の公開基準額が1件当たり「20万円超」から「5万円超」に引き下げられましたが、回数制限は無くパーティーを小分けにして1回当たりの金額を抑えれば、氏名の公開を回避できます。加えて、任意団体が主催し、その収益を政治家の関係団体に寄附するいわゆる「岸田方式」や、「オンライン開催」は「政治資金パーティー」の公開規制には該当しない抜け道になってしまいます。立憲民主党は、この抜け道をふさぐことを提案しました。

《引用》一部の声で選挙も政策も歪めない 立憲民主党

 


▼そんな"必死の訴え"をなぜかあっさり取り下げた立民・・・小川幹事長が理由を語るもご都合主義すぎて大炎上

昨年まで(衆院選の頃まで)必死の形相で禁止しろ!と叫んでいたのを突然ひっこめたには、相当な理由があったのでしょうか?小川氏がまるでご都合主義を煮詰めたような無理筋の『理由』を語ってくれました。

https://www.youtube.com/watch?v=S1UH0Idj0cE&t=5s
2024年12月10日 #小川会見 

 

【日本テレビ】
 前回の通常国会で政治資金パーティーの全面禁止法案を提出されていると思うが、そのときの提出理由に、政治資金パーティーの開催の規制は国民感情にかなっているとあった。きょう改めて提出した改正案には入っていないが、改めてになるが、その理由についてお聞きしたい。
【幹事長】
 今回入っていない理由。
【日本テレビ】
 いわゆる全面禁止が入っていないが。
【幹事長】
 ちょうどこの問題が起きたのは去年の今頃ですよね、明るみに出たのは。それから検察の派閥事務所に対する強制捜査が入り、逮捕者が出て、そして、派閥の解散劇。まあ形だけかもしれませんが。そういう一連の騒動の中で、これは企業・団体献金あるいは企業・団体によるパーティー券購入という一部の問題にとどまらず、このパーティー方式、収益率9割、20万円まで誰が買ったかわからないという方式そのものに全面的に向き合うことが当時の国民世論に対する誠意だという判断があったと。当時執行部にはいませんが、そう受け止めています。
 それから若干年月を経て、そして総選挙を経て、ある意味少し頭を冷やして、一方で、その彼らの言う政治活動に一定の資金が必要で、それをいかに透明化するかということが冷静な論点として浮かび上がっている、最近の情勢もちゃんと見なければいけないとは思っています。
 したがって、当時の情勢の中で全面禁止という考え方があり、そして、現に今、我が党としては、少なくとも役員は、執行部はパーティーそのものを自粛しているわけで、全くその気概なりを失ったわけではありませんが、しかし、もう少し論点を絞って、冷静に、企業・団体による購入を控えることで少しでも疑念を晴らして政治資金の浄化・透明化に資するように努力したいと、若干時間を経て冷静な議論になっているというふうに受け止めていただけると幸いです。

《引用》【幹事長会見】補正予算、政治改革で「国民にとって良い結果に繋がるよう、野党第一党として全力を尽くしたい」小川幹事長

 


苦し紛れの言い訳ばかり語る小川氏。
 「当時の国民世論に対する誠意だという判断」
 「当時執行部にはいませんが、そう受け止めています」
 「それから若干年月を経て、そして総選挙を経て」
 「若干時間を経て冷静な議論になっている」

あれだけ大騒ぎした『パーティー禁止』も、結局のところ選挙向けのパフォーマンスに過ぎなかったわけですね?

ネット界隈から「国民なめるな」と批判が殺到しまいた。

 

 

 



▼思いおこせば、昨年の時点ですでにバラバラだった立民
党が「政治資金パーティ全面禁止」を叫ぶ中、悠々とパーティ開催を画策した立民幹部
うしろめたさもあるのか、彼らは様々な言葉で自分の矛盾した行動の正当化をはかります。


岡田克也幹事長(当時)「自分たちだけやめたら競争にならない」

 立憲民主党の岡田克也幹事長が27日に大阪府で政治資金パーティーを開くことが分かった。24日、岡田氏が記者団の取材に明らかにした
(中略)
岡田氏は自民議員もパーティーを開いていると指摘した上で「自分たちで縛ってしまっては競争にならない」と説明。パーティー収入は主に事務所スタッフの人件費に充てているとし、「(開催を)やめる理由はない」と強調した。

《引用》立民・岡田氏もパーティー予定 党は禁止法案、代表問題視せず:時事ドットコム

 

大串選対委員長(当時):「政治資金パーティー禁止が制度として法律が通れば自分もやらない」

立憲民主党の大串博志選対委員長が政治資金パーティーの開催を予定していることが23日、分かった。
(中略)
大串氏の政治資金パーティーは6月17日に東京都内のホテルで開かれる。案内状には政治資金規正法に基づく政治資金集会と記されており、会費は昼食付で2万円。「混迷する国内外の情勢について知見を深める機会をいただきたく、定例の勉強会を開催する」と案内されている。
(中略)
大串氏は産経新聞の取材に「定期の勉強会として計画している」と述べた上で、「(与野党議員)みなが制度として、お金のかからない政治を作っていこうというのが今回のわれわれの提案だ。これが制度として法律が通った場合にはやらない」と語った。
《引用》政治資金パーティー禁止法案提出の立民、大串博志選対委員長がパーティー開催へ - 産経ニュース

 

階猛ネクスト財務大臣:「朝食会(パーティーとは言わない)に来てね!」

【衆議院議員 しなたけし 特別朝食会 のご案内】
「政治家しなたけし」初の本格的な政治資金パーティーである
「特別朝食会」を開催する運びとなりました。
皆様には多大なるご負担をお掛けしますが、これまでの経緯と今後の決意をお伝えしたいと思います。
ぜひともご理解とご協力を賜りますよう心よりお願いいたします。
 
日時:令和元年6月24日(月)
会費: 20,000円

《引用》>衆議院議員 しなたけし 特別朝食会(6/24)のご案内 | しなたけし(衆議院議員)

 

そしてそれを擁護してしまう党の泉代表(当時) 「施行されるまでの間は禁止するものではない」

立憲民主党の泉健太代表は24日の記者会見で、党が衆院に提出している政治資金パーティーの開催を禁止する法案について「施行されるまでの間、(パーティー開催を)禁止しているものではない」と述べ、現時点での開催を容認する考えを示した。施行に先立って開催を自粛することについては「野球で相手チームがスパイクをはいて、こちらは草履で試合をやってくださいといわれたらどうなのか」との例えを持ち出し「同じ世界で競い合うときに、ルールが違った状況で戦うことは公平とは言えない」と主張した。

《引用》立憲・泉代表、政治資金パーティー容認「施行まで禁止していない」 | 毎日新聞

 

政治資金パーティー禁止を求めながら自分たちは開いてしまう立民幹部に、おなじく立民の小沢一郎氏が真っ向から否定している(バラバラかよ)

「あたまオカシイ」

 

 

 


政治資金パーティー問題でまた立民の底の浅さが露呈しました。
良い感じの与党批判パフォーマンスができた、などとと思ったら大間違い。
こういった考えなしの大騒ぎをおこすたびに、国民の立民離れは加速するばかりではないでしょうか。


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