SHISHIRA

「憂きことの 尚この上に積もれかし 限りある身の力試さん」

日高晤郎を聴く『晤郎の語源・雑学・縦横無尽』~「後の祭り」

2020年08月30日 | 日記
今日の晤郎さんの言葉は「後の祭り」です。

よく後の祭りという言葉を使いますが、祭りというのが、祇園祭だとは知りませんでした。
諸説あろうかと思いますが、言葉の由来を探るのは面白いものです。

↓mp4ファイルで聴くことかできます。
『晤郎の語源・雑学・縦横無尽』~「後の祭り」

日高晤郎を聴く『晤郎の語源・雑学・縦横無尽』~「アツモリソウ」

2020年08月28日 | 日記
埼玉県の熊谷に住んでいた学生時代、「熊谷次郎直実」の像があったことを覚えています。
北海道には、北海道の歴史を築いた人の銅像が多いですが、武将の像とはさすが内地だと思いました。

『平家物語』の「一ノ谷の戦い」で、直実が齢16、自分の子どものような平敦盛の首を、死後は供養すると言って斬った話は有名です。直実はこれまで多くの人を斬り、切腹や手足を斬り落としても救われないと悩んでいたという。法然は、今までの行いにかかわらず、念仏を唱えることで救われると話すと仏の慈悲深さに号泣し、法然に弟子入りをして出家したと言われています。
熊谷次郎直実と平敦盛が花の名前になっていることは趣深く、切なさも感じるものです。

今日の晤郎さんの言葉は「アツモリソウ」です。

↓mp4ファイルで聴くことかできます。
『晤郎の語源・雑学・縦横無尽』~「アツモリソウ」

「逃げる」は命を守るすべ~身延山高校の授業とさだまさし。

2020年08月24日 | 日記
山梨県身延町に日蓮宗総本山久遠寺があります。
幼いころ、よく家族と身延山にお参りに行きました。
2000年から2年間、埼玉に住んだ時は、よく車で身延山にお参りに行き、ほうとうを食べて帰りました。
父の遺骨も納めさせていただいており、久遠寺は縁のあるお寺です。

身延山には、僧職養成のための仏教コースがある身延山高等学校が久遠寺の近くにあります。春になると大きなしだれ桜が咲き誇る桜の名所でもあります。


身延山高校は、とても特色ある学校です。
3年生が卒業した3月に、1・2年生を対象とした「誓願」という授業を行うそうです。
おそらく2・3年前ですが、山梨日日新聞の記事を教材にして、『「逃げる」は命を守るすべ』という授業が行われ、それが山梨日日新聞の記事になりました。同校のFacebookの記事からそれを拝借させていただきました。

 ↓ここをクリックすると拡大して見ることができます。
「逃げる」は命を守るすべ
「逃げる」とは「避ける」であり、「命を絶たなければならないような状況に陥ったときこそ、逃げていい」
いじめで自殺するは多くいます。
恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演していたプロレスラーの木村花さんがSNSの誹謗中傷で亡くなったのは記憶にあたらしいところです。酷い言葉をかけられれば、どんどん自分の視野が狭くなっていくものです。「逃げる」とは「自殺する」ことではなく、自分の進む方向を変えて進むことだと思います。酷い人間は、それをまた「卑怯だ」などと言いますが、進路を変えて逃げることは生きるために必要な手段です。その切り替えはとても勇気が必要ですが、ここを何とかひと頑張りしなければ。
この記事を読んだとき、何かハッとするものがありました。

そして昨日の「24時間テレビ」でも、気付くことがありました。
28歳で35億円の借金を背負ったさだまさしの言葉と「主人公」という歌です。
「みんな自信がない。生きるっていう事とか自分の歩いている道に。自信がないから私の人生では、何がどうあれ私が主人公なんだから頑張ってやろうよ、という歌詞が嬉しいんじゃないかな。みんな自分を責めすぎだよね。自分のこと、もうちょっとこうすればよかったとか、こんなことじゃダメじゃないかって。責めすぎる。それは自分が可哀想だよね。一生懸命生きているんだもん。もうちょっと自分を認めてあげないと。」

「主人公」はさだまさしの歌の中でも一番好きです。でも、改めて今聴くと、歌詞の意味が深く突き刺さるものがあります。

さだまさし - 主人公

「24時間テレビ」に思うこと。

2020年08月23日 | 日記
早いもので、この番組が始まって今年で43回目。
「視聴者からの寄付を、国内外の福祉・環境保護・災害復興の支援に役立てる事を目的とした番組であり「本当の主役は(テレビの前の)あなたです」を謳い文句にしている。このキャッチフレーズは2000年代初頭までエンディングで表記されていた。」(Wikipedia)とされている。
チャリティーマラソンが始まった頃から、バラエティー色が強まってきた。身体の不自由な方や子どもたちを使った感動の押し売りのような番組になってしまった。
"国内外の福祉・環境保護・災害復興の支援に役立てる"という目的であるなら、日本を含めて世界各国の貧困や、寄付金がどのように役立てられているのかを知らしめることが必要であり、このような番組を行うのなら、これこそテレビ局の使命と思うが、そのようなことは一切ないようだ。
今回のマラソンは、一周5キロで10万円を募金するという。

いずれにせよ、どうも本来のチャリティーとは異なっている。それでもこの番組を続けていく必要性は何だろう。

今朝、舌6割切除した堀ちえみが「リ・ボ・ン」を歌っていた。
大変な手術とリハビリでここまで歌うことができるまで回復したのはすごいことだと思った。

堀ちえみ「リ・ボ・ン」

NHK銀河テレビ小説

2020年08月21日 | 日記
「NHK銀河テレビ小説」をご存じでしょうか。
夜9時半頃から20分程度のドラマでした。今の朝ドラの夜版のようなものですが、朝ドラに比べて1シリーズ20回程度のドラマでした。

1979年に放送された『家族日記』は、釧路を舞台にしたドラマで、河原崎建三、川﨑麻世、松尾嘉代らが出演していました。
主題歌が、松山千春の「夜明け」でした。「長い夜」が大ヒットする前です。


当時、中学生だった僕は、釧路が舞台であることと、松山千春が主題歌を歌うということでとても思い出のあるドラマでした。
ただ、内容がとても暗かった。
その暗さが釧路らしく、夜明けの曲にとてもマッチしていたように感じます。

もう一つ印象的だったドラマが、1985年に放送された『たけしくんハイ!』です。

ビートたけしの小学生時代ついて書いた本がベースとなったものです。ドラマの舞台である昭和29年の東京都足立区。
僕が毎日泥だらけになり外で遊んでいた頃でも、まだ通じる時代です。「貧乏」という言葉は日常よく使われていた言葉でしたし、今のようなきれいでおしゃれな家などありません。ましてや砂利道や雨になったら泥だけになる道路で、クルマを持っている人もまだまだ少ない時代でした。
家で遊ぶことなど少なく、外に出ればあらゆるものがおもちゃになりました。
それだけに危険な時代でもありました。

↓mp4ファイルで一部を観ることかできます。
『たけしくんハイ!』
子どもが面白半分でやったこととはいえ、今ではとても考えられないことをしたものです。
僕の小学校時代でも、木造で雪が家の中に入ってきたとか、雨漏りがするとか、今よりずっと寒い時代でよく生活していたと思えるような家がたくさんありました。