Car No.4 正しいミスディレクション
3月11日、火曜日。午前11時。
私は静岡駅新幹線ホームにいました。
ここで思い返してみましょう。静岡に戻ったのは3月8日の夜。そして、出発は3月11日の昼。そう、静岡にはたったの2日間しかいませんでした。
本日の一番列車は「ひかり467号」岡山行きです。
11時6分、やってきたのは700系でした。
300系に次ぐ、東海道新幹線の主役として製造された700系ですが、N700系やN700A系の製造が始まったため、既に定期「のぞみ」からは撤退しています。これまでの置き換えの様子からすると、もって5年でしょう。
というわけで、一路西に向かいます。『北』じゃないのはいつも通りです。
最初の目的地は、岡山県は倉敷です。
[東海道新幹線 467A ひかり467号 東京10:03→岡山14:23]
《静岡 11:11発》
静岡に停車する「ひかり」は、ほぼ全便が岡山まで直通します。指定席を取ってあるので、乗り換え無しで3時間で行くことができます。
岐阜羽島を通過して右手に見える巨大なソーラーパネルは、パナソニックの「ソーラーアーク」です。三洋電機の事務所内にあり、パナソニックに吸収されるまでは「SANYO」と書かれていました。
~お昼ごはんタイム~
滋賀県にはいるとそこは雪景色。
ガラス張りの駅舎が目立つ京都に到着。
折りしも修学旅行シーズン。上りホームは修学旅行生であふれていました。この時間(12時48分)から帰るということは、遠い学校なのでしょう。
東海道新幹線の中枢・鳥飼車両基地脇を通過。東京の大井車両基地と並ぶ新幹線のたまり場です。
新大阪からは岡山まで各駅停車になります。
10年ほど前に高架化された姫路駅。
写真には映っていませんが、高架下をEF66牽引の貨物が通過しています。奥に見えるのは播但線です。
《相生 14:00着》
岡山駅の一つ手前の相生に到着。
ここで「のぞみ」の通過待ちをしますが、私はここで降りました。岡山県まであと少しですが、ここからは在来線で向かいます。
岡山までそのままいけばいいところをわざわざ降りた理由は2つあります。一つは、相生から西は全て国鉄型車両(大半が115系)であること。もう一つは、相生で降りると新幹線特急料金が若干安くなる(300円ぐらい)からです。
11日は時間的に余裕があったので、のんびり鈍行で行くことにしました。
新幹線ホームの下に在来線駅があります。2面3線のこじんまりとした駅です。
在来線は山陽本線と赤穂線があります。2面3線では、分岐駅としてはかなり小規模でしょう。
連絡通路を歩いていると、貨物列車が通過していきました。東海道ほど昼の列車密度が濃くない山陽では、日中も貨物列車が走ります。
上りホームを「スーパーはくと8号」が通過。新幹線駅だろうが容赦なく高速で突っ走ります。
赤穂線の線路から、黄色の115系がやってきました。
ポイントのカーブで車体をくねらせながらやってきた姫路行普通列車。
続けざまに山陽本線の相生止まりが3番線に入ります。こちらも黄色の115系です。JR西日本のコスト削減策の一環で、相生以西の山陽本線では黄色の115系が跋扈しています。
日中の相生駅では赤穂線列車が2番線(中線)、山陽本線の列車が3番線(上り本線)に停車することで乗換えをスムーズにしています。その代わり、接続時間はおよそ3分と短いです。
3番線に到着した電車は、折り返し三原行となります。上り本線で折り返しというのも、輸送密度が低い山陽本線ならではの芸当です。
14時23分。姫路からの221系普通列車が到着。
到着後、221系の客の大半が3番線の115系になだれこみます。それもそのはず、この三原行きは1時間に1本しかない岡山方面の電車です。赤穂線でもいけることにはいけますが、こちらも1時間に1本な上、播州赤穂で乗り継ぎを要します。青春18きっぷで西を目指そうとするならば、この相生駅の座席争奪戦は避けて通れません。私が新幹線でやってきたのも、座席争奪戦をさけるためでした。
[山陽本線 1321M~465M 相生14:26→三原17:11]
《相生 14:26発》
こうして、満員状態の電車の中悠々と座席を確保して相生を出発しました。
左に赤穂線の線路が分かれていきます。
この先倉敷まで約1時間半の道程は特に面白いこともなかったのでカット。
Car No.5 まずは一駅
《倉敷 15:56着》
岡山で列車番号を変え、倉敷に到着しました。
最初の目的の一つは、この矢印の先にあります。
倉敷駅南口から徒歩2分。ここが、目的の一つ、水島臨海鉄道の始発駅・倉敷市駅です。1Fがホームなどの駅施設で、上は立体駐輪場になっています。
1Fの様子。
路線図。水島臨海鉄道は倉敷市~三菱自工前を結ぶ全長10kmちょっとの路線です。
……あくまで『路線図』では、ですけどね。
券売機。
左手にあるのは待合室。
有人改札を通ってホームに入ります。
倉敷駅(JR)の敷地に接したところに水島臨海鉄道のホームがあります。
現在の主力・MTR300形の2両編成です。
車内は片方にボックスシート、片方にロングシートを置いた変則セミクロスです。1両でも運転されるため、対称なつくりになっています。
運転台は近代的なつくりです。
運転台は貫通扉より左側に寄せられているので、右側は最前部まで入れます。
それでは、出発進行!
[水島臨海鉄道 (列車番号不明) 倉敷市16:05→水島16:27]
発車してしばらくすると、山陽本線と併走します。運がよければ115系がすれ違うかも?
《球場前 16:08着》
一つ目の球場前で下車しました。
後追い。
球場前は、名前の通り倉敷市民球場の前にある駅です。
背後に球場がある以外はなんの変哲もない駅。
この駅に来た目的は――水島臨港鉄道のキハ20の撮影です。
短いですが、今回はここまでです。
3月11日、火曜日。午前11時。
私は静岡駅新幹線ホームにいました。
ここで思い返してみましょう。静岡に戻ったのは3月8日の夜。そして、出発は3月11日の昼。そう、静岡にはたったの2日間しかいませんでした。
本日の一番列車は「ひかり467号」岡山行きです。
11時6分、やってきたのは700系でした。
300系に次ぐ、東海道新幹線の主役として製造された700系ですが、N700系やN700A系の製造が始まったため、既に定期「のぞみ」からは撤退しています。これまでの置き換えの様子からすると、もって5年でしょう。
というわけで、一路西に向かいます。『北』じゃないのはいつも通りです。
最初の目的地は、岡山県は倉敷です。
[東海道新幹線 467A ひかり467号 東京10:03→岡山14:23]
《静岡 11:11発》
静岡に停車する「ひかり」は、ほぼ全便が岡山まで直通します。指定席を取ってあるので、乗り換え無しで3時間で行くことができます。
岐阜羽島を通過して右手に見える巨大なソーラーパネルは、パナソニックの「ソーラーアーク」です。三洋電機の事務所内にあり、パナソニックに吸収されるまでは「SANYO」と書かれていました。
~お昼ごはんタイム~
滋賀県にはいるとそこは雪景色。
ガラス張りの駅舎が目立つ京都に到着。
折りしも修学旅行シーズン。上りホームは修学旅行生であふれていました。この時間(12時48分)から帰るということは、遠い学校なのでしょう。
東海道新幹線の中枢・鳥飼車両基地脇を通過。東京の大井車両基地と並ぶ新幹線のたまり場です。
新大阪からは岡山まで各駅停車になります。
10年ほど前に高架化された姫路駅。
写真には映っていませんが、高架下をEF66牽引の貨物が通過しています。奥に見えるのは播但線です。
《相生 14:00着》
岡山駅の一つ手前の相生に到着。
ここで「のぞみ」の通過待ちをしますが、私はここで降りました。岡山県まであと少しですが、ここからは在来線で向かいます。
岡山までそのままいけばいいところをわざわざ降りた理由は2つあります。一つは、相生から西は全て国鉄型車両(大半が115系)であること。もう一つは、相生で降りると新幹線特急料金が若干安くなる(300円ぐらい)からです。
11日は時間的に余裕があったので、のんびり鈍行で行くことにしました。
新幹線ホームの下に在来線駅があります。2面3線のこじんまりとした駅です。
在来線は山陽本線と赤穂線があります。2面3線では、分岐駅としてはかなり小規模でしょう。
連絡通路を歩いていると、貨物列車が通過していきました。東海道ほど昼の列車密度が濃くない山陽では、日中も貨物列車が走ります。
上りホームを「スーパーはくと8号」が通過。新幹線駅だろうが容赦なく高速で突っ走ります。
赤穂線の線路から、黄色の115系がやってきました。
ポイントのカーブで車体をくねらせながらやってきた姫路行普通列車。
続けざまに山陽本線の相生止まりが3番線に入ります。こちらも黄色の115系です。JR西日本のコスト削減策の一環で、相生以西の山陽本線では黄色の115系が跋扈しています。
日中の相生駅では赤穂線列車が2番線(中線)、山陽本線の列車が3番線(上り本線)に停車することで乗換えをスムーズにしています。その代わり、接続時間はおよそ3分と短いです。
3番線に到着した電車は、折り返し三原行となります。上り本線で折り返しというのも、輸送密度が低い山陽本線ならではの芸当です。
14時23分。姫路からの221系普通列車が到着。
到着後、221系の客の大半が3番線の115系になだれこみます。それもそのはず、この三原行きは1時間に1本しかない岡山方面の電車です。赤穂線でもいけることにはいけますが、こちらも1時間に1本な上、播州赤穂で乗り継ぎを要します。青春18きっぷで西を目指そうとするならば、この相生駅の座席争奪戦は避けて通れません。私が新幹線でやってきたのも、座席争奪戦をさけるためでした。
[山陽本線 1321M~465M 相生14:26→三原17:11]
《相生 14:26発》
こうして、満員状態の電車の中悠々と座席を確保して相生を出発しました。
左に赤穂線の線路が分かれていきます。
この先倉敷まで約1時間半の道程は特に面白いこともなかったのでカット。
Car No.5 まずは一駅
《倉敷 15:56着》
岡山で列車番号を変え、倉敷に到着しました。
最初の目的の一つは、この矢印の先にあります。
倉敷駅南口から徒歩2分。ここが、目的の一つ、水島臨海鉄道の始発駅・倉敷市駅です。1Fがホームなどの駅施設で、上は立体駐輪場になっています。
1Fの様子。
路線図。水島臨海鉄道は倉敷市~三菱自工前を結ぶ全長10kmちょっとの路線です。
……あくまで『路線図』では、ですけどね。
券売機。
左手にあるのは待合室。
有人改札を通ってホームに入ります。
倉敷駅(JR)の敷地に接したところに水島臨海鉄道のホームがあります。
現在の主力・MTR300形の2両編成です。
車内は片方にボックスシート、片方にロングシートを置いた変則セミクロスです。1両でも運転されるため、対称なつくりになっています。
運転台は近代的なつくりです。
運転台は貫通扉より左側に寄せられているので、右側は最前部まで入れます。
それでは、出発進行!
[水島臨海鉄道 (列車番号不明) 倉敷市16:05→水島16:27]
発車してしばらくすると、山陽本線と併走します。運がよければ115系がすれ違うかも?
《球場前 16:08着》
一つ目の球場前で下車しました。
後追い。
球場前は、名前の通り倉敷市民球場の前にある駅です。
背後に球場がある以外はなんの変哲もない駅。
この駅に来た目的は――水島臨港鉄道のキハ20の撮影です。
短いですが、今回はここまでです。
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