Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

桜色、はるかに――2014・03 第2回 西へ……

2014年04月13日 | 鉄道 ‐ 旅行(2014年)
Car No.4 正しいミスディレクション

 3月11日、火曜日。午前11時。



 私は静岡駅新幹線ホームにいました。
 ここで思い返してみましょう。静岡に戻ったのは3月8日の夜。そして、出発は3月11日の昼。そう、静岡にはたったの2日間しかいませんでした。



 本日の一番列車は「ひかり467号」岡山行きです。



 11時6分、やってきたのは700系でした。



 300系に次ぐ、東海道新幹線の主役として製造された700系ですが、N700系やN700A系の製造が始まったため、既に定期「のぞみ」からは撤退しています。これまでの置き換えの様子からすると、もって5年でしょう。

 というわけで、一路西に向かいます。『北』じゃないのはいつも通りです。
 最初の目的地は、岡山県は倉敷です。

[東海道新幹線 467A ひかり467号 東京10:03→岡山14:23]
《静岡 11:11発》

 静岡に停車する「ひかり」は、ほぼ全便が岡山まで直通します。指定席を取ってあるので、乗り換え無しで3時間で行くことができます。



 岐阜羽島を通過して右手に見える巨大なソーラーパネルは、パナソニックの「ソーラーアーク」です。三洋電機の事務所内にあり、パナソニックに吸収されるまでは「SANYO」と書かれていました。



~お昼ごはんタイム~



 滋賀県にはいるとそこは雪景色。



 ガラス張りの駅舎が目立つ京都に到着。



 折りしも修学旅行シーズン。上りホームは修学旅行生であふれていました。この時間(12時48分)から帰るということは、遠い学校なのでしょう。



 東海道新幹線の中枢・鳥飼車両基地脇を通過。東京の大井車両基地と並ぶ新幹線のたまり場です。

 新大阪からは岡山まで各駅停車になります。



 10年ほど前に高架化された姫路駅。
 写真には映っていませんが、高架下をEF66牽引の貨物が通過しています。奥に見えるのは播但線です。



《相生 14:00着》

 岡山駅の一つ手前の相生に到着。



 ここで「のぞみ」の通過待ちをしますが、私はここで降りました。岡山県まであと少しですが、ここからは在来線で向かいます。
 岡山までそのままいけばいいところをわざわざ降りた理由は2つあります。一つは、相生から西は全て国鉄型車両(大半が115系)であること。もう一つは、相生で降りると新幹線特急料金が若干安くなる(300円ぐらい)からです。
 11日は時間的に余裕があったので、のんびり鈍行で行くことにしました。



 新幹線ホームの下に在来線駅があります。2面3線のこじんまりとした駅です。



 在来線は山陽本線と赤穂線があります。2面3線では、分岐駅としてはかなり小規模でしょう。



 連絡通路を歩いていると、貨物列車が通過していきました。東海道ほど昼の列車密度が濃くない山陽では、日中も貨物列車が走ります。



 上りホームを「スーパーはくと8号」が通過。新幹線駅だろうが容赦なく高速で突っ走ります。



 赤穂線の線路から、黄色の115系がやってきました。



 ポイントのカーブで車体をくねらせながらやってきた姫路行普通列車。



 続けざまに山陽本線の相生止まりが3番線に入ります。こちらも黄色の115系です。JR西日本のコスト削減策の一環で、相生以西の山陽本線では黄色の115系が跋扈しています。



 日中の相生駅では赤穂線列車が2番線(中線)、山陽本線の列車が3番線(上り本線)に停車することで乗換えをスムーズにしています。その代わり、接続時間はおよそ3分と短いです。
 


 3番線に到着した電車は、折り返し三原行となります。上り本線で折り返しというのも、輸送密度が低い山陽本線ならではの芸当です。



 14時23分。姫路からの221系普通列車が到着。
 到着後、221系の客の大半が3番線の115系になだれこみます。それもそのはず、この三原行きは1時間に1本しかない岡山方面の電車です。赤穂線でもいけることにはいけますが、こちらも1時間に1本な上、播州赤穂で乗り継ぎを要します。青春18きっぷで西を目指そうとするならば、この相生駅の座席争奪戦は避けて通れません。私が新幹線でやってきたのも、座席争奪戦をさけるためでした。



[山陽本線 1321M~465M 相生14:26→三原17:11]
《相生 14:26発》

 こうして、満員状態の電車の中悠々と座席を確保して相生を出発しました。



 左に赤穂線の線路が分かれていきます。

 この先倉敷まで約1時間半の道程は特に面白いこともなかったのでカット。


Car No.5 まずは一駅

《倉敷 15:56着》

 岡山で列車番号を変え、倉敷に到着しました。



 最初の目的の一つは、この矢印の先にあります。



 倉敷駅南口から徒歩2分。ここが、目的の一つ、水島臨海鉄道の始発駅・倉敷市駅です。1Fがホームなどの駅施設で、上は立体駐輪場になっています。



 1Fの様子。



 路線図。水島臨海鉄道は倉敷市~三菱自工前を結ぶ全長10kmちょっとの路線です。
 ……あくまで『路線図』では、ですけどね。



 券売機。



 左手にあるのは待合室。



 有人改札を通ってホームに入ります。



 倉敷駅(JR)の敷地に接したところに水島臨海鉄道のホームがあります。
 現在の主力・MTR300形の2両編成です。



 車内は片方にボックスシート、片方にロングシートを置いた変則セミクロスです。1両でも運転されるため、対称なつくりになっています。



 運転台は近代的なつくりです。



 運転台は貫通扉より左側に寄せられているので、右側は最前部まで入れます。
 それでは、出発進行!

[水島臨海鉄道 (列車番号不明) 倉敷市16:05→水島16:27]



 発車してしばらくすると、山陽本線と併走します。運がよければ115系がすれ違うかも?



《球場前 16:08着》

 一つ目の球場前で下車しました。



 後追い。



 球場前は、名前の通り倉敷市民球場の前にある駅です。



 背後に球場がある以外はなんの変哲もない駅。



 この駅に来た目的は――水島臨港鉄道のキハ20の撮影です。

 短いですが、今回はここまでです。


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