マイナス5度ですってよ奥さん!
連日零下から抜け出さない札幌の街で、なかなか布団から抜け出せない日々を送っています。
なんといっても最高気温マイナス3度の日が続いているので外に出るのも一苦労です。ここまで寒いと、寒さがそのまま痛みに変換されます。上級者になると耳の痛さで気温が分かるとか。
私は第2外国語としてロシア語を取っています。
文法中心(必修)と会話中心の授業の二つがありますが、今回その会話中心の授業の方で、一緒にロシア料理を食べに行くことになりました。
地元静岡にはロシア料理の店がありませんでしたから、見るのも食べるのも初めてです。二つ返事でいくことを決めました。
そして今日。
先生を入れて総勢8人で店へと向かいました。少ないように見えるかもしれませんが、レベル別の2クラスが集まってこれです。元々登録者が少ない(双方1クラス5人程度)上、都合が合わない人が抜けた結果少人数に落ち着いたのです。
向かったお店はすすきのにある『東西』。屋上の観覧車がランドマークになっているNORBESAの地階にあります。
[※注:形態を入れたコートを預けてしまったので画像はありません。すいません……]
まず出てきたのは「毛皮を着たニシン」。なにそれ料理? と思った方もいるかもしれませんが、これはロシア語の「Сельдь под шубой」をそのまま訳したものです。毛皮のコート(шуба)をまとったニシン(сельдь:指小形のселёдкаとするページもちらほら)。早い話がニシン入りのポテトサラダです。細かく切ったニシンとポテトをマヨネーズで和えたものの上に、赤かぶを中心とした野菜の千切りが載ってケーキのように仕立てたものです。赤かぶの紫色が強烈ですが、食べてみると見た目に反してさっぱりしておいしかったです。
続いてピロシキ(пирожки:単数はпирожка)。揚げパンのイメージの強いピロシキですが、油を使わない焼きピロシキも存在します。ここでは焼きピロシキが出てきました。パンよりも生地が重いです。メジャーなひき肉入りの横に並んで目を引いたのは卵とねぎ入りのピロシキ。先生曰く、これもロシアではポピュラーなそう。ゆで卵とねぎの刻んだものが詰まっています。
ペリメニ(пельмени:単数はпельмень)も忘れてはいけません。「ロシアの餃子」とも呼ばれますが、ひき肉ベースの中身としっかりとした歯ごたえは、どちらかというとラビオリ(具を詰めたパスタ)を思い起こさせます。ソースはシンプルに溶かしバターのみ。
メインディッシュは鶏と豚のオーブン焼き、そして壺焼き。壺焼きは壺をオーブンに入れて焼いたものです。オーブン調理なのは、ロシアでは伝統的にペチカ(ロシア式暖炉。печь(焼く[動詞]/暖炉[名詞])の指小形だが、この名称は日本でしか使われない模様)を調理に使っていたからです。火の投入口がオーブン代わりになります。壺焼きで調べるとガルショーク(горшок:壺)が出てきますが、なぜかパイ包みで紹介されます。向こうではただの壺なのに。トロトロに煮込まれたキャベツ(капуста)がいい味を出していました。
定番のボルシチ(борщи)やビーフストロガノフ(бефстроганов)は食べませんでしたが、とても満足できました。メニューにはあるので次回はこれらも食べてみたいと思います。
ああ、オーブンがあったらなあ……
・参考画像
毛皮を着たニシン(ウィキペディアの記事より)
焼きピロシキ(Lovepan様)
ペリメニ
連日零下から抜け出さない札幌の街で、なかなか布団から抜け出せない日々を送っています。
なんといっても最高気温マイナス3度の日が続いているので外に出るのも一苦労です。ここまで寒いと、寒さがそのまま痛みに変換されます。上級者になると耳の痛さで気温が分かるとか。
私は第2外国語としてロシア語を取っています。
文法中心(必修)と会話中心の授業の二つがありますが、今回その会話中心の授業の方で、一緒にロシア料理を食べに行くことになりました。
地元静岡にはロシア料理の店がありませんでしたから、見るのも食べるのも初めてです。二つ返事でいくことを決めました。
そして今日。
先生を入れて総勢8人で店へと向かいました。少ないように見えるかもしれませんが、レベル別の2クラスが集まってこれです。元々登録者が少ない(双方1クラス5人程度)上、都合が合わない人が抜けた結果少人数に落ち着いたのです。
向かったお店はすすきのにある『東西』。屋上の観覧車がランドマークになっているNORBESAの地階にあります。
[※注:形態を入れたコートを預けてしまったので画像はありません。すいません……]
まず出てきたのは「毛皮を着たニシン」。なにそれ料理? と思った方もいるかもしれませんが、これはロシア語の「Сельдь под шубой」をそのまま訳したものです。毛皮のコート(шуба)をまとったニシン(сельдь:指小形のселёдкаとするページもちらほら)。早い話がニシン入りのポテトサラダです。細かく切ったニシンとポテトをマヨネーズで和えたものの上に、赤かぶを中心とした野菜の千切りが載ってケーキのように仕立てたものです。赤かぶの紫色が強烈ですが、食べてみると見た目に反してさっぱりしておいしかったです。
続いてピロシキ(пирожки:単数はпирожка)。揚げパンのイメージの強いピロシキですが、油を使わない焼きピロシキも存在します。ここでは焼きピロシキが出てきました。パンよりも生地が重いです。メジャーなひき肉入りの横に並んで目を引いたのは卵とねぎ入りのピロシキ。先生曰く、これもロシアではポピュラーなそう。ゆで卵とねぎの刻んだものが詰まっています。
ペリメニ(пельмени:単数はпельмень)も忘れてはいけません。「ロシアの餃子」とも呼ばれますが、ひき肉ベースの中身としっかりとした歯ごたえは、どちらかというとラビオリ(具を詰めたパスタ)を思い起こさせます。ソースはシンプルに溶かしバターのみ。
メインディッシュは鶏と豚のオーブン焼き、そして壺焼き。壺焼きは壺をオーブンに入れて焼いたものです。オーブン調理なのは、ロシアでは伝統的にペチカ(ロシア式暖炉。печь(焼く[動詞]/暖炉[名詞])の指小形だが、この名称は日本でしか使われない模様)を調理に使っていたからです。火の投入口がオーブン代わりになります。壺焼きで調べるとガルショーク(горшок:壺)が出てきますが、なぜかパイ包みで紹介されます。向こうではただの壺なのに。トロトロに煮込まれたキャベツ(капуста)がいい味を出していました。
定番のボルシチ(борщи)やビーフストロガノフ(бефстроганов)は食べませんでしたが、とても満足できました。メニューにはあるので次回はこれらも食べてみたいと思います。
ああ、オーブンがあったらなあ……
・参考画像
毛皮を着たニシン(ウィキペディアの記事より)
焼きピロシキ(Lovepan様)
ペリメニ
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