バラは品種改良の歴史が古くたくさんの品種、系統があります。
主な品種は【原種】【オールドローズ】【現代バラ】です
【原種】
世界で150~200種あると言われている
現代ばらの種祖先は8種と言われている
日本原産のノイバラ、テリハノイバラもそうです。
ワイルドローズ
品種改良によって作出された種類ではない原種のバラです。
日本原産のもいくつかあります。
株姿はブッシュタイプやシュラブタイプなどがあります。
花茎5センチ程度の小輪が多く、八重咲き平咲きの可憐な品種もあります。比較的丈夫です。
育て方
ほとんどが北半球でアジア原産が多く、日本の気候に適した品種がほとんどです。原種なだけに過保護にするとかえって上手く育たないことがあるので、肥料や水の与え過ぎに注意。
【オールドローズ】
ハイブリッドティローズが登場する前に作出された多くの系統種類があります。ほとんどが春の一季咲きですが、
優美な姿と強い香りで、大変人気があります。
育て方
それぞれに合わせた剪定方法をします。プッシュタイプが多いです。剪定方法はイングリッシュローズの剪定を参考に。多くは春から夏の一季咲きですが、四季咲き、春と秋の繰り返し咲きの品種もあります。
【現代バラ】1967年以降
ハイブリッドティローズ
現代バラの代表で切り花などでも主流として親しまれ、バラと言えばこの種類の印象があります。四季咲きで、春から秋まで花が咲きます。
花茎12センチ前後高芯咲きの見事な大輪の花を咲かせます。株姿は直立性で上に向かって伸びます。
育て方
春先と秋の剪定がポイント、一花を大きくしたい時は短めに、花数を楽しみたいときは、枝数を増やすように少し長めに枝を残す。あまり長く残すと樹高が高くなり花が目立たないので注意。
フロリバンダローズ
一度に3~4個の花を繰り返しつけるので、たくさんの花を楽しめることが一番の魅力。この種類が数株あれば、春から秋までずっとバラの花が咲くガーデンになります。大変丈夫で育てやすい品種が多い事も特徴。株姿は、株立ちでやや横に広がります。
育て方
たくさんの花を次々と咲かせる事が魅力の系統なので、花柄摘みを早めにして株を弱らせないようにする。剪定は半分ほどの高さになるように切ります。コンテナ栽培ではとくに、水切れ肥料切れに注意。
イングリッシュローズ
ハイブリッドティローズの四季咲き性とオールドローズの優美な花姿と香りを合わせもつ品種です。イギリスの育苗家デビット・オースチンが作出した種類です。株姿は、ブッシュタイプ、直立タイプ、株の先端が広がるアーチタイプ、株を大きく広げるシュラブタイプがあります。
育て方
それぞれの樹形に合わせた剪定の方法で形を整えます。日本では、樹高が高くなるので、ブッシュタイプでも200センチを超えるものもあり、スペースを考えた
品種を選びましょう。四季咲き性ですが、夏の剪定は必要ありません。花姿摘みは早め早めにします。
そういえば、ハマナス、バラ山椒もバラの科で、原種系統になるんですね。
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