「ダメだよ子供が入っちゃ!!入り口に書いてあるだろう!!」
と
あるサウナ室で
小学生低学年と思われる男の子を連れて入ってきたお父さんと思われる方へ注意したきつい言葉が
耳に入ってきた。
「そんな言い方しなくても・・・」
と一瞬思い、
ふと見ると、その言葉を発した方は
いつもニコニコしながら話す70代半ばの男性経営者で、
私とは裸のお付き合いともいうサウナ友達でした。
すると、言われたお父さんは
場がまずそうに、
「あっすみません!」
とお子さんを連れてサウナ室から出て行きました。
確かに、サウナによっては「小学生の方は入れません」という所もあります。
おそらく知らないまま入ったのでしょう。
私はサウナが好きなので、
その親子にもサウナをこれからも好きでいて欲しいという気持ちもあり、
「僕小学生? だね~サウナ好き?」
「そっか~!でも、ここのサウナは中学生になったら入れるんだよ~」
「お父さん、書いてあるの気づかなかった?? すみませんね~」
と息子の前で他人に注意されたお父さんの自尊心も考え、
フォローした。
言われた方も、
同じ注意の仕方でも、素直に聞き入れられるか、
反発心を持ってしまうのは
やはり「ことば」です。
このようなケ―スから、
相手の立場に立って話すことは、とても大切な事ですね。
伝え方にもいろいろあり、
その時に思った感情をそのまま伝えると
せっかく良いと思われる人柄まで誤解を与えてしまいます。
(今回の私のサウナ友達のように)
相手の立場を考えて話す。
わかってはいても、
心に余裕がなかったり、
普段から意識しないと、
自分中心の考えで話してしまう。
私も時々やってしまいます・・・。
難しいですが、
普段からの意識です。
今日はいつもより
注意や言いにくい事、指示、依頼、
𠮟りたい等ありましたら
少し意識をして実践をしてみてください。
今日の日も明るい心で良き日となりますよう。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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