マンロー「先史時代の日本」梗概“Prehistoric Japan”, by Neil Gordon Munro 1908, 1st Edition
本文 705 pp. 折りたたみ多色マップと421のイラスト
Examples of Illustrations
Figure 395 - Wood Cut, Color Added
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マンロー「先史時代の日本」梗概“Prehistoric Japan”, by Neil Gordon Munro 1908, 1st Edition
本文 705 pp. 折りたたみ多色マップと421のイラスト
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2020年07月04日 ターナー「マンローと日本、スコットランド」の抄訳
を大幅加筆した。 「日本のがん」の紹介はこの文章に突っ込むのは、かなり無理があるが、当座のしのぎということで我慢しておく。読者の皆さんはここは飛ばしてよい。ブログ主からの一言多分、留学生の研究発表みたいな論文だろうと思う。それにしてはよくまとまっており、勉強になるところもある。結局日本人の研究者がいかに勉強してい . . . 本文を読む
2020年07月04日 ターナー「マンローと日本、スコットランド」の抄訳
を大幅加筆した。 「日本のがん」の紹介はこの文章に突っ込むのは、かなり無理があるが、当座のしのぎということで我慢しておく。読者の皆さんはここは飛ばしてよい。ブログ主からの一言多分、留学生の研究発表みたいな論文だろうと思う。それにしてはよくまとまっており、勉強になるところもある。結局日本人の研究者がいかに勉強してい . . . 本文を読む
マンローーについて書かれた最良の日本語文献は桑原さんのドキュメンタリーです。しかしこれはマンローー亡き後の関係者からの聞き書きを集めたものです。マンローーが日本語もしゃべれないままに50年も日本に居着き、最後は北海道の山の中で敵国人として冷たい目を浴びせられ、生活の糧も奪われ死んでいく過程というのはなかなかわからないところがあります。その点で、マンローが心を許し頼みとしたイギリス人考古学者セリグマ . . . 本文を読む
イントロダクション
渡辺仁ブリティッシュ・ミュージアムのデジタル図書にこの本があって、一応全部閲覧可能にはなっているらしいのだが、途中でちょん切れている。しばらく進むと、突然セリグマン女史の注釈が出てきて、「渡辺氏の文書」にはマンローとの原著との間にいくつかの食い違いがあるというくだりへと続く。そして突然本文の第1章が始まる。途中欠落があるのか、とにかく不思議な体裁だ。とにかく切れるところまで、 . . . 本文を読む
考古学には発達史がない?
はじめに
実はいまだにマンローにハマっていて、とにかくアイヌ研究史の中でマンローが無視されている印象があり、それじゃ考古学の方ではどうなのかと思って調べてみた。
とりあえずの結論としては、マンロー無視は考古学においても同じだということがわかった。
それも驚きの一つではあるが、そもそも日本の考古学には歴 . . . 本文を読む
日本考古学の歩み
ろくに知りもしないでいうのも何だが、年表づくりしてみて、なにか徒労感に襲われる。
記載すべきことと、省略して良いことの重み付けが、そもそもよく分からない。
なんだかんだ言いながらも、考古学が始まって以来すでに100年は立っているはずだ。その100年、考古学は何をやってきたか、それを考古学者は自ら語ろうとしない。
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ピウスツキの巡回展というのを札幌でやっている。
それが分かったのが本日、赤旗道内版にちらっと載ったのを見た。
明日、道AALAで「コロナと人権宣言」で話をしなければならず、最後の追い込みなのだが、展示会の最終日はまさにその明日、25日になっている。
ということで、急いで行ってきた。
展示会の題名は「1903年夏の平取 -B・ピ . . . 本文を読む
「マンローとドルメン論」に関して面白い論文を発見した。
『く物の解釈>学知と精神』という表題で著者は 全成坤さんという方。肩書きは高麗大学日本研究センターのHK研究教授となっている。日本語の文章である。
この論文の主眼は、崔南善という日帝時代の考古学者を紹介するものである。
これによると崔南善は「楽浪文化は朝鮮における最古の最大のものである」とし、個々の用具や . . . 本文を読む
以下は、マンロー「先史時代の日本」序説(Preamble)の要約です。北海道立図書館にある原本を底にしています。ただしアメリカの図書館のサイトでは、写真判(PDF)のほかになんとテキスト版で閲覧・ダウンロードできます。
冒頭、マンローはこの本の性格についてこう書いています。
The following work is an attempt to give the . . . 本文を読む
-6
6.日本における民族の交代
古墳で銅製のヤジリが出土することがあります。発見された銅製の矢じりは銅鉾の形に似ています。ヤマト墓の青銅製の矢先は青銅文化の生き残りと思われます。
鉄の剣の導入により、青銅のような弱い金属は淘汰されました。突いたり切ったりするためには弱すぎるからです。しかしヤジリであれば、加工が容易であることは利点となります。だから鉄の導入後も使われ続けました。
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6.日本における民族の交代
古墳で銅製のヤジリが出土することがあります。発見された銅製の矢じりは銅鉾の形に似ています。ヤマト墓の青銅製の矢先は青銅文化の生き残りと思われます。
鉄の剣の導入により、青銅のような弱い金属は淘汰されました。突いたり切ったりするためには弱すぎるからです。しかしヤジリであれば、加工が容易であることは利点となります。だから鉄の導入後も使われ続けました。
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馬と車輪の年表
面倒なのでまとめて表示する。* 「面倒」でやったことなのだが意外な発見があった。まず、車輪というのはそれだけでは意味のない道具で、まずは「動力」があって、それがどういう動力なのかによって意味合いがまったく変わってくるということだ。実は車輪の技術というのは、ローマ帝国以来、産業革命までずっと凍ったままだった。それが蒸気機関が発達しさらにガソリン機関が発展するに連れ、急速にイノベーシ . . . 本文を読む
8.エジプト文明
*かなりくどいが、我慢して聞いてください。これでもずいぶん省略した。
古代からナイル川の沖積層に設立されたエジプト王国は、長らく完璧なアジア風支配を維持しました。
エジプト文明の伝統はエチオピア、アッシリア、ペルシャ、ギリシャ、ローマへと受け継がれていきました。
建築・芸術と美学は、何世紀にもわたって高度な完 . . . 本文を読む