JR宇都宮線石橋駅すぐ近くのアオキ模型さん。
年末の挨拶をかねて久々にお邪魔しました。
ご主人にお話を伺ったところ、創業65年とのこと。
自分はラジコン倶楽部員のIGSさんに教わってから、この3-4年ほど通っていますが、まだまだ新参者です。
昭和レトロな店構えがたまりません。
ショーケース左手はRCカーとプラモデル、右手はモデルガン。
このお店はプラモデルだけではなく、RC(空物から陸物まで)、モデルガンなどを幅広く扱ってくれています。
入り口を入ってすぐにガンプラが大量に。
最近ではこれらを目的として茨城、群馬、埼玉などからも多くのお客さんが来るそうです。
それでも、転売目的の方や業者さんまで来るそうで、ご主人が嘆いておりました。
店内にはあらゆるジャンルのプラモデルが所狭しと、されど整然と並んでいます。
とても幸せな世界で、いくらでも眺めていられます。
奥まで入るとRCのコーナー。
今では貴重なバルサキットも多くそろえており、バルサ板やフィルム、その他消耗品などの品ぞろえもバッチリ。
特にタミヤのRCカー関連はすごいです。
自分も細かなパーツなど取り寄せていただいていますが、非常に助かります。
お話し好きのご主人に創業者のお父さんのお話を聞きました。
学校では級長と番長を兼務したツワモノで、志願して海軍に入隊。
一級ボイラー士として重巡洋艦に搭乗して大海を守り、帰国後の65年前にこのお店を開業したそうです。
当時、お父さんが搭乗していた重巡洋艦のプラモデルがあるとのことで、進められて購入。
日本重巡洋艦「加古」、Hasegawa社の1/700 Water Line Seriesです。
「加古」は大正11年(1922年)に起工、大正15年(1926年)に神戸川崎造船所で竣工。
開戦時には第1艦隊第6戦隊に所属して青葉、衣笠、古鷲と中部太平洋方面の作戦に従事し、第1次ソロモン海戦に参加。
夜戦の奇襲攻撃でアメリカ艦隊に大勝利を収めたそうです。
しかし、その帰途にアメリカ潜水艦の魚雷攻撃によって昭和17年(1942年)8月10日に沈没、その艦命を終えたそうです。
以上、プラモデルの外箱解説より抜粋。
戦争の是非は置いておくとして、先代の父親を偉大なる軍人として、誇らしく語り継ぐご主人は立派だと思います。
お会計の頃には奥さまも同席、ネットへのアップも快諾していただきました。
消費税をまけてくれたり、接着剤やBB弾をおまけに付けてくれたり、いつも大変感謝しております。
2023年のプラモ製作第一号は「加古」で決定ですね・・・WLシリーズは細かくて苦手だけれど。
今年の7月に開設したこのブログも年内の更新はこれが最後です。
ご覧いただいた方々に感謝いたします。
皆さま良いお年をお迎えください。