今でこそ100%東海ブランド車(一部国鉄末期ブランドあり)だが、1990年代後半の静岡地区は国鉄(湘南)色の113・115系が主力をなしていた。
どちらも金谷~菊川間。
113系でも、新製冷房車はおろか、初期の大目玉&グロベン車も健在。特に上の写真の手前方4両は、静岡では珍しかった全車グロベン編成。
藤枝~六合間。
当時は113系でも初期形の、大目玉、非ユニット窓(さらにグロベンだったらなおよろし!)ばかり撮っており、ユニット窓の新製冷房車やシートピッチ改善車にはあまり見向きもしてなかった。
西焼津~藤枝間。
御殿場線内(区間不明)。
実質御殿場線用だった115系N編成(上)とS編成(下)。115系は1998年頃から身延線用(※1)を含めて、東海道線熱海~豊橋間でも使われるようになった。N編成はオール初期形0番台(※2)のSIV電源搭載冷房改造車5000番台。S編成はクモハ+モハが1000番台(※3)。
御殿場線内(区間不明)。
写真のS8編成は、東海のクハ115で唯一の0番台が組まれていた。クハ115-188で、冷房化以外はほぼ原形だった。(乗降扉も鋼製)
(他のS編成のクハは1000番台、または0番台サハのクハ化改造車。)
【おまけ】
ついでに撮っていた特急あさぎり。
今はどちらも富士山の山梨県側(富士急行)で活躍している。
【注釈】
※1:
モハはパンタ部が極狭小断面トンネル対応の2600番台。
※2:
大目玉、非ユニット窓で、113系と異なりグロベン車は元々存在しない。モハはパンタ部低屋根の800番台。
※3:
寒冷地仕様、ユニット窓、シートピッチ改善車、元冷房準備車。