探し物をしに久しぶりに2階の納戸に上がりました。春宮夫と二人きりの毎日、お客様がみえる事もないので、1階の茶の間を春宮の寝室にして、炉がきってある客間に箪笥を納戸から二棹おろして更にガラクタを持ち込み、足の悪い春宮の生活しやすいようにしました。それでも、納戸に正装用の着物の桐箪笥と夏物の着物用の桐箪笥があります。浴衣としじら織りの着物は別のボロ箪笥に入れています。2階は、春宮夫の書斎と寝室、広々なった納戸と、使っていない洋間…平家に住みたいと思いますが、先立つ物がありませんので、ある住まいを有効利用するしかありません。家具の移動などには、出入りの大工さんは大事な存在です。春宮夫だけではね~え。
探し物をしていたら『樟脳』の入った袋を発見しました。二人共に購入した記憶がありません。亡義父母と同居していましたから…。樟脳は使わないので屋外の給湯器の付近に春宮夫に撒いて貰いました。屋外給湯器付近は温かいのか野良猫が来るようで防犯砂利が猫の毛だらけなのです😖樟脳の臭いで、寄って来なくなれば…という思いだけです😓
樟脳、人様からのお譲り着物の多い春宮ですが、この匂いのついた着物や帯には、お手上げです。何日も外に干しても駄目、グーグルで『樟脳の匂いを消す方法』と検索してビニール袋の中に冷蔵庫脱臭剤と共に入れる…と出てきたので試してみましたが駄目でした。結局、帯は帯洗い・着物は洗い張り仕立て直しでした。樟脳の匂いがとれないくらいですから着物や帯、今は入手出来ないような立派な物でしたが(きっと大事になさっていたのでしょうね)…『樟脳』には、完敗です😅
春宮は、箪笥には、鳩居堂さんの『にほひ粉』という防虫香と、普通の箪笥用の防虫剤を入れています。松栄堂さんの防虫香より、鳩居堂さんの防虫香の方が甘ったるい香りでないような気がするから使っていますが、人各々の好みでしょう。着物は、着る2~3日前には、箪笥から出して室内にかけています。電車に乗った時、「線香の匂いがする!」と何回か言われたからです😅それからは、ドア付近に座るようにしています。『お香』という物が、日本人の生活から遠い存在になってしまったのですね😓寂しいです😓
コロナでお家生活、気分転換にお香を焚く…という方もいらっしゃるようです。鳩居堂さんに以前から使っていたお香を求めに行ったら、「原材料がなくて以前と同じ香りではありません。もっと軽い香りの物しかありません。」と言われました。この頃は、何でも『ありません』が増えて参ります😖
軽い香りでも、気軽にお香に接する方が増えると嬉しいです😊以前は、お客様がみえる前には、お香を焚いて、自宅の匂いをなるべく消して、お客様をお迎えしていたような記憶があります。お香もいろいろ種類がありますから、自分にあった香りをさがすのも楽しいかもしれません。『お香』の香りを『線香』という方が減りますように…😊
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