春宮のブログを真剣に御覧下さる方に、心よりお礼申し上げます。とても、嬉しいことです。入力の仕方が下手で、ごめんなさい🙇
TVがつまらないので、ユーチューブを見れば、英国の戴冠式にいらした皇族の方のお召し物の事ばかり…。チャールズ国王が主役なのですから、礼を失せぬようであればよいだけでしょうに…。日本の皇族が、『着物』をお召しになるのは悪い事なのでしょうか?皇族の方は、衣冠束帯・十二単が正装かもしれませんが、そこまでなさったら、主役より目立ち過ぎです。ブータンやアラブ諸国の方は、民族衣装で、いつも英国の行事に出席なさっていらっしゃいます。日本は、明治と戦後で、西洋式になりました。日本の文化や民族衣装をもっと見直して良いのでは…と考えています。
皇族の方は、黒留袖は、お召しになりません。襲の五つ紋、色留袖・丸帯が正装になることでしょう。それですと、上半身に模様がないので、寂しいから訪問着をお召しになった…などと言われておりますが、あくまでも、主役はチャールズ国王と考えたら、上半身に模様がなくて寂しいなど御自分が目立つ必要はないのです。礼を失しない着物をお召しになることが、一番大事なことかと存じます。
お召し物に躾糸がついていた…とか。新しい着物を大事な場面で着用する時は、春宮でも、試しに着てみます。上手な方が仕立てて下さっても、着物各々に癖があります。着物地の絹の性質や織り方などよります。シワになりやすい絹地もあります。
春宮個人としては、着物という民族衣装をお召し下さって嬉しかったです。着物のドレスコード通りでしたら、もっと嬉しかったでしょう。レセプションも、全て、ドレスコード通りに着物で通していただきたかったくらいです。
五つ紋で色留袖ではなく、両袖の下の方、裏表に柄があり、色留袖のように裾に柄付けがしてある着物が以前はありました。鏑木清方氏の絵や、その頃の着物姿の女性の絵によく見かけられます。春宮は、日本の『紋』も美しいと考えておりますし、その着物の柄付けも綺麗だなあ…と思っておりました。自分が、日本刺繍を施して着物を作る時、「この柄付けは如何なのでしょうか?」と、三越の呉服部の大番頭さんにお尋ねしました。生き字引のような方でしたので…。「年配の方々は、社交着と言っていました。やって良い事です」と、教えていただきましたので、春宮は、その柄付けで刺繍着物を作っていました。『社交着』着物が、ドレスにとって変わられて廃れたのですね。大番頭さんが『いい』と、おっしゃる通りに、いつも致しておりました。
春宮夫と英国に行く時も、ずっと着物でした。ただ、日本に帰国するのに、ANAに乗るというのに、金属探知機を通過出来ても、帯が固くて、ボディーチェックが出来ないと、別室に連れていかれて、帯を解かされ、伊達締めも解かされ、着物を脱がされ、長襦袢も脱がされそうな屈辱的な扱いをヒースロー空港で受けました。帰国して、英国大使館に苦情を言っても、空港の会社がしている事なので存じません…で、終わりでした。
民族衣装の着物を世界の皆様に知っていただける良い機会でしたのに、残念です。何事も、相手の方の事をよく考えて…ですね😓
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