会場交渉が成立して、個展が出来る事になりましたが、今、思い出しても疲れてしまいます。開催時は、友人から、「やつれた」と言われました。
この会館の最上階は、十数室ですが、宿泊出来るようになっています。今までの個展会場は、オーナービルでしたし、上の階に住んでいらしたので、電車が遅れても、「行くまで、開けて、会場にいて下さい」とメールで、お頼みすれば、済みましたが、今回は、そのような訳にはいきません。地下鉄もJRも、訳がわからないくらい長く接続して、事故があると、とんでもない所の事でも止まるので、困ります。会期中、上の階に泊まる…と、言ったら、春宮夫まで、「泊まった事がないから宿泊したい」と言うので、春宮夫のお陰で、この会館を会場に出来たので、シングルがツインになりました。
泊まるという事は、設営する日に着ていく着物の他に、会期中着る着物を二組は用意する必要はありますし、展示する小物や半襟は沢山ありますから、スーツケース二つと段ボール箱二つの荷物、宅急便の心積もり…など、するべき事は、山のようにありました。
今回の個展は、『刺繍半襟百枚展』としましたので、案内葉書も、半襟の写真をプロに撮影して貰ったものを、案内葉書などを作製して下さるプロ(今までの案内葉書を作製して下さった方)に、半襟写真の色合いを上手く按配して檜垣(日本古来の紋様の型)にして欲しい…と依頼しました。
半襟の写真も、プロの方に撮っていただかないと、モアレは出るし、この頃は、デジタルカメラなので、色合いも、春宮が一緒に見ないと駄目なのです。プロのカメラマンは、春宮夫の中学校の同級生です。世の中、不思議なのは、春宮の着物の先生・中谷比佐子先生のご主人(カメラマン)の弟子だったのです。本当に、何処でどうつながっているかわかりません。悪い事は、出来なくなっているようです。
案内葉書は、いつものように、『お心遣いと、お花は、辞退させていたたきます』の一文も加えて貰い、葉書のデザイン・駄目出し・構成などは、いつもの如く春宮夫が担当してくれました。感謝しています。宿泊させてあげなくては、やはり、申し訳ありませんね。
個展をする…と、父に伝へるのは勇気がいりました。何と言われか不安でした。「個展を学士会館でしようと思うのですが…」と、報告致しましたら、あっさり、「いい場所だ」と言われて、拍子抜けしてしまいました。我が父上は、春宮にとって、いくつになっても、怖い存在なのです😓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます