春宮のひとり言

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春宮のひとり言 809

2023-05-06 01:53:02 | 日記
質実剛健・筋の通らない事を嫌う…など難しい父が、あっさり、「良し」としてくれたので、拍子抜けしたような感じでしたが、ホッとしました。父への報告も、仕事の一つと思っていました。
半襟百枚、会館側は、『物品の販売は不許可』ですのです、欲しい方は、『お約束』というかたちをとるしかありません。百枚の半襟に、小さな布に番号を書いた物を一枚一枚縫いつけて、百枚のリスト表を作り、予約販売の準備をしました。後日発送・振込確認・領収書発送と手間がかかりますが、個展のスペースを借りられたのですから、仕方ありません。
今まで、オーナービルでの個展の時より、半襟の価格を上げなければならないのですが、自分の半襟の価値を上げる事の工夫が大変でした。半襟に自分の名前を端に刺繍する(光男先生がなさっていたのを思い出しました)・薄い和紙のような小さな紙に自分の略歴を印刷した物をつける・半襟と同じ図柄で春宮が描いた扇子をおまけに付けるなど…頭をひねりました。
十数枚の着物を三越に送り、整理直しをして貰い、前日の設営の終わった頃に搬入して、最終日終了時間後に整理直しの為に取りに来ていただく約束をしたり、書ききれないくらいの準備がありました。会期を迎えた時に友人から、「やつれた…」と言われてても納得がいくくらい『準備』に神経を使ったようです。
刷り上がって来た案内葉書に今までの個展の芳名カードをもとに、宛先を春宮夫に印刷して貰い、発送、春宮の少ない行動範囲ですが、銀座のぜん屋さん(草履)や美容室など手土産を持って案内葉書を置かせて下さい…と頼んで歩きました。顔の広い妹にも、知人に配って貰いました。皆様、心良く置かせて下さったので、いつもより多く印刷してあった案内葉書が足りなくなって、刷り増しを依頼する有難い悲鳴…という状態でした。
会館には、和洋中のレストランが入っていますので、最終日に春宮夫は、大学の同窓会をする事を企画し(1学年20数人ですが…)、中華の個室を予約していました。当日、同期生からは、「個展を見せたかったのだろう」と、からかわれていましたが、この同窓会から、しばらくして、亡くなった方もいらしたので、春宮夫にとっては、やってよかった同窓会となりました。
学士会報が届く時に『NU7』という冊子が同送されてきます。会員のコラムの欄に春宮が文面を考えて、春宮夫の名前で、学士会の方の目に留まることを願って、投稿して貰いました。会期中、『NU7』を持っていらして下さった方もいましたので、投稿して貰って、よかった…と思いました。
春宮は、東京刺繍協同組合に加入しておりませんが、組合の方々の御理解をいただき、この会の後援をしていただけ、案内葉書に、刷る事も出来ました。春宮の頭で考えつく事は全てしましたし、頭も皆様に下げまわりました。やれる事は全てして、会期を迎えた次第です😅


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