春宮のひとり言

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春宮のひとり言 810

2023-05-06 22:30:03 | 日記
会期の前日、設営の日は、設営業者の方から「設営の終わる11時頃までにいらして下さい」と言われていました。設営業者さんは、日本刺繍の師が、『秋山刺繍研究所の会』をする時にお頼みしていた方、日本橋の個展の時も、ずっとお頼みしていたので、春宮の考えは、よくわかっています。着物の展示は、屈んで見なくてよいように、座卓の高さのテーブルを並べ、その上に毛氈を見栄え良くかけていただく…ゴテゴテした装飾的な設営は好まない…と、わかってらっしゃるので、お任せ状態です。今回は、重要無形文化財の建物ですので、春宮の個展を担当して下さる会館の総務部長さんが、設営につきっきりでいらしたそうです。会館にとって、はじめての個展ですから…。持って行く荷物が多いので、心配した春宮夫が、半休をとってくれました。設営後の展示を手伝ってくれる妹の方が、先に会館に着いており、春宮達は、おっとり刀状態でした。
設営は、スポットライトの設置もないので、あっさり終わりました。設営業者さんの間で、学士会報の個展の設営をする…と言ったら、羨ましがられたとか…。今まで、何方も個展をしていないのですから、当然ですが…😅
部屋に備え付けのドッシリして木製のテーブルは糊のきいた真っ白のリネンのテーブルクロス付きで借りられました。卓の上に衣桁も設置され、三越の呉服の方が、綺麗に整理直しした着物を持って来て下さいました。
着物の色合いを考えて、衣桁にかけていきます。半襟は、白テーブルクロスの上に、こちらも色合いを考えて、並べていきます。途中から、会報中、手伝いを頼んだ友人が来てくれました。半襟百枚は、意外と展示スペースをとりますし、百枚並べるのに時間がかかりました。着物をかけた衣桁の下の毛氈の上に、帯を並べていきました。展示準備の方に結構、時間がかかりました。
並べ終わって、人と人がすれ違うには十分な空間がありますが、日本刺繍を見に来て下さる方々は、じっくり御覧になるので、その場合、春宮が、いらして下さった方と、ゆっくり話しいる余裕はなさそうです。
急遽、担当の総務部長さんと話して、喫茶室で使える『お茶券』を作って貰いました。大事な方だけれど話していられない場合、お茶券を差し上げて、喫茶室でお茶を飲んだいただき、その日の券の枚数分、展示終了後、春宮が喫茶室に支払いに行く…という事を考えました。展示・飾り付けをしてみて、考える事もある…と実感しつつ、『明日からの4日間、無事でありますように…』と祈りました。


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