■ 2022年11月18日 養老渓谷
千葉県大多喜町にある養老渓谷を訪れました。今回見て回ったのは濃溝の滝、養老渓谷観光センター、中瀬遊歩道、滝めぐり遊歩道の4ヶ所です。紅葉の時期にはまだちょっと早いくらいで、色づき始めといった所でした。
■ 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)・・・洞窟から差し込む光が水面に反射し、ハート形を描き出す写真がSNSを中心に話題となった場所。ハート形の光景が見れるのは、3月と9月のお彼岸時期、早朝の時間帯(午前6時30分から7時30分の間)とされている。
▼ 清水渓流広場案内板・・・駐車場から濃溝の滝・亀岩の洞窟~遊歩道を歩いて一周できます
▼ 濃溝の滝・亀岩の洞窟・・・洞窟に射し込む光が水面に映ります
▼ 遊歩道の紅葉・・・まだちょっと早い時期でしたが色づき始めています
■ 養老渓谷観光センター・・・養老渓谷の案内図を手に入れるために立ち寄りましたが、周囲に見どころもあります
▼ 老川露頭・・・目の前の地層は「上総層群(大田代層)」にあたり、およそ90~110万年前に形成されました。上部の縞模様のうち白い部分は泥岩、黒い部分は砂岩で、これらは長い年月をかけて海底に沈殿したものが押し固められて岩盤となり、その後に地殻変動によって隆起したことで現在の形になったとされています(説明板より抜粋)。
▼ 遠見の滝・・・先人が水辺の実り豊かな大地を夢に見て、長い歳月かけて堀り進め、人々の願いを実現させた外出川(とでがわ)の川廻しの滝。遠くを見て(未来を見て)、人々の願いを叶えたことから「遠見の滝」、願いを叶えてくれる滝と言われています(説明板より抜粋)。
■ 中瀬遊歩道・・・令和元年度台風15号の影響による、遊歩道沿いの土砂崩れ及び倒木等により、中瀬遊歩道は一部通行できない状況です
▼ ルートマップ・・・渓谷入口駐車場~二階建てトンネル~共栄橋~弘文洞跡往復+中瀬遊歩道入口~旧中瀬キャンプ場往復+出世観音~渓谷入口駐車場に至る3.8Km
▼ 二階建てトンネル(共栄・向山トンネル)・・・新旧2つのトンネルが不思議な二階建てを構成する素掘りのトンネルです。奥に進むと、上下2つの出口が見えてきます。かつては普通の素掘りのトンネルで、西側の上の出口が使用されていましたが、昭和40年代に接続する道路への利便性を良くするため、トンネルの途中から道路を深く掘削して下の出口が新たに完成しました。完成後も上の出口は埋め戻されずに残ったことから、2つの出口が出来上がったものです(説明板より抜粋)。
▼ 出口側から見たトンネル
▼ 二階建てトンネル説明板
▼ 共栄橋とトンネル出口
▼ 共栄橋から見た中瀬遊歩道
▼ 中瀬遊歩道・・・ゆっくりとした流れの水面に紅葉が映って綺麗です
▼ 飛び石を渡って行くと周回できるのだが・・・通行止めでした
▼ 弘文洞跡・・・今からおよそ140年前、耕地を開拓するため、養老川の支流、蕪来川を川まわしして造った隧道跡。弘文帝と十市姫にゆかりの深い高塚や筒森神社の傍を流れ本流にそそぐ合流点にあることから「弘文洞」と命名され、景勝地、釣り場の代表として世に紹介されましたが、昭和54年(1979)5月24日未明、頭頂部が崩壊しました(H.P.より抜粋)。
▼ 弘文洞跡からみた養老川
弘文洞跡から駐車場まで戻り、下流側から中瀬遊歩道を歩きました
▼ 中瀬遊歩道入口
▼ 養老川を渡る飛び石
▼ 旧中瀬キャンプ場手前の竹林
▼ 通行止め近くにあるあずまや
▼ 中瀬遊歩道から見た観音橋(出世観音)
中瀬遊歩道から戻って、隣の出世観音に向かいます
▼ 出世観音入口と観音橋
▼ 観音橋を渡った先にある一心不動
▼ 出世観音
▼ 出世観音の由来・・・800年前、源頼朝公が天下統一の旗揚げの際、石橋山合戦において大場景親に敗れ、九死に一生を得て安房に逃れ転じ上総に入り、再起を賭け昼なお暗き当処の三谷に立て籠り、平素甲冑に持参の観音様を茅舎に報祭して、一心不乱に戦勝祈願をされ、下総より関東に攻め入り天下を平定・掌握し、公家社会から武家社会の初めての頭領となったとされています。この由緒に因み、当処に鎮座された御御霊を「再起の守護神」・「出世観音」と命名し当山の観音像に移入せしめ安置しております(説明板より抜粋)。
▼ 観音橋
■ 滝めぐりハイキングコース
▼ ルートマップ・・・滝見苑駐車場~粟又の滝~滝めぐり遊歩道~水月寺~粟又の滝展望台~滝見苑駐車場に至る4.2Km
▼ 粟又の滝
▼ 遊歩道
▼ 千代の滝
▼ 養老川
▼ 万代の滝
▼ ドンドン・・・耳をすませば川の音が「ドンドン」と聞こえます
▼ あわぼ・・・川の流れが急でカーブしており泡が立つので地元の人は「あわぼ」と言います
▼ 清水下手・・・清水の温度が夏冬で変わりない
▼ 深沢の滝
▼ 粟又の滝遊歩道の案内板
▼ 水月寺
▼ 粟又の滝展望台から見た粟又の滝
【参考】
1、清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟) - 君津市公式ホームページ
2、養老渓谷観光協会
3、中瀬遊歩道
4、粟又の滝自然歩道