せっかく名古屋に出るのだからと、途中、「松坂屋」に立ち寄る。家内は、野球見物よりも、寧ろこちらの方が興味があるらしい。近々、親戚縁者の「結婚式」が予定されており、類焼で焼けてしまった「綺麗な衣服」を買いたいとか。気に入ったものを買い、昼食も摂って、球場に向かったが、まだ時間が早いので、イオンに入る。此処では、私の夏の衣服で安くなっているのを、2,3着買う。何しろ、テナントも多く、イオンスタイルの膨大な品物は、驚異的だ。
少し早かったが、球場に入る。「手荷物検査」もあり、時代を反映している。まだ、客は少ないが、選手達はトレーニングに余念がない。
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6時近くになって、慣例の投球スピード競技やチアガール演技、始球式などがある。
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やがて試合開始。今回はセ・パ交流戦で、対戦相手は「オリックス・バファロー」だ。ドラゴンズの投手は、幸運にも「松坂投手」あの豪快な姿を現実に目前で眺められる幸せに巡りあったのだ。
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しかし、松坂は、ボールが多く、フォアボールで何度か窮地を迎えた。球審が、意地悪をしているようにさえ見えた。しかし、そこは松坂、三振を9人から奪って、得点を許さなかった。ドラゴンズの方は、大島の3塁打をアルモンテのレフトフライで返し、やっと1点を捥ぎ取ったが、ピシエドの「ホームラン」が「2塁打」と判定され、以降得点なし。6回を終わって「1:0」松坂は勝利投手の権利を保って降板した。「後は「中継ぎ」「抑え」が頑張ってくれれば勝てるね」と帰宅したが、何とドラフト1位で将来のドラゴンズを背負ってくれる筈の「鈴木投手」が8回2死から崩れて4点を献上し、勝利投手3勝目はならなかった。「気の毒」としか言いようがない。114球の力投が報われなかったのは、救援投手の罪もあるが、ドラゴンズ主力打者の不振にある。
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「松坂は、完全復活にまた一歩近づいた。6回を投げ、被安打はわずかに1。6度目の先発で最多の9三振を奪い、初めて無失点でマウンドを降りた。リリーフが打たれ今季3勝目は逃したが、「ゲームは作れたと思うが、何とかもう1イニングはいきたかった」。意識は常に先発でチームの勝利に貢献できるか。降板後に出したコメントにプライドがのぞいた。」とスメ[ツ記者のコメントにある。良いゲームに巡り合えて嬉しい。先回のナゴヤドームでは、荒木選手の2千本安打にも出会えた。その際、星野元監督の生前最後の姿も眺めた。野球観戦に関しても、私は幸運だ。