幻想郷野球雑技団

東方projectの二次創作物です。幻想郷で野球の監督に就任して指揮を奮う話。キャラの崩壊にご注意下さい

第80章「出場ベース後編」

2016-02-09 21:00:08 | 東方野球
昨日に引き続きスタメンの出場試合別に紹介。


6番夢月(33試合)次点:ルーミア(12試合)
残った走者を返す大事なポジションでは夢月が最多だった。
天地人の誇るヒットメッカーで打率3割3分で出塁率も4割3分と繋ぎの打者として
最高峰の強さを誇る。その仕事の幅広さから、2番・3番から5番~9番までを経験している。
大きな打球は打たないがアウトにならないので非常に嫌な打者として有名である。

余談だが5番と6番の次点であるルーミアは打率こそ低めだが
得点圏打率では5割強と勝負強さでは天地人最強である。塁上に溜まったランナーを一気に返す伏兵である。
いやここまで来たら伏兵とすら言えないだろう。

7番キスメ(19試合)次点:夢月(16試合)美鈴(13試合)にとり(10試合)
11本のホームランのうち10本が2ランホームランと
走者1人の状況化のみ覚醒する正捕手。打率こそ.235だが捕手としては合格点か?
最近は新捕手の鈴瑚が好調なので、ベンチも多いがそれでも2ランチャンスでは一際目立つ伏兵キャラだ
2ランを打たれる夢を見る相手は多い。

次点ではここも夢月がランクイン。7番は傾向として相手の投手と打者の調子なので
打順を決める傾向がある。

8番火焔猫燐(30試合) 次点:ヤマメ(11試合)にとり(10試合)キスメ(10試合)
お燐は9番にて説明されてるので、ヤマメとにとりと美鈴を紹介する。

ヤマメは現在2軍だが、右投手のスタメン候補として
また外野手の守備力を買われてこの打順を務める事が多かった。しかし
ルーミアの覚醒やにとりの台頭。鈴瑚という新戦力により現在は2軍である。

にとりに目を付けたのも対右投手のスタメン候補として
長打こそないものも3割3分超えの高アベレージ。そして高いミート力を生かしたエンドラン戦術など
攻撃の変化を買われた。手先が器用で小細工にはうってつけの選手で天地人の幅広すぎる
攻撃のバリエーションの1つを担っている。

美鈴は本来8番よりも6・7番での起用が多いがあえてここで説明する。
得点圏に異様に強い天地人の中で唯一得点圏に弱い選手である。
しかし無走者では強いという逆の意味で重宝する特殊能力を持っている。
無死走者なしから塁に出る事はかなり重要としている天地人ではチャンスでは即代打に出されるが
チャンスメイクの切り札として3回表の先頭打者あたりを狙って7番などに起用される。
彼女が塁に出るチャンスが発生してからの攻撃は脅威的である。


9番火焔猫燐(30試合) 次点:キスメ(10試合) 
DHなしの試合なら8番、ありの試合なら9番に座るのがこの選手
火焔猫燐である。特攻隊長であり、壊れた信号機。塁に出れば積極盗塁、積極走塁である。
その理由は1番の神子の為である。神子の盗塁記録がここまでになった理由として
お燐の走力もあるだろう。盗塁をするには前に塁が塞がっていては盗塁できない。
日本記録を更新する勢いで打席数を入るには、まず出塁率が高い必要がある。それにより打順を回し
野手の最下位の打者が前の塁に果敢に奪い、1番の神子の前に塁を明け渡す。
そして神子がそもそも強打者に分類にされるので神子の前にチャンスメイクを果たす。
よってリスクのある攻撃を選択して失敗に終わっても塁を明け渡す目的は達成される為
挑戦しやすくなる。よって成功が増えてくる。

お燐が野手最下位に就いた試合は60試合あり、このシステムで神子の盗塁記録が
大台へ到達した理由である。お燐自身は出塁率.380で現在20盗塁だ


代打洩矢諏訪子(70回) 次点:美鈴(25回)にとり(21回)夢月(16回)ルーミア(10回)
代打での出場が多いのは、1位は当然代打の神様。
勝負所で必ず頼ると言って良いレベルの代打の切り札。
代打成功率は脅威の6割で、畏れ多く敬遠するチームも多い
数々の代打記録を塗り替える神格を筆頭にバリエーション豊富の代打陣営が相手チームを切り崩す。

先頭でまず出たければ美鈴か夢月やにとりがチャンスメイク。チャンスなら当然代打の神様
続いて得点圏の高さとして第二の代打の切り札ルーミアなど

96試合時点で代打起用回数は208回。下位打線だからと油断することは一切許されない。

代走サラ(43回) 次点:青娥(17回)
代打の神様がいれば代走のスペシャリストがいる。
1点を争う大事な場面で警戒されている中で次々に盗塁や走塁を成功させていく
そんなサラは代走に出るとホームインする確率が高い事で有名だ
43回の代走で25度のホームベースを踏んでおり、チームの勝利へ貢献する。

次点で選ばれたのは青娥だ、代走、ピンチバンター、守備固めと
なんでも屋さんとして重宝されている。現在はレイセンも頑張っている。

守備ヤマメ・キスメ(15回) 次点:慧音(14回)
やはり、守備固めで守備のスペシャリストヤマメや慧音がランクイン。
キスメはベンチスタートの第2捕手としての守備出場が多いようだ
上記の積極的采配を支える影のMVPだろう。依姫や美鈴もスタメンをこなしながら複数のポジションをこなしている。

やはり天地人の強さの原因は無駄な戦力の少なさと言えるだろう。
一人ひとり役割を持って能力を発揮しきってるからこその今の勝率なのである。


次章へ続く

第79章「出場ベース前編」

2016-02-08 00:24:16 | 東方野球
今日は試合の話はありません。

シーズンは3分の2を終了し
既に実質優勝を決めている。(96試合で86勝)

圧倒的、いや宇宙的強さを見せつける天地人だが
普段の打順起用はどうなっているのか?それをスタメンベースで調べる事にした。


1番豊郷耳神子(96試合出場)
誰もご存知の通り天地人の1番は不動の神子が全試合務めていた。チームを代表する選手であり現在106盗塁の
日本盗塁記録タイという異次元の盗塁記録と4割2分の高出塁率で天地人の得点源となっている。
得点は89得点と144試合換算で133得点と歴代3位に迫る。打席数も日本記録更新となる700打席の大台が
射程距離となっており、既に96試合で470打席と規定打席に既に到達しているなど
盗塁記録の更新への要因は盗塁能力だけではないようだ。

2番十六夜咲夜(87試合出場)次点:夢月(6試合出場)
不動の2番と言えば夢月だったが、それを奪ったのが出塁率の歴代最高を塗り替えが期待される十六夜咲夜
200打席終了時でも打率4割キープと安打製造機だったが、今は打率3割6分前後で落ち着いてる。
選球眼も良く、出塁率は4割8分前後を推移している。打率4割の頃は出塁率5割を超えており
1・2番が塁に出続けるから得点が増え続ける。という事を実証した。
得点は出塁率の高さから、神子を上回る93得点。歴代1位の小鶴さんの143得点を超えれるか
天地人の異次元の強さを誇る理由として咲夜さんの強さもあるだろう
これでいて最強遊撃手としての超絶守備を誇る1・2番だからチーム力で遥かに差が付いてしまってるだろう。

3番綿月依姫(68試合出場)次点:多々良小傘(9試合出場)
4月は3番の固定化に失敗したが5月に依姫が定着すると
他の異次元選手と比べると平凡のイメージがあるが、それでも3割30本を狙える
一流の水準はクリアされてる万能選手である。天地人は忘れがちだが
守備力でも他を圧倒しているのである。打撃は一流。守備も一流で
万能というより全能を象徴する選手の1人であるだろう。当然走塁まで標準以上の能力を見せる。

4番フランドール・スカーレット(77試合出場) 次点:物部布都(18試合出場)
こちらも不動の4番打者である。しかし吸血鬼であるが故、代理で布都が立つ場合がある
少ない出場試合数でありながら、バリー・ボンズと同じレベルの本塁打率で本塁打を量産し現時点で既に45号へ到達
そして歴代最強クラスの長打率で、驚異的な出塁率を誇る1・2番をホームへ返して行く。
打点は96試合で110打点に到達。もしこのペースを守る事が出来てなら
更新難易度の高いシーズン打点記録161打点の更新も可能だ。

5番物部布都(78試合出場) 次点:ルーミア(12試合出場)
不動の5番打者である。しかしフランが出場しない場合は繰り上がり4番に座る。
現在、神子・咲夜・布都の3名のみフルイニング出場を続けている。
布都もまた特別な選手の1人であり、他の打者が沈黙してようと布都だけは快音が聞こえたりする。
打率も咲夜に次ぐ3割3分の高打率を誇り、本塁打もフランに次ぐ32本の本塁打
そして神子に次ぐ盗塁数で現在25盗塁。つまりあと5盗塁すれば、あとは打率を3割キープすることで
東方BIG野球史上では初のトリプリスリー達成となる。


この5人だけでロクでもない事がわかる。
歴代最強の選手が5人並んでる。
高出塁率で超光速の足を持つ1番打者
更に超高出塁率でイチロークラスの打率の2番に繋ぎ
決して油断できない万能型3番打者を迎え
全盛期のバリー・ボンズと互角のパワーを持つ史上最凶の打者を迎え
トリプリスリー達成を確実視させる柳田・山田クラスの選手と勝負しなければならない。

ここだけでペナントレースで圧倒的な力を誇るのも無理ないだろう。
それでも後半にもロクでない選手が控えているのだった。後編へ続く

第78章「勝利のリレー」

2016-02-07 13:59:00 | 東方野球
公式戦96試合 対尾張スワローズ 先発:稀神サグメ

8月10日(日)広島市民 先発投手:四季映姫・ヤマザナドゥ 2勝0負 

映姫とサグメの対決となったこの1番は
咲夜が2塁打でチャンスを作るとフランが先制タイムリーで天地人が早くも先制

映姫も不調ながら試合を作る投球をする。
1回裏は二死1塁から暴投でピンチを作り、4番の藍にセンターへ運ばれるがお燐の補殺で難を逃れる

2回表には夢月が四球で出塁するとキスメが2塁打などで1点を追加
しかし3回裏には映姫が相手のトップバッター文を四球で歩かせると、盗塁も決められ
続く2番の慧音にはタイムリーを浴びて1点を返される。

しかし5回表に依姫の22号2ランで突き放すと
6回表には布都が2塁打でチャンスを作ると、代打の神様諏訪子が登場する。
サグメのボール球をしぶとくライト前のタイムリー
代打安打は31安打目を記録し遂に代打安打のシーズン記録まで並んだ

しかし不調なのか、映姫は6回に崩れ始める。
先頭の小町に甘い球をヒットにされ、続く藍にも失投。ミスショットで助けられるが
度会さんこそ打ち取るが、鈴瑚と夢子に連続でボールが甘く入り1点を返される。更に1・3塁のピンチで
ここで尾張スワローズ代打にルーミアが登場。映姫を諦めてエリスへワンポイントリリーフ
しかし代打の代打で向うにも諏訪子様が登場し敬遠を選択し満塁で小兎姫勝負を選択。

その小兎姫にも代打が送られたところで、今度は中継ぎ陣で最も安定した成績を残している神綺をマウンドへ送る
代打で出て来た萃香をしっかり三振にし三者残塁。

神綺は7回も圧巻のピッチングで3人で抑えると
続く8回はアリス。しかし最近の不安は的中し内野安打二つでピンチを招くと
てゐには死球で満塁の大ピンチ、精密機械も不調を露呈した結果となったが満塁で里香をなんとか抑えきり三者残塁でこの回も切り抜ける。

9回は天地人の絶対的守護霊のクローザーリリカがマウンドへ3人で切って取り勝利のリレーでこの試合も勝利した
マジックナンバーは13。史上最速優勝へ更に勝利を積み重ねた

この日、盗塁記録のシーズン記録更新を期待されている
現在106盗塁の神子はこの日は5打数無安打。1度内野ゴロで1塁に残った時に盗塁する機会は訪れたが
サグメの厳しい牽制に遭い、盗塁することは出来なかった。

広島市民 DHあり
天|110 021 000|5
尾|001 001 000|2
勝:四季映姫(3勝)
負:稀神サグメ
本:依姫 5回表 第22号2ラン本塁打
継投:○映姫5.2-エリス0-H神綺1.1-Hアリス1-Sリリカ1
本日のヒーロー:神綺(満塁のピンチをしっかり抑えホールド)

--監督コメント--
今日の試合の感想をお願いします。
「サグメさんは苦手としてる相手だが、先制点と中押し点がきっちり取れて
逃げ切れる体制を作れたのが今日の勝因だと思う。」

序盤に幸先よく点数取れるのはどうしてでしょう
「やっぱり神子と咲夜の出塁率の高さでしょう。1番2番が4割を遥かに超える出塁率を誇る
そこから圧倒的長打率を誇るフランへ繋がるのだから(長打率は.777でバレンティンの.779に迫る)
何よりフランの打点が110到達(96試合終了時点)してることからも、チャンスの多さを物語ってる」

映姫さんは6回途中の降板でしたが
「連打を浴びてたからね、映姫さんは好投手ですしスタミナも問題ないですが
うちの後ろの投手が強いですし明日は休みですので、不調なら躊躇なく継投するつもりでした。
それでも2失点で済ませたのは一流投手の証でしょう。ゲームはなんとか作ってくれた」

アリスさんが満塁のピンチを招いてました
「ここのところどうしたんだろうね。ちょっと不安が残ります。疲れてるのかもね
最悪の場合は早苗と入れ替えも視野にですね」

神子さんの盗塁記録は明日に持ち越しに
「今日で96試合、シーズンの3分の2が終わりましたがまだ3分の1が残ってる。
更新は時間の問題でしょう。107盗塁へちょっとプレッシャーも感じてるのかもね
後に引きずらない程度に決めて欲しいね。以上です」

次章へ続く

第77章「盤石」

2016-02-06 21:19:33 | 東方野球
多忙な為、久々更新となります。


公式戦94試合 対フラワー・ユニオン 先発:比那名居天子

8月8日(金) 名古屋ドーム 先発投手:博麗霊夢

対戦相手は一度も敗北を喫したことのない天子が相手
しかし3回までは好投され0-0のまま4回へ

フランの打球が芳香へ、これがまずい守備でヒットになるのを皮切りに猛攻が始まる。
布都がヒットで繋ぎ2死からしぶとく鈴瑚が先制2点タイムリー
お燐と神子が繋ぎ、咲夜の第8号グランドスラムで一気に6点得点。

7回にもフランのヒットで代走のスペシャリストサラが登場
更には代打の神様諏訪子も登場し代打タイムリーで記録を伸ばすと3連打とエラーが絡み
この回も6点を獲得。13-1で大勝し本来の実力を取り戻した。

ナゴヤドーム DHあり
天|000 610 600|13
フ|000 001 000|1
勝:博麗霊夢(11勝1敗)
負:比那名居天子
本:咲夜 4回表 第8号満塁本塁打
継投:○霊夢9
本日のヒーロー:咲夜(満塁本塁打) 霊夢(1失点完投勝利)


公式戦95試合 対尾張スワローズ 先発:風見幽香

8月9日(土) 札幌ドーム 先発投手:村紗水蜜

新しくなった尾張スワローズとの初対戦。
迎え撃つは防御率0.79の異次元エース村紗水蜜

今日は比較的に甘い球が多かったが、ランナーは返さず貫禄のピッチングをする
3回裏に依姫が先制の21号2ランで幸先良く点数を取ると

4回裏に珍事件が起こる。
先頭打者の布都がヒットを打つと盗塁死
その後に打線が爆発。夢月ー鈴瑚ーお燐の3連打。村紗が凡退するが
神子ー咲夜ー依姫で再び3連打、そしてフランが致命傷となる第45号3ランで
ミス3ランの仕事をすると、再び打席には布都
そして再びヒットを放ち、盗塁。

しかしこれがアウトとなり1イニング2盗塁死の珍記録を達成する。
日本のプロ野球では中島が相手のエラーも絡み2盗塁死を記録しているが、
純粋に2回の盗塁のアウトになったのは布都が史上初めてである。

トリプルスリー目前で起こった珍事件だった。

その後、チーム神霊廟の汚名返上すべく、神子が遂に106盗塁目を成功させる。
高い記録の山のうち盗塁記録をまず踏破することとなった。107盗塁の記録更新は次の試合へ持ち越しとなった

村紗は7回に1点取られて降板。
1失点でさえ防御率が上昇する現象で防御率0.79→0.83となった。
それでも規定投球回防御率0点台という果てしない夢へは一歩近づいた。


チームは今季85勝目。マジックナンバーを14まで減らした。

札幌ドーム DHなし
尾|000 000 100|1
天|002 700 00X|9
勝:村紗水蜜(13勝)
負:風見幽香
本:依姫 3回裏 第21号先制2ラン本塁打
  フラン4回裏 第45号3ラン本塁打
継投:○村紗7-ルナチャ1-ミスティア1
本日のヒーロー:依姫(先制2ラン本塁打)神子(106盗塁踏破)


--監督コメント--
この2試合の感想を聞かせて下さい。
「本来の自分の形を取り戻したのを象徴する2試合でした」

本来の自分の形を取り戻せた要因はなんでしょう
「敗戦を受け止め、しっかり戦い厳しい試合を取れた事でしょう。
厳しい試合を勝つ事が好調を生む」

特に連打が目立ちました。
「相手投手が崩れた時を見逃さなかった。野手全員がちゃんと役割を思い出してくれました」

投手は2試合とも1失点で抑えました
「霊夢と村紗のうちを代表する看板エースですからね。調子はあまり良くなかったけど
崩れない事がエースの象徴でしょう。これから先に調子をあげて欲しい」

神子さんが106盗塁踏破しました
「超えたい壁の一番難しい壁にこんなに早く辿り着く(95試合)とは思ってなかった。
うちの野球を象徴する選手がこのような大記録に到達する。1試合1盗塁以上のペースを未だに続けてるのは
凄い。とにかく塁に出て2塁へ、そして3塁へ。ここまで早く到達したのも積み重ねた結果です。
更なる記録へ目指して欲しい。以上です」

次章へ続く