幻想郷野球雑技団

東方projectの二次創作物です。幻想郷で野球の監督に就任して指揮を奮う話。キャラの崩壊にご注意下さい

安打と四球の価値は等価値ではない。

2021-05-31 19:19:30 | 東方野球
お久しぶりです。中々試合後に記事を作る余裕がなかったのですが
最近モチベーションがあるので、采配について久々にこちらのブログを使って記入したいと思います。
采配系はこちら。制作者的なのは向こうで書いていければと思ってます。

①得点力のある打線にするには?
得点力のある打線を作るには、OPSが重要です。これは得点相関が打率以上に高く
OPSの高さ=得点力と言っても過言ではないからです。
打率という評価では長打を評価しにくく(単打と本塁打が同じ価値なため)本塁打は入った瞬間得点が確定するので
より得点力を評価する上では長打力やOPSの指標が重要だということになります。

よっしゃ!だから全員本塁打を沢山の打てる選手を置けば優勝や!
初心者的な考え方ですが、かなり正解です。大間違いでは決してありません。
しかし相手がいて投手がいる訳ですから、中々本塁打を打つのは簡単ではありません。警戒もされます。
そして、大抵そういう選手は(このゲームでは)高年俸です。同じ戦力で同じ資金で戦う場合は、年俸の割に見合わない事が多いです。
これらは安打や本塁打の価値が低い事が要因です。

②安打と四球の価値を高くする。
東方BIG野球のゲームで2と4の球の強いチームを作れと言ったのは、良い出目が出やすいチームを作れという意味ではありません。
(1の球は長打が出やすく、2は安打、4は四球、3が内野ゴロ、5が三振が多い)
そんなオカルトで勝てるから強いんだな。と思っては欲しくはないのです。安打と四球を価値を高くするという考え方を持って采配することが大事だからです。
それは打順という考え方を軽視し過ぎてるからです。
安打と四球の価値は、安打≧四球である。本塁打でさえ同じ人が2打席本塁打を打ったとしても価値は違います。
それは走者の有無です。
走者がいる時に出現する安打。走者がいない時に出現する安打では価値が違います。走者がいる時に安打が出れば、走者は2つ3つ進むかも知れない。
「野球の本質はどれだけ多くの本塁ベースを踏む。つまり得点するが重要なのです。」
ならば、出来る限り多くのベースを奪い進める必要があり、走者が多ければ、1本の安打でより多くのベースを奪う事が出来ます。
2死満塁で安打一本出た時は、全員が1進塁。そして2塁走者がホームインするかも知れない。
仮に2死満塁からシングルヒットが出れば、3塁走者が1進塁、2塁走者が2進塁、1塁走者が2進塁。打者走者が1進塁したとする。
合計すると6進塁です。一方2死走者なしでシングルヒットが出ても1進塁です。

単純比較しても6倍の違い。野球には得点期待値という考え方があります。
(引用:https://1point02.jp/op/gnav/glossary/gls_explanation.aspx?eid=20013)
2死満塁だと0.758得点が期待値として、そこから安打からの6進塁の価値は2得点が確定の2死13塁となるので2.495得点
安打1本の価値が0.758得点から2.495得点へ上昇させたので、安打一本の価値は1.737得点となり、これはソロ本塁打を打った時の価値を上回ります。
一方2死走者なしから安打を打っても0.117得点の上昇しかありません。
この場合だと15倍近くの価値が違います。

体感でも2死走者で安打打つより、満塁で安打打ってくれた方が嬉しい筈です。

これを知らないと知ってるでは期待値がそもそも違いすぎます(15倍の差ですからね)
知ってて打線を組んでれば、ちょっと調子が悪い程度(スランプなら流石に困るが)なら四球でしっかり走者に出てくれれば
なんとか得点を他のチーム以上に奪う事が可能になります。そこに無頓着でいつまでも運だの言ってると本当に運が良い時だけしか勝てません。
確かに何も知らずにOPSの高い選手を組んでれば、相手の投手の調子が悪いか、谷間や1軍半の選手が投げてる試合を勝つ事は出来るでしょう。
しかし大きく勝ち越す事は難しくなる。そこで勝ちを増やす事に最も重要なのは、安打と四球の価値は等価値ではない事を知識として勉強することです。

③走者の有無で安打や四球の価値が変わるということは
ここまで聞けば、何が言いたいのかお察しするかと思いますが、私の采配の最も大事な軸は「先頭打者」です。
走者の有無が重要だということは、得点圏打率が重要だし、そういう時に都合の結果を出せるの本当に運が良いよな。という発想とは真逆です。
「得点圏打数が多い」事が最も重要だと考えています。相手よりチャンスの数が多ければ、多少運が悪いくらいでも、どっかで結果は出てきます。
(ここでは得点圏に強い弱い打者という考え方はひとまず置いておきます。戦略より戦術の話で重要度が1ランク落ちる話なので)
どんな調子であっても、悪い結果だけを永遠に引き続ける事は難しいです。(まぁ...たまにあるんだがな)
確かに母数が少ない中で悪い結果が出れば騒ぎたくもなりますが、母数が多いので多少失敗の回数が多くてなんとかなります。
多くの点数を取った方が勝ちなので、得点圏打率は関係ありません。3回に2回だろうと10回に3回打ったチームが勝ちます。試行回数が大事です。
成功率が劣っても勝てるからです。

では母数を増やすには「先頭打者」が「高出塁率」であること。が大事で、これがあるイニングが攻撃のチャンスと言える訳です。
先頭打者が塁に出れば3アウトでイニングが終了するまでの間、多くの打者が「安打と四球の価値が上昇してる状況で打席に入る」ということです。
更に言えば本塁打だって当たり前ですがソロと満塁本塁打では入る得点も価値も全く違います。

1番打者がこの条件に当てはまるチームは多いのですが、それだと初回と運よく1番から始まる打順(単純に9分の1なら1試合平均2回)しか攻撃チャンスがないチームと
1番は当然、2番も3番も6番も7番も8番も嬉しいとかなれば2イニングに1回、5回くらいビッグチャンスが生まれる訳です。
出塁率が高い選手というのは総じて、選球眼が良い選手だということです。四球を勝ち取れる打者が先頭打者に回ってくるイニングを多く作るということです。
その工夫は勿論、比較的安く獲得できる出塁率が優れてる選手を多く保持する事です。
それを積み重ねることで、単体で強いカード(長打力が優れてて出塁率がそこまで高くない選手)より相乗効果(出塁により安打と四球の価値が上昇してる打線)のチームの攻撃力が同等かそれ以上の結果を生み出す事になります。

そして資金や年俸面で見た時は単体で強いカードが並んでるチームの方が総じて高いということです。
そして出塁と走力が高い選手は総じて守備力も高い選手が多く、余った資金で優秀な投手陣を揃えたりできたり、総合力で単体が強いカードを効率で上回れるということです。

④走者2塁や走者3塁やホームインへの意識
ここまでの話を聞くと出塁率が高い選手最高やんけ!と思いますが、これだけだとダメなのです。
27人の攻撃力を競うだけのゲームなら良いのですが、3アウトでチェンジになり「残塁した走者は無駄になる」からです。
得点はホームインして初めて認められるのです。出塁率が高い選手だけだと残塁のリスクが高くなることと
ノーアウトより1アウト。1アウトより2アウトと3アウトに近くになるにつれて残塁のリスクがあがってきます。

なので「塁に出る事は大事だよね。走者なし<走者1塁」
そして「ゲッツーの確率が低い。走者1塁<走者2塁」
さらに「ゴロや外野フライに得点価値が生まれる。走者2塁<3塁」
当たり前の「走者3塁<ホームイン」

走者1塁だと、ゴロに関してだけ走者なしよりゲッツーのリスクがあります。(ゴロの価値が下がる)
走者2塁だと、最強です。(だから犠打をして送りたくなるけど、アウトカウントあげるのはNG)
走者3塁だと、更にゴロや犠牲フライに価値が生まれる(2死3塁はゴロや犠牲フライに価値がないので、2死2塁と価値に大差なし)

単純に考えて1塁だと3塁では3アウトまでに塁上に残るリスクもあるので、「長打も重要」だよね。ということになります。
いくら出塁率が高いと言っても、当たり前の話だけど2塁や3塁に行ってくれた方が嬉しいし、打者の結果に付加価値が生じやすい事になる。

⑤盗塁やバントについて
同じ出塁率が高い打者なら2塁打や3塁打を(ぶっちゃけ本塁打でも確定で点数は入るので良い)打ってくれる方が優秀でやっぱりOPSも大事な指標ではありますが
先頭打者が四球で出塁できた。では2塁の方がゴロの価値が下がらず、安打も価値があがるのでバントしよう!は状況によっては良いですが
先程も申し上げた通りアウトカウントが増えると残塁のリスクが増えるので、オススメしません。
現実ならせめて自分も生きるセーフティバントの成功率が見込める時だけにするべきです。

盗塁も私はもっと積極的にするべきだと思いますが、重要なのは「盗塁成功率です。
アウトになれば、せっかく安打や四球の価値が高くなってるのに、その付加価値(バフ)がなくなります。
だけど成功率を70%以上見込めるのならば、私は積極的に盗塁はトライした方が明らかに長打力に優れたチームでない場合
(長打力が優れたチームの場合、走者がいない事による付加価値の低下(デバフ)が痛いからです)
有効な戦術だと考えております。また走力の高い選手というのは、安打による価値を走塁によって付加価値をあげれるので
(走者2塁から安打一本でホームインできる状況はやはり強い。その為にアウトカウントを与える犠打が弱いだけで)
走力のない選手が走者にいられるより、安打の価値は高くなります。

⑥安打と四球の価値の差
単打と四球の価値は同じではありませんが、走者なしの場合は同じになります。(先頭打者の四球はとても偉い)

先頭打者に四球は失点するから良くないというのは、無死1塁が強いからです。
元巨人の桑田投手がテレビの解説で先頭打者を抑える事が大事と言ってましたが、正にその通りです。
攻撃で「先頭打者の出塁が偉い」ということは投手で最も意識することは「先頭打者を抑える事です」

中継ぎ起用でありがちな勘違いですが、右左左だから、左投手!ではありません。先頭が右なら右投手です。
左右左でどっちにしようか悩む!と来るなら、迷わず先頭打者のカードを見て下さい。先頭打者が左なら左投手です。
(もっともこれも戦術の話で、左でも右でも抑えれる投手を使えというのはその通りです。あくまでこれは選択しろというのなら。です)

先頭打者は単打と四球の価値が同じというより四球は安打の価値があるから、簡単に与えるべきではないのです。
しかし走者が出てからは明確に違います。「1塁が空いてるか空いてないか?」と「単打で走者が2進塁する」があるからです。

無死2塁から四球だとテイクワンベースで無死12塁で(1塁打分を稼いだ)
しかし単打だと無死13塁で(2塁打分を稼いだ)また走者が俊足だと一気にホームイン!となれば3塁打分と
明らかに安打の方がお得です。

四球は走者なし無死1塁や12塁や満塁なら全員が進塁するので、四球の価値が高くなり
1塁が空いてる2死3塁や2死2塁などで敬遠が有効な戦術となるシチュエーションでは四球の価値は低くなり、打者によっては
敬遠という戦術が正当化されます。

コントロールされた四球の価値は(1塁が空いてるから)低く
コントロールできない四球の価値(先頭打者や押し出しなど)は高い

また犠打は1塁空くシチュエーションになるので無死1塁から一死2塁とすることで1塁が空いてるので四球の価値を下げてます。
大抵犠打をするということは、次の打者は優秀な打者であることが多いです。それが四球の価値を下げてしまうことは勝負を避ける事も選択できる訳です。
四球が多い投手や打者の前で1塁をアウトカウントをあげるリスクを背負って空ける攻撃は多くの得点機会を奪います。

なので、多くの四球を期待できる投手や打者の場合は、1塁に置いてても良いでしょう。
しかしアウトカウントが増えて残塁のリスクを増えてくると、今度はホームインを目指す必要があります。
2死走者なしから四球を選んでも殆どが残塁します。というか2死なら四球で押し出しでもない限り次の打者の凡退でチェンジなど
残塁のリスクが高いでしょう。ここで求められるのは「一発長打。ホームランが偉い」です。

野球のセオリーとして
私は無死走者なしでは出塁重視(出塁がとにかく偉い)
2死2塁または3塁では安打重視(四球の価値は低く、ボール球でも安打を狙って手を出しても良いゾーンがある)
2死走者なし、または1塁では本塁打重視(一発狙い。出塁しても残塁リスクあり)

こう並べると、「理想の攻撃イニングとは?先頭打者が出塁して安打と長打を打てる打者が後にいること」である。

野球は明らかに出塁率が高い打者とその後に長打力が高い選手のコンビネーションで打線を組むことが大事になります。
長打力が高い選手が並んでも、出塁してる打者がいなくては、安打や四球の価値が高くならず、
また出塁率が高い選手だけが並んでも残塁のリスクが高くなるのです。

それに見合った選手を起用しましょう。特に9回の攻撃イニングを有効に活用するならば
出来る限り先頭打者は必ず来るので、そこから得点できるパターンを多く作り、相手よりビッグイニングのチャンスを多く創出することです。
長打力が高い選手は、走者が増えないと付加価値が付かないので、打率が高い事により出塁率が補う場合はありますが、ビッグネームが並んだ割に付加価値(バフ効果)が効かず思ったより得点力に結び付かないチームになる場合があります。

もちろん長打力と出塁率が高くて走力も高くて守備力もあって、投手力もあるような選手が何人もいれば
ただ並べれば勝てるので、采配力の余地もないです。お互いにそういうチームが出来たら、それは運が良い方が勝つとかオカルト的な話に頼らなきゃ行けなくなります。
しかし現実的な話ではありません。そんなことに頼る前に当たり前の事を当たり前にやって期待値を積むことが何よりも重要です。

⑦具体的に言えば
最強のスラッガーと最高出塁率のカードを二枚持ってるなら打順の組み方は最高出塁率とスラッガーの順に並べることです。
最高のスラッガーが持ち前の長打を発揮した時の価値がもっともあがるのは、もっとも出塁する選手が出塁してる時です。
この2人の打者を離すということは両者の付加価値を軽視することです。

最高出塁率を獲得した打者の後ろが長打率が低い選手を置くことは得点力を軽減させます。残塁のリスクをあげるだけです。
先頭打者に出塁率が低いけど打率が高いような打者がいる事は勿体ないでしょう。1番打者が安打をせっかく打っても3割を大きく超えて打てるのなら出塁率が高いとも言えますが、走者がいた方が安打の価値が高くなる事を考えたら、せめて2番などに置いて1番に出塁して貰う期待をした方が良いでしょう。
もし代打を選択するなら、先頭打者は出塁重視、2死は長打率重視です。

多くのチームは長打は重視しますが、出塁を軽視してる傾向にあるので、出塁率の多い選手をもう少し多く起用すること。
そして出塁率の高い選手のあとは長打力の優れた選手を用意すること。4番が歩かされるのに、5番がアヘアヘ単打マン(久しぶりにこの単語を使った)はやばいです。

実際に映画化になったセイバーメトリクスを題材にした映画では、長打を打てる選手が優遇してたのを
出塁率が高い選手の価値を見直した事によって安くて強いチームを作った事で革命が起こった訳です。
出塁率を重視した野球を疑問視する人は未だに多いですが、特に先頭打者では重視した方が良いです。それは安打と四球の価値は等価値ではなく
走者がいるかいないかで同じ結果でも得点期待値に与える影響が違いすぎるからです。

ならば、もっと意識的に毎イニングしっかりと攻撃していくには出塁率が高い選手を並べた方が期待値に大きな差が生じます。
9イニングあれば点数の取り合いで上回れるし、シーズンを通せば勝率に影響を与えます。

私の言う本塁打を打てたら苦労しないから(現実的ではないから)
安打と四球で強いチームを作るとはこういう事を言います。

それじゃ気が向いたら采配のコラムはまた書くかも。

第17回「チャンピオンシップファイナリスト決定」

2016-12-04 21:33:29 | 東方野球
前回の記事から日程が進み
チャンピオンシップのファイナリストが決定した。

1枠は我らが地底界スパイダーズ
そしてもう1枠は、予選1位の茨城ミラクルズが勝ち上がってきた。
まずは前回の記事からの試合を振り返りたい。

地底 公式戦第19戦 チャンピオンシップ第2戦 敗北 1-4
サグメがまたもや中盤に捕まり、そのまま敗戦。
要注意に挙げていた藍にホームランを打たれたのが敗戦の決め手となった。

地底界スパイダーズ:2勝(アドバンテージ1勝を含む)
霧島ハルバーズ:1勝



地底 公式戦第20戦 チャンピオンシップ第3戦 勝利 3-0
映姫様が完封で勝利。序盤の立ち上がりこそピンチを迎えたが
中盤以降は圧巻のピッチングだった。

地底界スパイダーズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
霧島ハルバーズ:1勝



地底 公式戦第21戦 チャンピオンシップ第4戦 敗北 1-7
小兎姫の好守でのやらかしが目立ち、敗戦。
勝ち抜けを狙いさとりを先発させるも勝ちきれず

地底界スパイダーズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
霧島ハルバーズ:2勝



地底 公式戦第22戦 チャンピオンシップ第5戦 敗北 2-4
サリエルの好投で善戦し7回まで2-1のリードで8回を迎えたが
こころが炎上し、逆転負け。最終戦へもつれる。

地底界スパイダーズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
霧島ハルバーズ:3勝


地底 公式戦第23戦 チャンピオンシップ第6戦 勝利 6-4
ドレミー・スイートの第1号満塁本塁打が炸裂し
最後はミセリが登板するも逃げ切り地底が決勝に進出が決まった。

地底界スパイダーズ:4勝(アドバンテージ1勝を含む)
霧島ハルバーズ:3勝

地底チャンピオンシリーズに進出決定



茨城対尾張 チャンピオンシップ第3戦 茨城8-6尾張
茨城が8回に小傘の2ランで同点に追いつくと、延長で代打で登場した諏訪子が
勝ち越し2ランで勝利。尾張は中継ぎが誤算だった。

茨城ミラクルズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
尾張スワローズ:1勝



茨城対尾張 チャンピオンシップ第4戦 茨城4-5尾張
尾張が8回裏に逆転するが、9回に守備の乱れから逆転を許すも
茨城のクローザー早苗から、先頭打者の美鈴が同点ホームラン。
最後はこちらも代打諏訪子がサヨナラ四球を選び、尾張がサヨナラ勝ち
セカンドステージは第5戦へともつれた

茨城ミラクルズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
尾張スワローズ:2勝


茨城対尾張 チャンピオンシップ第5戦 茨城5-6尾張
序盤は投手戦だったが、6回に4得点で先制するも
サグメがてゐに特徴ホームランを浴び、すぐさま同点に
更には小傘にもホームランを打たれ万事休すかと思われたが、早苗から
度会さんと里香の起死回生のヒットで追いつくと
最後は布都のサヨナラタイムリーでこちらも最終戦へもつれた


茨城ミラクルズ:3勝(アドバンテージ1勝を含む)
尾張スワローズ:3勝


茨城対尾張 チャンピオンシップ第6戦 茨城8-3尾張
最終戦は尾張が茨城の先発霊夢とリリカから3点を取り、8回まで先発永琳が無失点のピッチング
しかし8回に神奈子と椛を塁に出すと、代打鈴瑚が同点ホームラン
更に文、てゐ、はたての3連打と小傘のホームラン。妖夢に2者連続ホームランなど
8連打で一気に8得点の大逆転。このまま茨城ミラクルズが大逆転劇で決勝進出を決めた。

茨城ミラクルズ:4勝(アドバンテージ1勝を含む)
尾張スワローズ:3勝

茨城チャンピオンシリーズに進出決定


現在、IRCにて茨城対地底のチャンピオンシリーズが行われている。

第106章「失策数の話」

2016-08-13 13:21:08 | 東方野球
ありとあらゆる面で優れてると言われてる天地人。
ならばと思い、今日は守備と走塁面からチェックしようと思う。


・守備編

チーム失策数 56個 
歴代最高の45失策に及ばずとも、50代はかなり低い方である。失策が少なかったチームと言える。

個人記録
無失策(レギュラー陣のみ)
お燐 にとり キスメ ルーミア

センターで131試合に出場し規定打席に到達。シーズン無失策記録を達成したお燐は
このチームでは守備で貢献したと言えるだろう。
にとりも守備的な起用に応え見事な仕事をした。
キスメも前半戦は神子と共にマスクをかぶる機会が多く、83試合に出場し無失策は見事な活躍だった
ルーミアは代打なども多く、守備機会は少なかったが堅実な守備を見せた(というか飛ばさせなかった)

1失策 ()内は暴投回数
ルナ 小傘 さとり 青娥 屠自古 神子 菫子 アリス(1) 鈴瑚(1)

投手はともかく、フルイニング出場で捕手と外野手での出場を続けた神子の1失策は驚異的だろう。
神子は外野では無失策で捕手での1失策がなければ無失策だったが、誰にもミスはあり得るということだろう。
小傘と青娥はそもそも機会が少なかった。鈴瑚は後半戦からチームに合流し54試合に出場したが
1失策で留めたのが驚異的だろう。

2失策()内は暴投回数
サニー 夢月

3回の先発で2回とも失策しているサニー。弱点は守備だった。
夢月は126試合に出場しかなりのイニング二塁で守ってながら2失策はかなり堅実だったと言える。

3失策()内は暴投回数
依姫 村紗(1) フラン(2) 慧音(1)

依姫は5月に合流してから118試合ほとんどフルイニングで出場しており失策はそれぞれ
三塁1回一塁1回左翼1回だった。守備範囲も広く、かなり守備でも貢献した選手と言えるだろう

村紗は防御率の新記録は達成してる裏でエラーで自責が付かなかった?と思いきや
布都の失策が1点だけ自責の付かない失点になっただけで自分の失策は無失点で切り抜けてたようだ

フランは指名打者での出場も多く、外野手での出場は60試合程度で3失策は流石に守備の面は粗さが出たが
70本のホームランを打っては多少は目を瞑るべきだろう。

慧音は守備的な起用だったが、やはり失策のしやすい三塁手というポジション。
それでも76試合出場で3失策は許容範囲なのだろう。

4失策 ()内は暴投回数
華扇(2)

投手で4失策はまずいですよ!アリス会会長の実力を見せつけ守備力はからっきし
投球内容で捻じ伏せるとはいえ、守備という面で言えば投手と布都だけはこのチームでも数少ない狙い目なのだろう

5失策
美鈴(3) 咲夜(2)

咲夜に打球を飛ばせばアウト!という誰しもが思う中、意外にも5失策している。
フルイニング出場でショートのポジションを全イニング守り続けたからでもある
飛んできた回数から見れば5失策は脅威の守備力だが、チーム2位の失策数。咲夜にはもっと上を目指して欲しいだろう

美鈴は依姫にならぶユーティリティープレイヤーで主に一塁やサードなどの守備を担当してたからか
5失策とチーム2位の失策数となった。途中出場が多いなら85試合出場でこの記録。天地人ではあまり守備はよくなかったようだ

そしてチーム1位の失策数となったのが
布都17回(暴投2回)である。

トリプルスリーのみならず40・40を達成。しかしサードとしては守備のエラーが目立った
二塁は夢月が守る事が多く、夢月がスタメンの場合はサードが守る試合の日々が続いた
夢月がベンチスタートの試合は二塁を守ったり、夢月がスタメンでも途中交代で布都がセカンドに回ったりなどもあったが
結局サードで14失策(暴投2回)サードにサブポジの選手を置くとかなり失策数が増える事が実証された。
フルイニング出場で本職であるセカンドの失策数は3回とセカンドでは中々の守備力だった

ここまでのチーム断トツの失策数になったのもサードとショートは失策しやすいこと
それに加えてショートが咲夜だった事なども挙げられるだろう。1人で2位にトリプルスコアである。

仮に堅守の三塁手をフルイニングで起用してたならチーム失策数も
歴代最高記録であるシーズン45失策を上回る事が出来たかも知れない。


総評 天地人は守備も硬い
布都と投手を除けば最高が5失策でかなり堅守と言ってよいだろう。
それでも史上最高と言えない点は、やはりサードに布都がいたこと。ここだけでチームの失策数の30%を占める結果になってしまった
投手は投球内容で補ってる点で仕方ないとしてサードの守備には改善の余地が見えた。

守備範囲も無失策だったお燐を始め、神子、咲夜、依姫などの守備範囲の広く肩も強い選手も多く
守備面も盤石だった。

第105章「個人シーズン記録のまとめ」

2016-08-12 13:55:45 | 東方野球
シーズン完走した天地人ディエティーズの成績をまとめました。
ここにまとめたいと思います。

~~NPB記録~~
打席数 豊郷耳神子 702打席  旧記録:八雲藍690打席 西岡剛 692打席、2010年
代打起用回数 洩矢諏訪子 106回 旧記録:真中満 98回 2007年
本塁打数 フランドール・スカーレット 70本  旧記録:星熊勇儀54本 ウラディミール・バレンティン 60本、2013年
代打本塁打 洩矢諏訪子 10本  旧記録:大島康徳 7本、1976年 ※世界記録タイ
代打安打 洩矢諏訪子 46安打  旧記録:真中満 31本、2007年
代打打率 洩矢諏訪子 打率.517  旧記録:坂崎一彦 .472
長打率 フランドール・スカーレット 長打率.817  旧記録:ウラディミール・バレンティン .779、2013年
得点 十六夜咲夜 148得点  旧記録:小鶴誠 143得点、1950年
打点 フランドール・スカーレット 打点174  旧記録:小鶴誠 161打点、1950年
代打打点 洩矢諏訪子 42打点  旧記録:真弓明信 30打点、1994年
盗塁数 豊郷耳神子 152盗塁  旧記録:福本豊 106盗塁、1972年
代走盗塁数 サラ 26盗塁  旧記録:藤瀬史朗 25盗塁、1979年
盗塁数 豊郷耳神子 31盗塁刺 旧記録:河野旭輝 29盗塁刺、1956年
猛打賞 十六夜咲夜 27回 タイ記録:西岡剛 27回、2010年 、秋山翔吾 27回、2015年
防御率 村紗水蜜 防御率0.71  旧記録:藤本英雄 0.73、1943年
勝率 茨木華扇 勝率1.000  ※25勝0負
勝率 村紗水蜜 勝率1.000  ※18勝0負
勝率 蘇我屠自古 勝率1.000  ※13勝0負

以上18個の記録です。達成者別
洩矢諏訪子 5個(代打起用回数、代打打率、代打打点、代打本塁打)
豊郷耳神子 3個(打席、盗塁、盗塁刺)
フランドール・スカーレット 3個(本塁打 長打率 打点)
十六夜咲夜 2個(得点 猛打賞)
村紗水蜜 2個(防御率 勝率)
サラ 1個(代走盗塁)
茨木華扇 1個(勝率)
蘇我屠自古 1個(勝率)

~~東方BIG野球記録~~
試合出場 フルイニング出場(144試合)豊郷耳神子、十六夜咲夜、物部布都 最高記録:154試合
先頭打者本塁打 豊郷耳神子(8本)歴代2位  最高記録:高橋由伸 9本、2007年
出塁率 十六夜咲夜.479(安打200 四死球131)歴代4位 最高記録:落合博満 .487(安打150 四死球104)
四死球 十六夜咲夜(131個) 最高記録:王貞治 166四死球、1974年
四球 十六夜咲夜(129個)歴代5位 最高記録:王貞治 158四球、1974年
三振 物部布都(131個)最高記録:ラルフ・ブライアント 204三振、1993年
併殺 綿月依姫(24個)最高記録:ブーマー・ウェルズ 34併殺打、1989年
登板 アリス・マーガトロイド(66登板) 最高記録:久保田智之 90試合、2007年
完投 茨木華扇(10完投)村紗水蜜(10完投) 最高記録:別所昭 47完投、1947年
勝利 茨木華扇(25勝) 最高記録:ヴィクトル・スタルヒン 42勝、1939年 稲尾和久 42勝、1961年
奪三振 博麗霊夢(192奪三振) 最高記録:江夏豊 401奪三振、1968年
完封勝利 茨木華扇(9完封) 最高記録:野口二郎 19完封、1942年 、藤本英雄 19完封、1943年
無四球試合 茨木華扇(9無四球) 最高記録:野口二郎 13試合、1948年
暴投 博麗霊夢(6暴投) 最高記録:新垣渚 25暴投、2007年
ボーク 蘇我屠自古(2ボーク) 最高記録:エステバン・ジャン 12ボーク、2007年
ホールドポイント アリス・マーガトロイド(37HP)最高記録:浅尾拓也 59HP、2010年

以上19個の記録です。達成者別
茨木華扇 4個(完投 完封 勝利 無四球)
十六夜咲夜 4個(試合 出塁率 四死球 四球)
豊郷耳神子 2個(試合 先頭打者本塁打)
物部布都 2個(試合 三振)
博麗霊夢 2個(奪三振 暴投)
アリス・マーガトロイド 2個(登板 ホールドポイント)
村紗水蜜 1個(完投)
綿月依姫 1個(併殺)
蘇我屠自古 1個(ボーク)


新記録と合わせて今シーズンの個人のシーズン記録 37個
十六夜咲夜 6個(得点 猛打賞 試合 出塁率 四死球 四球)
豊郷耳神子 5個(打席 盗塁 盗塁刺 試合 先頭打者本塁打)
洩矢諏訪子 5個(代打起用回数 代打打率 代打安打 代打本塁打 代打打点)
茨木華扇 5個(勝率 完投 完封 勝利 無四球)
フランドール・スカーレット 3個(本塁打 打点 長打率)
村紗水蜜 3個(防御率 勝率 完投)
物部布都 2個(試合 三振)
蘇我屠自古 2個(勝率 ボーク)
博麗霊夢 2個(奪三振 暴投)
アリス・マーガトロイド 2個(登板 ホールドポイント)
サラ 1個(代走盗塁)
綿月依姫 1個(併殺) 

~~NPB記録以上でありながら東方野球記録を越えなかった記録~~
打席 十六夜咲夜(692打席) 最高記録:豊郷耳神子(708打席)
塁打 フランドール・スカーレット(392塁打) 最高記録:レミリア・スカーレット(404塁打)
三塁打 豊郷耳神子(21三塁打) 最高記録:射命丸文(30三塁打)


以上が、今シーズン記録でした。


第5回「伝説の炎上神」

2016-08-11 00:31:31 | 東方野球
開幕戦を黒星スタートとなったスパイダーズ。
今日の目玉はなんといっても第2戦先発を任されてる稀神サグメ選手だ

この選手なら勝ちフラグを負けフラグにするかも知れないが
ここまで負けフラグが乱立してるチームならきっと活躍してくれるだろう。

その目論見通り、7回まで1失点。8回も昨日の小鈴が1回で負傷した影響でボロボロの中継ぎ陣を見かねて
無理いって投げ切って貰った。
新人とはいえ、年季のあるピッチングで打たれて取るピッチングを見事披露!

あとは糞みたいな打線の援護を待つだけだったが7回まで豊姫の魔球に
くるっくるで手も足も出ず、今日は完封負けかと思われたが、紫安監督の全盛期を思わせるような奇跡を8回に見せる。

代打コンガラが当たりヒットで出塁、代走にナズーリン
そしてお燐が特例ではない(戦犯界の)横綱らしからぬ取組でヒットで繋ぎチャンス拡大。
この雰囲気と疲労に豊姫が負けたか、椛にヒット、そしてこちらも新人選手ヘカーティアの逆転タイムリーツーベースでなんと逆転!
なお、犬走内野手はひっそりとホームで走塁死となった模様

これには地底ファンも大喜び
それもその筈、次の打者は敵全チームの共有財産。(戦犯界の)大関逆神様であるからだ
ヘカーティアの打順までに逆転を果たした意味は大きい。
はぁ、どうせ(併殺機会じゃないし)三振だな。との声に豊姫も応え、三振が取れる5の球を投げたが…
まさかのタイムリーヒットで他球団のファンまでもがびっくり仰天!ヘカーティア生還で3-1とリードを広げる。

この様な奇跡も起こり、球場が温まった雰囲気で
伝説の投手が3年の封印を解かれマウンドへあがった

あまりの封印の長さに噂でしか知らない方も多数。
一体どのような投球を魅せるのか注目を集め
こちらも3年ぶりに※あの伝説が本当に再現されるのか?にわかに信じがたい気持ちで見つめていたが

※開幕戦から信じられないレベルの失投率で被弾。炎上しまくりミセリの再来と呼ばれた

想像を絶する進化を遂げて、絶対王者として復活してしまったのだ


ミセリ特有の挨拶代わりの1の球で被弾するのかと思いきや
よりにもよって選球眼では幻想郷トップクラスの咲夜に対してボール球4つの挨拶を交わした!
ミセリのストレートは加速している。手も足も出ない(四球)投球術。
「幻想郷の球場は狭すぎる」と呼ばれていたミセリは遂にホームランを打たれないように進化を遂げたのだ!そして
進化した投球術であっさりと3者連続四球で無死満塁!

期待や想像を遥かに超える投球術でファンを盛り上げると
遂に、ミセリの本領発揮!遂にミセリ特有の失投が2点差リードの最終回無死満塁でスパイダーズを襲った!

相手の藍の打球はみるみる上昇しグランドスラムかと思われたが、ここは名古屋ドーム。
なんとかスリーベースで逆転されるだけで済んだ。
しかし、これだけに終わらず、ここから3者連続失投!あわせて4者連続失投という

他を寄せ付けない圧倒的横綱の取組で初登板から救援失敗に成功すると、1回4失点で9回の表を終える。

もちろん8回裏までに奇跡を出し尽くしたスパイダーズに9回裏
これを跳ね返せる余力はなく、見事に開幕2連敗を喫したのであった


地底界スパイダーズ 3-5 霧島ハルバーズ 18:00 名古屋ドーム 
霧| 010 000 004 |5
地| 000 000 030 |3
勝:豊姫 1勝 
敗:ミセリ 1負
S:八雲紫 1S
継投:サグメ8-●ミセリ1

「ヒェ~wwwwwwww」
「ヒェ~wwwwwww」
「ヒェ~wwwwww」
「ミセリが転生してもコーディエなんて、勝てる訳ないじゃない!」
「ミセリの時の記憶もちゃんと残っておるぞ」
「なんてこったい/(^o^)\」
「8回の裏なんかに打ってしまったのが敗因?」
「同点か1点差負けくらいで逆転サヨナラを狙う」
「4点差以上付けない打線に問題がある」
「勝てるビジョンがあまり見えないわね」
「あの、ミセリを2軍というのは…?」
「出来ない契約だぞ(にっこり このシーズン終わるまで私がクローザだ」
「ヒェ~wwwwwww」
「ミセリとコーディエの融合体として進化するとは思わなかった」
「ところで試合結果表記もミセリと書いてあるのは?」
「ミセリが○○である事実は伏せてあげたいレベルの惨状だよ」
「あの能力で信じられない投球術ですね」
「それな」
「明日は映姫さんの完封に期待しましょう」
「疲れてる状態でセーブ機会が来たら私の出番のようだな」
「胃薬用意しなきゃ」


通算成績:0勝2負(2連敗)

次回へ続く