ワシの一日

ワシのワシによるワシのための日記!?

掃除,そして祭り♪

2005-06-12 23:51:13 | Weblog
今日も昼夜が逆転した1日を送ってしまった....昼に一度ペリカン便に起こされたのだが,また寝てしまい,気がつくと夕方だった.ペリカン便は,Amazon の荷物であろうが,今日は受け取れなかったので,明日になった.夕方から活動し始めた本日ですが,まずは,部屋の掃除を行っていました.先々週は試験がありましたし,先週の土日はオープンキャンパス関係で掃除出来なかったので,テケテケ掃除していました.あ!「テケテケ」とは,「そこそこ頑張って」というくらいの語で,「一生懸命に」ほど真剣にやらないが,「ダラダラ」でもない場合に用いております.「アホっぽい」とか言われますが,この言葉のコミカルさが気に入って良く使います.ま~そんかことはどうでも良いのですが,昨日の洗濯,今日の掃除と他人様には全く関係無い話になってしまいましたが,平凡な土日はこれくらいしかやることがないので….

そういえば,土日は「第54回金沢百万石まつり(公式)」があったそうですが,ここ2日間は朝焼けを見て眠りにつき,夕暮れに起きる生活をしていたため,見に行けるはずもなく,非常に残念な思いをした.「来年こそは,見に行くぞ!」と意気込みながらカレンダーに予定を入れた.まつり自体は,生憎の天気ということで,「百万石音と踊りの祭典」と「百万石踊り流し」が中止になったそうです.

私の故郷,北海道でも先週の後半から今日まで,「第14回YOSAKOIソーラン祭り(公式)」が行われていたらしい.知らない方もおられるかもしれないが,この祭りは和暦が平成になってから誕生した新しい祭りで,元は四国・高知県の「よさこい祭り(公非不明)」がベースです.発端は,「北海道のとある学生が高知でよさこい祭りを見て感動し,北海道にもこんな祭りを…」みたいな話です.「では,よさこい祭りをパクったのがYOSAKOIソーラン祭りか?」とお思いでしょう.私もパクリだと思っていました.ところが,微妙に違うようです.詳細は,「第14回YOSAKOIソーラン祭り(公式)」の[歴史概略]を参照していただきたいが,ソーラン節がプラスされているところがミソらしい.いずれは,「リオのカーニバルに匹敵~」と考えているらしい.
どちらにしろ,道民の中では,YOSAKOIソーラン祭りに対する考えには,賛否両論があります.あの手の祭りは参加してこそ面白いわけですが,参加しない道民にとっては,「あ~またやってるね」くらいにしか思われないこともあります.元々,北海道は歴史が浅い上,地元で初めて興った祭りではありませんので,愛着が湧きにくいのであろうと思います.大通会場に行くとわかりやすいのですが,踊り子たちは非常に楽しそうですが,観客はあまり楽しそうに見えないのが私の感想です.また,興味の無い道民は,チラ見するだけで終わりです.私個人もYOSAKOIソーラン祭りで楽しかった記憶はありません.見ていても面白くないのですが,一緒にやりたくなるほどに熱くなれないのです.
参加チームの中に「北海道大学 "縁"(えん)」というところがある.このチームは,ある意味もっとも有名なチームである.なぜなら,このチームは,演舞中に服を脱ぐのである.ただ単に,服を脱ぐなら軽犯罪や公然猥褻罪の類に該当するだろうが,"名物"として,野郎衆が赤いふんどし姿になって舞うのである.祭りで,ふんどし姿になることは良くあるだろう.勇ましいとか男らしいとかあるだろうが,舞の中でやるこの趣向は"ウケ"ねらいに行っているように私には見える.また,舞台に上がって見たい,見たくないに関係なしに赤ふん一丁に上がること自体に問題がありそうな気がする.意味無くふんどし姿になることは無いだろう.滝に打たれたり,水や防火が関係する祭典では,ふんどしやまわし,締め込み姿が見られるが,YOSAKOIソーランの舞のどこらへんに"ふんどし"にしなければならない理由が存在するのであろうか?また,はだか祭りのようにふんどし一丁であることが,祭りの趣旨としてあるならばふんどしでも良いだろう.私は,何もふんどしを反対するわけではない.祭りにふんどし姿で神輿を担いだり,クソ冷たい水を被ったり,入ったりするときにふんどしであることに異論は無い.しかし,YOSAKOIソーランチームのそれには,祭りの趣旨や身を清めるわけでもなく,舞の中で,あたかも観客のウケねらいでふんどし姿になることが腹立たしいのだ!「ウケではない」ならその理由を聞いてみたいが,少なくとも理由の知らされていない一道民からはそのように映った.それに,観客の中でも,ふんどしに対して笑い流す人もいれば,目線をそらしてしまう人もいるだろう.私とて,野郎の意味の分からぬふんどし姿に面白さは感じない.笑い流せた人は,「馬鹿な奴らやな~」と思うかもしれないが,彼らは北海道の国立大学に在籍する学生で,"馬鹿"ではないのだ.ちなみに,高知のよさこい祭りに感動した学生も北大生だったらしい.こうなると,「北大内でやれよ!」と思えてくる.これ以外のチームに関しても色々ありますが,毎年不思議に思うのがこのチームです.「赤ふんが無かったらこのチームはどう評価されるのだろう」ということを思いながら見ている.
結局,夏に他県からの観光客を呼ぶ手段として続けられているわけですが,理由もなく,面白くもない祭りに参加する気にはなれなかった.補足すると,踊り子達は楽しいわけです.しかし,見ている方は,必ずしも楽しくないのです.もっと言うと,1度見たらもう見に来ないのです.最近は,見てると腹立ちますよ.中には,もうすぐヨサコイ騒乱という騒音公害と公道占拠が始まりますが「もうすぐよさこい騒乱という騒音公害と公道占拠が始まりますが」なんていう BBS がありますが,心境としてはわからなくもありません.
記憶が定かではありませんが,(たぶん)「岸和田だんじり祭り」が行われる地元では,祭りが行われる時期には会社なども休みになり,地域全体として,祭りに取り組むそうです.このようなことは,北海道ではまず考えられず,そこに地域と主催や参加者側との温度差を感じます.
前述したように,北海道は歴史が浅いですし,有名な祭りとしても「さっぽろ雪まつり」がありますが,神輿担いだりすることは無く,淡々とした感じで,感想としては「すごいね~」で終わってしまうことがほとんどでしょう."雪"を中心とした祭典であるため,街全体がクールダウンしてしまい,熱気とは縁遠いですし,みんなが楽しくなるというよりは,やはり"見るだけ"感が強く,"楽しい"と感じない場合もある.北海道に1度だけではなく,「また来たい!」と思ってもらうには,やはり,参加して楽しく,見て楽しい祭りでなければならないだろう.ただ見るだけのために,クソ寒い北の国に何度も行きたいと思う人もなかなかいないだろう.見ているだけで祭りの熱さが伝わり,気づいたら寒さも忘れるほどの興奮を与えられる北海道発の祭りが誕生することを願いたい.私は,すでに北海道を離れた身なので,苦言はこのくらいにしておこう.
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