Simple Happy Life

毎日毎日。ごはん作って。ごはん食べて。笑って、怒って、泣いて。そしてまた笑って。そんなフツーの日々の記録です。

備忘録その3~知的格差について考えた

2010年11月20日 | まなびー
まだ続く備忘録(笑)

今週の月曜日は、大学院の教授のご紹介で
ちょっとした勉強会に参加させてもらいました。
ちょっとしたなんて書いてますが、あらためて振り返ると
アタシみたいなんが参加できるような勉強会ではありませんでした

当日はおまけ程度に受付などを手伝ったのですが、名簿見てひょえ~
アタシこんなトコロにいていいのか? 動揺を押し隠してニッコリ笑顔
これだけでも充分な経験でございました(笑)

この日の講演者は(株)コマツの萩原相談役。
あらためて読み直しているというギボンの『ローマ帝国衰亡史』をマクラに、
ニッポンの現状と行く末について、的確な引用でバッサリと表現されてました(笑)
やはり経営者というのは歴史から多くを学ぶものなんだなぁとココロの底から納得。
この引用部分を探すためにも、いよいよ読まにゃぁならんかのう;ギボン。
本と出会うきっかけはやっぱり縁だからね。

この日のお話は、なぜか農業。
京都や岩手のいわゆる”過疎”の集落にフィールドワークに行って以来、
農業問題に関心が向いていて(ヨースルニ幸せなほど単純なのよ
個人的に「農業」について調べているところだったりして。
たくさんの示唆をいただいたお話でしたありがたいご縁に感謝。

ででで。農業についてももちろん考えた。んですが。
何より感じたのは、こうした知識や知性を分け合う場の存在。
こういう場が存在することを知っているか、いないか。
自ら学ぼうとするか、しないか。の差だと思うんだけど。

このちょっとの差が知的な格差につながって。属性の差として顕在化し。
そしてそれが経済的な格差として固定化されるのだなと。

交流会にもちゃっかり参加させてもらいながら(笑)
そんなことを考えていたわけだけど。。これって、ホントに怖いコト
子どもにとっては特に。子どもたちが自ら学ぼうという大人との接点があったか。
気づきの種が蒔かれたかどうか。種が芽吹くかどうかはまた別の話で。。
そのことの持つ意味を考えてしまいました。

ところで。9月入学の1年コースの同級生に、県立高校の先生がいます。
部活をごめんなさい して、ほぼ毎日早稲田に通ってきてます。
ごめんなさいの気持ちの代わりに、生徒たちに向けて部活ノートに毎日、
大学院で学んだコトや気持ちを書いて伝えてるんだって。

この1年、部活は見れないかもしれないけど、彼の生徒さんたちには
将来にとっての財産につながる大切な贈り物になると思うな
自分の姿勢も社会に還元できるものなんだなーと彼を見ていて感じます。

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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
教育 (小川)
2010-11-20 23:17:12
〈子どもたちが自ら学ぼうという大人との接点があったか。気づきの種が蒔かれたかどうか。〉

これは、教育に一番だいじなところかもしれません。
その高校の先生、じつに良い仕事をしていると思います。
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教えるべくは (もも)
2010-11-21 09:00:03
小川さん、おはようございます

コメントありがとうございますー。
そう。彼の生徒さんはラッキーだなぁと。
これって本質の部分ですよね。世界が広がるかどうか。
TVやニュースでよく聞く「内向き」という言葉。
ココがなかったのかしら? なんて思っちゃいました
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農業 (@おとふけ)
2010-11-22 20:58:56
私の周囲には、ここが日本かと思われるような農業が存在しています。
私はこれが当たり前のものだと思って育ったわけですが、社会に出て、更には道外にも出かけるようになってから「これは特殊だったんだ。」ということがわかりました。
現実逃避したいときには是非ともお越しください。パスポート使わずに異国の地です。
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とうもろこし (もも)
2010-11-23 10:18:53
@おとふけさん、おはようございます

わたしのアタマの中には、@おとふけさんに送ってもらった
「とうもろこし」の味がよみがえってます。うまかったなぁ
その「特殊さ」は検討もつかないのですが(笑) 一度は行かないとだね。
学生の間に行こうかな。その時はよろぴこ
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追伸 (@おとふけ)
2010-11-23 16:49:27
大事なこと忘れてました。
冬は寒いです。しかも、見るところがあまりありません。寒さを楽しむ目的なら歓迎ですけどね。7月とかがきれいかな。小麦刈る前くらい。金色の麦を見ながら、金色で、上に白い泡でフタをした魔法の液体を飲むなんて素敵です。
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