Simple Happy Life

毎日毎日。ごはん作って。ごはん食べて。笑って、怒って、泣いて。そしてまた笑って。そんなフツーの日々の記録です。

備忘録その4~政治と行政について考えた

2010年11月21日 | まなびー
しつこいくらいの備忘録(笑)
アウトプットが追いついてないのだっ

今週の水曜日は、うちの研究科と人事院が共催した意見公開会に参加。
テーマはドイツとイギリスの幹部国家公務員人事について。
ゲストは、両国のいわゆる人事院の総裁です。

幹部国家公務員っちゅーと。日本でいうトコロの国家一種のキャリア。
その中の幹部候補生のお話という Best of Best。Top Gun みたいなもんか。
ま、アタシからしたら雲の上のヒトたちの話なんだけど。
コーディネータが指導教官の(と勝手に思っている)I教授。

それだけでも行くべし!なんだけど。それに加えて。
狭い教室の中で、そんな偉い人の話を聴く機会などそうあるもんじゃないし。
一夜漬けでドイツ、イギリスの公務員制度を薄っぺら~く詰め込んでGo!
教授がまとめてくれた独英日の3国比較の表が、理解を深める手助けをしてくれて。
特にイギリスはよくお手本として取り上げられてたりもするし。
「ほー。へー。あぁ、コレがアレなんだ(笑)」と思いながら楽しみました。

印象に残ってるのはドイツの人事院総裁がマクラで話したドイツの諺。

 「政府は消滅していくものだが 行政は存続していくもの」

政権交代やら何やらで変化があったって何だって
人が豊かに共に暮らしていくためには、しっかと根を下ろしたバランスのいい行政が必要。
これは国が変わろうが、Top Gun だろうが、役場の事務員だろうが同じコト。

政治と行政はその存在の意味や在処が違うわけで。
誰に、何に仕えるのか、ココを自分の中でクリアにして法律に則って粛々と仕事する。
コレが行政官にとって帰るべき原点なんだろなー。

イギリスでは「公務員はときの政権の奉仕者」。
これはこれで分かりやすいのかもしれないけど、公職がOpen Competition になってる
官民の人材交流、雇用の流動化が進んでるイギリスだからこそ。
憲法にもあるように、日本じゃやっぱり「公務員は全体の奉仕者」なのだ。

ココを忘れないようにするための装置が、国民や世論だったりするんだろうけど。
大衆心理っちゅーのは環境が作っちゃうものだったりもして。それはそれでキケン。
すぐ思い出せるもっとリアルでミクロな存在をセットしておかないといけないね。

先日の古川貞二郎先生もこうおっしゃっていたなぁ。
 「ポストは預かりもの。誰から預かっているかを忘れちゃいけない」

ところで。
意見交換会終了後、教授たち&事務の方のご配慮で、ランチにもいらっしゃいと。
もちろんゲストもご一緒。英語でのミールトークはツライんだけど …と思いつつ
人事院総裁と直接話す機会なんて、もう2度とないだろうし。お昼代浮くし

イギリスの人事委員会委員長は、定期的にエリザベス女王に謁見しちゃうお方らしく。
そんなコト吹き込まれた後で「さぁ話してこーい」なんて言われたって…ねぇ教授
でもま、いざとなれば通訳いるし(そしてもちろん必要になった。くやしい
ま、とにかく。とてもフレンドリーな、下町のお母さんのような素敵な女性でした(笑)
恐れ多いことに、My 研究についてのアドバイスも頂いたりして。ラッキーでした

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